定板も準備ができたところで、先ず主翼から製作を始めます。
シートからバラバラにならないように、カットラインの一部が0.5mm程度カットせづに残されているので、そこのところをもって少し曲げるとペッキ!ペッキ!と簡単に外すことができます。
この感触が結構気持ち良かったりします。
ダイカットキットの古いのみたいに、完全にカットの刃が通ってなくてカッターナイフで切り取るとようなことは、ありません。
この、カット面の白いところがシートとパーツのつながっていた部分です。
バルサシートの木目を上手く生かして少しの力で簡単に外せるように考えてあります。
切り口をそのままにしておいても、問題無いですが気になるようならサンディングペーパーを軽く当てておくと良いでしょう。
その際は、力を入れずになぜる程度にしてください。
仮組みのリブが定板から浮き上がってしまわないようにマチ針で仮止めしてゆきます。
このキットは、主翼が曲がり無く組み立てられるようにリブの後縁側の下に治具が一緒に成形されていてこれを定板から浮かないようにすると歪みの無い翼が簡単に製作できるように工夫されています。
直角を出すところは、L字曲尺や三角定規を使って正確にあわせておきます。
この時点では、まだ接着はしていません。
このマチ針ですが、手芸用品店で売っている500円ぐらいの物が良いです。
以前安物を買って使ったら止めるときは、良いのですが外すときに引っ張ると頭についている丸いところが取れてしまって、ペンチではさんで外さないといけなくなっったことがありました。
こんな感じで、先ず仮組みをして歪みの無い正確な主翼を作るように注意していきます。
完成機が、一般的になってきている中で模型の原点である作る楽しみを感られるのがバルサキットです。