iSDT Q6 Plus DC Charger GDT100

このたび、株式会社ジーフォースによる正規輸入品、iSDT社製Q6 Plus DC Charger GDT100 の取り扱いを開始致しました。
Charger(充電器)電器という名前ですが、充電、放電、リチウム系バッテリーの保管(ストレージ)の3つのモードを持っている多機能充放電器です。
大きな特徴は、8cm四方のコンパクトボディーです。
そのほか、日本語表示のカラー液晶パネル、そしてリポを始めリフェ、ニッケル水素、ニッカド、鉛電池などモデラーが通常使う充電池をほぼカバーしています。

また、小さなボディに似合わず最大300W/14A充電という大きな能力も持っています。
放電も最大3A、8Wの能力を持っていますのでリポの保管放電(ストレージ)も比較的短時間で行うことが出来ます。

放電の際は、電圧にもよりますが結構な熱が出ますので、その際の冷却用ファンもしっかり装備されています。

使用する際は、まず向かって左側に親バッテリーあるいは直流安定化電源を接続します。親バッテリーの電圧は7Vから32Vまで幅広く対応しています。
一方、右側には充電池を接続します。リチウム系バッテリーの場合はバランスコネクタも接続します。
なお、バランスコネクタ端子の規格は当店で取り扱っているTahmazoリポに使用しているJST-XHタイプになっています。

で、こちらは3セルのリポを充電中の画面になります。
オレンジ色のバックが鮮やかですね。

この充電画面、充電中はずっとオレンジのままかというとそうではなく、充電完了になれば青に変わることで細かく充電状況を知らせてくれます。
写真は容量71%で通常充電中ですのでオレンジになっています。
リチウム系バッテリーの場合はバランス充電中の各セルの電圧も下に表示されます。

放電モードの場合、画面はピンクになります。
判りやすいですよね。
画面の中段には「LiPo-3S放電中」と表示されています。
数値は「放電」ですからマイナス表示になります。

こちらの紫の画面は、リポバッテリーの保管に欠かせない「ストレージ放電」の画面です。
もちろん保管時の電圧も自由に設定できます。

付属品は入力、出力ポートに使用するコネクタが2セット入っています。
このほか、日本語の取扱説明書も入っています。

いかがですか。コンパクトながら多機能のiSDT Q6 Plus DC Charger GDT100 を、ぜひツールボックスに加えていただきたいと思います。


キットレビュー OK模型「ラベンダー」

ラジコン専門誌でも紹介されているOK模型の新作バルサキット・モーターグライダーのラベンダー、品薄という事で希望数が入荷せず、お店に出してもすぐに売り切れてしまう状態が続いていたのですが、ようやく十分な量が入荷しました。

そこで、今回はこのラベンダーのキットを簡単にご紹介させていただく事にしました

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OK模型が最近力を入れている、バルサキット組み立て入門者にも取り組みやすい飛行機のシリーズという事で、本当に初めてバルサキットの組み立てに挑戦される方向けの「オリンピア」の次に位置するレベルの機体です。

 

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キットの中身はというと、バルサ板やベニヤ板にレーザー加工を施した翼や胴体のパーツがメインで、あとは前縁材やスパー材などの棒材が入っています。
そのほかはピアノ線のリンケージパーツが入っていますが、機体が比較的小型ですので、こじんまりとシンプルにパッケージされています。
もちろん、日本語の組立説明付き原寸大の印刷図面も入っています。最後にご説明しますが、この図面こそがキットの大きな特徴になっているんです。

 

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キットの中身ですが、バルサ板やベニヤ板には写真のように精密なレーザー加工がされています。
写真はベニヤパーツですが、ご覧のようにパーツがびっしりと並んでいます。取り外すときに細い部分が折れないように細心の注意を払うのはもちろんですが、その前に部品の記号と番号を正確に書き込んでおくことが大切です。
先にバラバラにしてしまうと、よく似た部品が多いのであとで部品名が判らなくなるという羽目になってしまうので要注意です。

 

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その部品名を記入する時に使うのがこの図面(設計図)です。
ご覧のように、原寸大(実物大)の機体の図面とともに、レーザーカット部品のレイアウト図、そして写真入りの組み立て説明書がびっしりと書き込まれています。

この図面、特に組立説明書の部分は文字が小さくて見るのがツライと思っていたのですが、OK模型が新しい試みとして、組立説明書をホームページからダウンロードできるようにしているのを知りました。

これは画期的な事ですよね。

その場所がこちらです。
PDFファイルになっていますので、ダウンロードしてタブレット端末に表示することが出来ます。ですから、画像や文字を拡大表示することが出来、置き場所を選ばないタブレット端末で説明書を見ながら作業を進めることが出来ます。特によく似た形が多いレーザーカット部品のレイアウト図を拡大してみることが出来るのは助かりますね。

ぜひ一度覗いて見てください。

 

 

 


オリンピア 胴体を見る(2)

前回、グライダー大会観戦記でお休みしましたが、再びオリンピア箱開けシリーズに戻ります。

初めてバルサキットに挑戦するモデラーのための飛行機という事で、設計者の気遣いやこだわりをあちこちに見る事が出来るオリンピアですが、今回は胴体のプランク(板張り)について見てみましょう。

(その1)で見た通り、胴体はほぼ完成しているのですが、胴体の上面と下面にベニヤ板やバルサ板のプランク板を貼る作業が残っています。

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プランク作業で注意することは、胴 体に貼るバルサのプランク材は加わる力の向きの関係で木目を胴体の縦方向(進む方向)に対して横方向にしなければならないんです。一枚の長い板をべったりと貼るのでなく、一枚一枚を貼る場所の胴体の幅に合わせてカットしなければならないんですね。当然オリンピアのレーザーカット部品もそのように一枚づつ幅が変わっているんですが、ここから先に一工夫があります。

 

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こ れがレーザーカットされたオリンピアのプランク板です。当然のことながら、それぞれのパーツの幅が違っていますよね。そして、よく見ると、前後の端が直線でなくジグソーパズルのように異なった形に レーザーカットされているのがお判りでしょうか。この形を合わせながら板を貼ってゆくことで、貼る順番を間違わずしかも歪まずにきっちりと貼ること が出来るんですね。

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組立説明書はこんな具合です。ここで、よく見ると上面のジグソーパズルの線は直線の組み合わせで、下面の組み合わせは曲線の組み合わせになっていますよね。

 

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実物はこんな具合です。手前が直線で上面用、奥が曲線で下面用です。こうすることで、同じ幅の所でも上下を間違えたり上か下か考える必要が無くなるはずです。
ちょっとした気配りというか、設計者の遊び心が感じられるところですね。

胴体からは外れますが、同じプランクということで主翼中央部分はどうなっているかというと・・・

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一枚づつ合わせ目の切り欠きの形を変えてありますね。これなら前後を間違えることなく作業が出来ます。それと細かいことですが、左右のプランクの突合せ面、一見直線のように見えますが実はここは翼の上面のカーブと上反角の加減で微妙にカーブを描いた形になります。ここをピッタリと合うように削るのはベテランモデラーでも苦労するところなんですが、オリンピアの場合はそのような形に初めからレーザーカットされていますので、多分ほとんどの方は気づかずに作業を終わられると思います。なかなか奥が深いですね。

 

と いう事で、4回にわたって「半生地完成キット」というあまり聞きなれないパターンの機体「オリンピアの中身を見てきました。箱を開けてざっと見ただけで も、正確に組まなければならない箇所や組立が難しい部分、そして不慣れな方が間違えやすいところがすでに出来上がっており、残った部分もこれまでのキットになかった工夫がされていますので、初めてバルサキットに取 り組まれる方にはうってつけの機体が現れたとの印象を受けました。
また、メーカーからはこのオリンピア専用のフィルムセットも発売されましたので、そちらもどんなものか近いうちにレビューを掲載したいと思っています。

 

F450-800

さて、次回はトップモデルが販売を開始したマルチコプター「TOP MODEL F450」をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 


テトラVEGA-28 キットの箱を、開けてみた。

先日から新たに取り扱いを始めたテトラ製キット数点のなかから、小型電動機「テトラ ベガ VG-28E バルサキット」をご紹介しようと思います。

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キットの全てのパーツは、11cm x 61cmほどの、小さい箱に収められています。

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青焼きの図面が入っています。

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キットの組み立て、飛行に別途必要なパーツが書かれています。
30φのタイヤや、リンケージ用のピアノ線などは入っていませんので、こちらも別途準備してください。

より軽く仕上げるために、フィルムはEライトフィルムがおすすめですよ。

パワーユニットは280モーター推奨とのことですが、お好みの飛行スタイルなどに合わせて、ブラシレスモーターやESCを選んで積まれればいいと思います。
例えば機体はPILOT 電動パイパーカブJ-3と似たような大きさですので、そちらを参考になさってもいいのではないでしょうか。

瞬間接着剤サンディングブロックも、キットの組み立てには必要です。お持ちで無い方は別途ご準備ください。

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ベニヤ、バルサのパーツです。ダイカット(型抜き)のシートがほとんどです。
パーツ点数はどちらかというと少なめなように思います。

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スパーなどの棒材には、パーツがはまる位置にあらかじめミゾが切られています。
これが組みやすいと定評のあるテトラのスロット・イン方式のキットの要だと言えるでしょう。
また、ダイカットシート以外のパーツにはそれぞれパーツ番号のスタンプが押されていますので分かりやすいですね。

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金属パーツは、メインギヤやエルロンコントロールホーンなどが入っています。
右上の「アルミバンド」ですが、

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エルロンサーボを主翼に固定するために使用するパーツのようです。

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シートヒンジはプラスチック製のものが入っています。

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小ぶりなカウリングとキャノピーも入っています。

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デカールです。

キットのセット内容は以上になっています。
飛行に必要なパーツがすべて入っているわけではなく、工作技術も必要ですので、中・上級者向けのキットです。
翼巾850mmの、どちらかというと小ぶりな電動スポーツ機です。
飛行場に持っていく機体のラインナップに、加えてみてはいかがでしょうか?

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例えばこちらのTahmazo ワットメーターも、人気商品の一つです。
バッテリーとESCなどの使用機器の間に取り付ければ、写真のように電流(A)、電圧(V)、電力(W)、電気量(mAh)の4つの数値がリアルタイムで表示されますので、これを使ってプロペラやモーターの選定や負荷チェックができます。
モーターやESCを燃やしてしまったり、バッテリーを傷めることなく安全に電動機を楽しむための必需品の一つと言えます。

 

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コネクターは付属していません(写真は別売のゴールドコネクターをはんだ付けし、シュリンクチューブで仕上げた例)ので、お手持ちのコネクターを取り付けて使用していただけます。

クランプメーターやテスターを使うのとは違って、多くの情報が一度にチェックできるのがいいですよね。

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