カモミールを作ろう! その1

前回までのコンボ 25Lを作るシリーズは一旦お休みして、
今回からPILOT カモミール DXの組み立てからメカ積みまでをご紹介します。
メカ搭載済み完全完成機のご注文があったので、工作の工程を公開しちゃおうというわけです。

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キットの中身です。詳細は
PILOT カモミール キットの箱を開けてみた。その1
PILOT カモミール キットの箱を開けてみた。その2
でご紹介しています。よろしければチェックしてください。

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では、まず主翼から組み立てていきます。

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翼端と外翼を、スーパーマイクロバルーンを混ぜたエポキシ接着剤で接着します。
貼り合わせる部分は綺麗にフィルムを取っておきます。

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先に下面にマスキングテープを貼っておくと、接着剤がはみ出ないので作業がしやすいです。

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説明書通りの高さ(36mm)まで翼端を上げて、セロテープで固定して接着剤の硬化を待ちます。はみ出た接着剤は、硬化する前にアルコールを浸したウエス等でふき取っておきます。

硬化を待つ間に、尾翼を組み立てておきましょう。

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組立用の治具のパーツが入っていますので、組み立てて、瞬間接着剤OKボンドFXで固定します。
尾翼と三角材セットして指で押さえておき、

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両方の尾翼をそろえて、

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裏から瞬間接着剤OKボンドFXを流します。 仮止めなので、気持ち少なめに流します。

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説明書のV尾翼の角度105°の絵(写真左下)から型紙を起こして、その型紙の通りになるように尾翼を修正します。上からも瞬間接着剤を流して完全に固定します。

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翼端が接着できたので、エルロンサーボを積んでいきます。

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下準備として、エルロンサーボが入る部分や、コントロールホーンを接着する部分を、周囲のフィルムをしっかりアイロンで押さえておいてから切り取ります。
サーボにシュリンクチューブを被せてヒートガンで熱して縮めます。サーボコードと延長コードを繋いで、抜け防止のシュリンクチューブを被せて同様に縮めておきます。
サーボに被せるシュリンクチューブは、サーボを取り外したい場合にシュリンクチューブを切れば、サーボも主翼も綺麗なままで取り外せるという寸法です。

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サーボコードはそのままではなかなか通しにくいので、まず帯状の紙を先に通します。
ふにゃふにゃと曲がらないように、折り目をつけたり、あればフプラ板等を使ってもいいでしょう。
その先に、サーボのコネクターを固定して、

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シュッと引っ張ると簡単に通ります。先に通すのは糸でもいいのですが、紙や板切れの方が簡単です。

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サーボテスターでニュートラルを出し、リンケージします。ただしこのサーボテスターで出したニュートラルは1500μSの設定になっています。FUTABAのプロポは1520μSがニュートラルになり、少しずれますので、サブトリムで調整して正しい位置に舵のニュートラルが出るようにして下さい。
エルロンのニュートラルを確認して、サーボを瞬間接着剤OKボンドHWで接着します。

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サーボカバーを半分に切って、両面テープで接着します。
カバーはコントロールホーンに被るようにしておくと、着陸時に草が引っかかりにくくなります。
よくこのカバーが抵抗になると考えて、装着しなかったりする方もおられるようですが、このカバーはコントロールホーンを保護するために重要なものです。

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これで、主翼の主な加工は完了です。中央翼はサーボコード組み込み済みで、外翼とは現場にてカンザシで繋いでテープで固定して飛行させます。

次回は肝心な尾翼の取付と、サーボの積み込みをして完成させます。

 

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