BAIA

RCAWのDVDマガジンとラジ技の取材のために、低翼スタント練習機の「BAIA」を作成することになりました。

Imgp1422 パッケージは、こんな感じです。
完成機なので、製作はそんなに難しくありません。

Imgp1432 中身は、皆さんがよく知っている一般的な完成機キットと同じような構成になっています。
バルサリブ組みフィルム貼りの胴体と翼に始まり、タンク・タイヤ・リンゲージ類までパッケージされています。

 

ヨーロッパのキットだけにカラーリングがとてもお洒落です。
このカラーが、上空で結構目立って解りやすいです。

Imgp1434 設計図は、無いですがフルカラーの説明書がついていて、英語とチェコ語で解説されていますが、読めなくても写真を見て解るようになっています。

 

Imgp1435 先ず、主翼から作成します。
この機体は、エルロンを中央に積んだ1個のサーボでコントロールするようになっているので、サーボを積む部分のフィルムを切り取っておきます。
このときは、よく切れる薄刃のカッターを使うと楽に切れます。

Imgp1437 次に、結合部分に折り返して貼ってあるフィルムをカッターで切り取っておきます。
これをしておかないと接着が上手く出来ない場合があるので必ず取っておきます。
このときにリブまで削ってしまわないように気をつけてください。

Imgp1438 左右の翼の中央リブのところを上と同じ作業をしておきます。
この写真は、上の翼がフィルムをとる前と下の翼が取った後になっています。

 

Imgp1441 接合に使うカンザシの中央を図って印を付けておきます。
この印は、上半角が付く翼の場合は特に手抜きしないでしておきます。
このキットの場合は、説明書に上半角の目安が書いていないのですが、ここでキチンとしておけば、適切な上半角が付くようになっています。

これで主翼を接合する準備ができましたので、次回は接着に写ります。


FLOH Vol.6

FLOHも最終段階になりました。

Fl23 尾翼を取り付けるところの下の部分にコントロールロッドを出すための穴を開けるための印をつけます。
今回ロッドには、テトラ製のロッドアジャスターMH90を使用しました。
このロッドは、0.8mmX900mmのピアノ線にアジャスターが付いていて小型軽量の機体のリンゲージにちょうど良いサイズです。

Fl24_1 印を付けたところにルーターでロッドのアウターパイプが入るように穴をあけます。
そのときに、ロッドが無理に曲がらないように穴の長さを調整してください。

Fl27_2 ロッドのアウターパイプは、動かないようにサーボ側と尾翼側を接着して固定しておきます。
尾翼側の固定は、マイクロバルーンを混ぜたエポキシで固定しておくとよいでしょう。

Fl25 コントロールホーンは、市販の小型の物を使用しても良いのですが、今回はカーボンキュアシートで作成しました。
手持ちのシートが、0.2mmの薄い物しかなかったので、3枚を張り合わせて作ることにしました。

Fl26 出来上がったコントロールホーンを、動翼のバルサに切り込みを入れて差込、瞬間接着剤で接着します。
このときもロッドが無理に曲がらずスムーズに動くように位置決めをしてください。

Fl28 リンゲージをする前に、サーボのニュートラルを出しておきます。
以前は、受信機をつないでプロポで実際にニュートラルをだしていたのですが、最近は、OK模型さんのサーボテスターを使ってニュートラルを出しておきます。
これを使うとプロポを出さなくても簡単にニュートラルを出すことができるし自動サーボをで動かすことが出来るため新品のサーボの場合などの場合は、ギアのならしもできるのでとても重宝しています。
Fl33 あとは、リンゲージをして受信機等をつなげれば、完成です。
モーターとプロペラは、お勧めの組み合わせを専用ユニットとして用意してみました。
バッテリーは、当社のHot-Lipsの3S750で十分です。
この機体は、非常に軽量で浮きも良いのでサーマルでもスロープの風待ちの時などにも楽しめる機体に仕上がりました。

たまには、サーマルを拾いながらのんびり飛ばすのも面白いですよ。


ラジ技の取材がやってきた・・・

今日は、ラジコン技術の取材にで、関西模型飛行場に行ってきました。
さすがに京都の夏は、強烈に暑いです。
今日の取材は、OK模型さんとの合同です。

Rct1 これは、OK模型さんが実験協力されている奈良の某大学の実験機です。
「ACT40」の下に実験装置が搭載されたユニットが取り付けられています。

Rct7_1 このユニットの中に特殊なカメラやGPSに高度計等の機器が満載されています。
なんと搭載されているカメラだけで100万円だそうです。(@_@;)
機体も全備重量が4kg位あるのですが、「ACT40」はそれを軽々と積んで飛行していたのには、関心しました。

Rct6 先ずは、OK模型の伊東さんが、ラジコン技術誌の山本さんに新作機の「EPレインボー」の取材を受けています。
この機体の他に、「Dago Red RS」と「パプリカ」も取材されていました。

Rdt3 飛行は、高松社長が自らされていました。
さすが、メーカーさんです取材飛行になれされているようで、カメラマンのリクエストした飛行を完璧にされていました。
カメラマンの方もさすがです。
Rct5 飛んでいる飛行機を撮影するのは、非常に難しいのですが私も、今回始めて一眼レフのデジカメで飛んでいる飛行機の撮影にチャレンジしてみましたが、なかなか思ったところで撮れません。
何回も写してやっとこの一枚が撮れました。

つぎは、うちの「BAIA」の取材です。
「伊東さ~ん、ブログのネタにしたいから写真お願いしま~す。」

Rct2_1なんて、ちょっと無理をお願いしてしまいました。m(__)m

まずは、機体の内部を撮影してもらってます。

Rct8_1 主翼をつけての撮影です。
「はい、少し機首を下げて・・・右の翼を上げて・・・」
なかなか、かっこ良く飛行機を撮影するのも難しいようですね。

Rct9 「はい、次は裏を撮りますよ・・・機体を持って裏向けてください。」

よしよし、機体でお腹を隠しておこう・・・(^ε^;)

Rct13 飛びを撮影してもらったのですが・・・

「すいませ、もっと低いところで翼をこっちに向けてください・・・」

Rct10_1 うっっ・・・なかなか思ったところを飛んでくれません。

「あの~もう少し低いところでお願いします・・・緑がほしいので・・・」

Rct12  「はい~・・・」返事は、いいのですが本人は結構緊張ぎみで、必死に飛ばしています。
メジャーデビューも大変です。

飛行場の強烈な暑さと、緊張したのと汗だく状態です。
これで、少しぐらい痩せたらいいんですけどね・・・・(^_^;)


FLOH Vol5

主翼の加工としては、ダウエルの取り付けと取付ビスの穴を開ける作業があります。

Fl29 この主翼は、左右2分割になっていて鉄製のカンザシ2本を使って左右の翼をつなぎます。
胴体の中央と主翼の中央をあわせてダウエルの穴を開ける所にマジック等で印をつけます。

Fl30 印を付けたところにルーター等を使って穴を開けます。
主翼の方にもダウエルの入る穴をドリルなどで開けダウエルにエポキシをつけて主翼に開けた穴に接着します。

Fl31 ダウエルの接着が出来たら取付ビスの入る穴を開けます。
この機体は、タッピングビスで主翼を留めるようになっているので胴体のタッピングが入るところの裏側にベニアを接着しておきます。
これで主翼の加工は、終わりです。

Fl21 尾翼は、左右の動翼をヒンジテープで止めます。
先ず写真のように動翼を尾翼を重ねた状態でテープを貼ります。

Fl22 次に動翼を伸ばして上からテープを貼ります。
こうすることで、尾翼と動翼の間に適当な感覚が空いてスムーズに動くようになります。
逆にすると感覚が狭すぎて動きが渋くなります。

あとは、リンゲージをすると完成になりますが続きは、次回に紹介します。


FLOH Vol4

胴体が出来たところで主翼にうつります。

もともと主翼は、完成しているのでそのままでも良いのですが今回は旋回性を良くするために翼端の上半角を少し増やすことにしました。

Fl2 FLOHの主翼は、このように翼端に上半角がついています。
中心部分にも少し上半角がついているので、二段上半角になっています。

Fl4 元の上半角は、翼端で8cmになっているのですが、これを2cmほど増やしてやることにします。

Fl5 この機体は、上半角のついているリブの部分にスパーが無くイモ付けの状態なので接着されている部分をカッターで注意して切り離します。

Fl6切り離したリブの部分をサンディングペーパーで削って角度を増やします。
すこしづつ削って現物合わせで上半角が10cmになるようにします。
この時削るリブは、片方ではなく両方のリブを削るようにします。

Fl34  このように、上半角を増やすことができたら、マイクロバルーンを混ぜ込んだエポキシで再度接着します。
このときに、上半角が変わらないようにカイモノなどをいれて固定してしますが、翼がねじれないように気をつけてください。

Fl20 接着が出来たら元のフィルムと同色のフィルムで、つなぎ目を補修して完成です。

ラダー機で、飛ばしてみて旋回性能が良くない場合は、このように上半角を増やしてやることで、旋回性能が格段に向上します。
ただ、どのぐらい増やすかは、機体によってことなりますので最初から極端に増やすのではなく面倒でも、実際に飛ばしてみて決めるしかないようです、何機かやってみるとだいたいの感覚は、付くとおもいます。