思い切って機首を切り落としたところで、モーターを載せるためのマウントをさくせいします。
治具にあわせて3~4mm厚のベニアを切り出します。
ただし、説明書についているマウントの図面は、400クラスのブラシモーターに合わせた図面になっています。
今回はブラシレスを載せるのでモーター取り付けのビス穴は、実際に乗せるモーターに合わせて加工します。
切り出したベニアそのままでも良いのですが、補強のためにベニアの両面にカーボンを瞬間で貼っておきます。
後写真には、無いのですがビス穴の片側をビスの頭が出ないようにザグリを入れておきます。
これをしておかないとプロペラハブがビスの頭に当たってしまいます。
出来上がったプレートを機首の内側から取り付けるのですが、その作業をやりやすくするのと、スラスト角度が解りやすくするために、プレートの中心に合わせてボルトを仮止めしておきます。
プレートの接着には、マイクロバルーンを混ぜたエポキシをたっぷりつけて接着します。
プレートに着けた接着剤が入らないところに着かないように、気をつけながら機首の内側からプレートを入れます。
後は、エポキシが硬化しないうちにスラスト角度を調整します。
説明書では、ダウンスラスト6度と書いてありますが、ブラシレスモーターを使用するのであればもう1~2度くらい多く付けても良いと思います。
このときに、ドライヤーで少しエポキシを暖めてやると接着面になじんで良いでしょう。
機首を少し小さめにカットしておいたので、エポキシが硬化してからプレート面にあわせて、サンディングペーパーを使って削って仕上げればモーターマウンド部分は、出来上がりです。
それと、写真でもおわかりだと思いますが、ネジ穴のほかにモーターの冷却のための空気穴を開けるのも忘れないでください。
このあたりの、加工をするのにルーターがあると非常に楽に加工できるので良いと思います。