DAGO REDの修理3

さて、修理の続きです。
胴枠の折れたところを修理をしたら次は、外れてしまった機首の部分を元に戻していきます。

Syuuri25 作業がやりやすいようにフィレットや機首のアンダーカバーなどのタフレックス製のパーツを一旦外しておきます。
その際、無理に外そうとするとパーツが欠けたり外皮が剥がれたりしますので、注意してはずしてください。

Syuuri23 スチレンペーパーから、外皮のプリントが剥がれているところは、エポキシかスチロール用の接着剤で接着しておきます。

Syuuri13 機首の胴枠を接着するタフレックス製のトップカバーの接着部分をアルコールでしっかり脱脂しておきます。

Syuuri27 タフレックスは、エポキシや瞬間が効かないのでスーパーXなどのシリコン系接着剤をたっぷりつけて接着します。

Syuuri28 胴枠の折れた部分は、前回と同じように元の状態につなぎ合わせて瞬間で固定して、表面をサンドペーパーで均しておきます。

Syuuri29_1 こちらの部分もグラスマットを使って補強しておきます。
この部部は、上からスチレンペーパーの外皮が被りますので、添木をすることが出来ませんのでグラスマットやカーボンクロスなどの薄くて強度が出せるもの使います。

Syuuri41 外皮のスチレンペーパーはちぎれているところにセロテープを外側から貼っておきます。

Syuuri34 セロテープを貼った裏から5分間エポキシにマイクロバルーンを混ぜたもので埋めていきます。
ヘラでエポキシをつけドライヤーであたためてエポキシが隅まで流れこむようにします。

Syuuri33ただし、熱しすぎるとスチレンペーパーやタフレックス製品が変形することがあるので注意してください。

エポキシが固まるまであて木をしてクリップ等で固定しておきます。
エポキシが固まれば、表に貼ったセロテープは剥がしておきます。

Syuuri32 胴枠や側板などがあって裏からエポキシを流し込めない場合は、表から亀裂の部分にエポキシを充填して、はみ出したところを固まらないうちにアルコールでエポキシを拭き取っておきます。

Syuuri31 これで、折れた機首の部分を接着することができました。
機体の表面の亀裂やシワが気になる方は、同色のカッティングシートを貼るか、イラストレーターが使える方なら同じようなデザインを作ってインクジェット用の粘着シールに印刷して表面に粘着タイプのラミネートを貼って機体の表面に貼っておくと修理したのが目立たなくなります。

ここまで、来ると機体の復活の兆しが感じられます。