金魚空に遊ぶ? その1

3月のある日のこと、製作期間1年半のあの機体が、いよいよ初飛行を迎えることになり午前9時に、某模型メーカーに集合したのでした。
さて、みんなそろったところで、フライトエリアへと思いきや機体チェックと補修で、3時間お昼に出発となりました。

Sdsc04752 今回のフライトエリアは、和歌山県の生石高原です。
現地に到着後、金魚は・・・いや、元某ラジコン雑誌編集長 村上琢太氏は、機体の組立てにかかるのでした。

Sdsc04755 え~と、主翼はこうして挿して・・・
コネクターを・・・

Sdsc04757 モグラ仕様に改造してあるので、バッテリー積んで、各部のチェックをするたくちゃんを心配そうに見守る、OK模型の高松さんとASKYHOBBYの新井さん

Sdsc04761 ここは、こうして・・・あーして・・・
と高松さんの指導が入ります。

Sdsc04765  ちょっと中身を拝見
モグラ仕様にしているので、バッテリーにESCに2セルリポからメカ電源を取るBECシステムにフタバの12chをフルにしようしている配線が所狭しとつまってます。

Sdsc04767 準備が整ったところで、機体を抱えていざ山頂へ・・・

さすがに3mオーバーのスケール機は、でかいです。

Sdsc04768 機体を抱えて歩く彼の背中になんとも言えぬ哀愁が漂っています。

あっ! そう言えば彼が来ているのにこの天気のよさは・・・・(^_^;)


SPORT-1の組立て 6

組立てもいよいよ大詰めになりました。

Sp31 ラダーとエレベーターのコントロールロッドは、樹脂製のロッドに金属ロッドをねじ込むタイプになっていました。

So32 ロッドの出口も凹型に成形されていてそこにロッドが通る穴をあければちょうど良い位置にロッドが来るようになっていました。

Sp30 主翼をとめるゴムを掛けるところも良く有る竹の棒ではなく、樹脂成形されたものをビスで固定するようになっています。
ビス穴も最初から開けられているので左右がずれることも無く正確に仕上がります。

Sp32_1 受信機のスイッチを付けるところも前もって加工されています。
意外とスイッチを付けるときに悩むのがこの穴あけ作業なんです。

Sp33 カウリングとプロペラ・スピンナーを取り付けて胴体は完了です。
プロペラは、グラウプナーのナイロンペラ9×5を使用しました。
真っ赤な樹脂製の小ぶりのスピンナーが可愛いです。

Sp35_1  主翼にエルロンサーボをベニア製マウントを使用して取り付けます。

Sp34 完成して、主翼を取り付けるとそのスタイルがなんとなくノスタルジックな感じをうけます。
「クラシックミート2007」の当日この機体を見たヤマ編がすごく懐かしがられていたのが印象的でした。


SPORT-1の組立て 5

Cm18 垂直尾翼は、水平尾翼の中央に接着したバルサに合わせてビス留めします。
テールにABS製のカバーをはめてこちらもビス留めします。

Sp21_1 ラダーを取り付ける前にフィルムが無いところに瞬間をしみこませて燃料がしみこまないようにしておきます。
各動翼も同じように端のフィルムがないのでそれぞれ瞬間を流しておきます。

Sp22_1 金属製のエンジンマウントにベークライト製のマウントを仮止めしてエンジンの大きさに合わせて加工しておきます。

Sp23 メインギア用のピアノ線をゴムブッシュに差し込んで中央を留め金で固定します。

Sp24 ノーズギアを取り付けて胴体にコントロールロッドの通る穴をあけます。

Sp25 燃料タンクは、現在のものとほぼ同じ状態になっています。
胴体の固定は、タンクを胴体に入れパイプの出ているゴム蓋とプラスティック製の部品で防火壁を挟んでネジ留めするようになっていました。

Sp27 エンジンをつける前にウィンドウのシールを貼っておきました。

Sp28_1 サーボは、標準サーボがピッタリ入ります。
まあ、この時代には、これが当たり前なのですけどね。

Sp29_1 エンジンを取り付けますが、今回使用したエンジンは、この機体よりまだ古くスロットルレバーがニードル側にある特殊なものになっていましたので、エンコンロッドの通る穴を新たにあけなおしました。
元々反対側にあるロッド穴は、排気オイルが入るといやなので、バスコークを詰めておきました。


SPORT-1の組立て4

Cm10 エレベーターは、左右分割になっているので、コの字金具で接続します。
その際に左右がねじれないように気をつけます。

Cm12 エレベーターもメタルヒンジで取り付けます。

Cm13 水平尾翼の中央部分のフィルムを20mm幅で取り除いておきます。

Cm14 フィルムを取ったところに正確に中央と組立て説明どおりに印を着けます。

Cm15 そこにバルサ材を接着します。
これは、垂直尾翼の固定材になります。

Cm16 エレベーターを取り付けておきます。

Cm17 尾翼の取り付け方がちょっと現在の完成機のと違います。
現在の機体の場合エポキシなどの接着剤で接着するのが多いのですが、この機体は胴体がABSの成形のこともありビス止めで取り付けています。


Classic Meeting 2007

SPORT-1の製作紹介の途中ですが、RCAW誌主催の「Classic Meeting 2007」に行ってきました。
Cm1 この日は、3月下旬と言うのに雪が降るほど寒くなり、8m以上の横風の吹く中の開催となりました。
このイベントは、ヤマ編の一言で企画されたそうで、8名くらいの参加しかないかも知れないと不安の中エントリー募集を行ったそうです。
しかし、当日なんと44名もの参加があり、ヤマ編は、上機嫌でした。
Cm2 わたしの、「SPORT-1」と「SPORTMAN-10」は、OK模型さんのブースに一緒に置かせてもらうことになりました。
「ツインラーク」は、テトラさんのブースに展示してもらいました。

Cm3 年代ものの機体が一杯来ています。
手前に見えるのは「アストロホッグ」です。

Cm5 大型のスケール機も沢山参加しています。

Cm6 私のお気に入りの機体は、このOSの直4搭載のこの「アルバトロス」です。
いつかは、飛ばしてみたい一機です。

Cm7 会場には、OSエンジンの創業者である、故小川会長の設計された「フグ号」がオリジナルのレストア機とそれを元に再現されたレプリカがありました。
シングルボタン打ち時代の機体だけに、主翼の上半角が自立安定のよさを物語っています。

Cm8 今回のイベントのサプライズです。
これは、ラジコン機でなく、実物の「ワコー」が大阪の八尾空港から会場の三重県伊賀上野まで飛来したのです。

Cm9 さすがに実機のエキゾノーストの迫力は、違います。
今回の企画は、競技会ではなく、フライインと言う形でおこなわれて、一日ラジコンを楽しもうというもので、久しぶりにユッタリした気持ちでラジコンが楽しめました。
癒された一日でした。