バルサキットを作って見よう12日目

いよいよ生地完成がちかづいてきました。

Seda78 垂直尾翼を取り付ける部分は、4mmのバルサパーツを6枚接着してバルサブロックをつくります。

Seda79 接着するときに、各パーツがずれないように注意して接着します。
後でこのブロックを機体の形に合わせて削ることを考慮して接着しておきましょう。
接着材の付いているところや付いていないところがあると削ったときについていないところが、めくれてしまうことのないように注意します。

Seda80 ブロックの中心と機体の中心がずれないように注意して接着します。

Seda81 接着剤が硬化したら胴体の形にあわせて、バルサカンナやカッターナイフを使って荒削りして大体の形にし、サンディングペーパーで段差が出ないようにしあげます。

Seda82 機首の下の部分も先ほどの部分と同じ要領でブロックを作り削って形に仕上げます。

Seda83 あとは、プランクのつなぎ目の所などをサンディングペーパーを使って段差がないように仕上げて胴体の生地は完成になります。

バルサキットを作っていくうえで、削る作業が結構あるのですがこの作業を丁寧にするかしないかで、出来上がりが変わってくるので面倒がらずに行ってください。


バルサキットを作ってみよう11日目

今日は、機首部分のプランクですがこの部分は局面がきついのでバルサに先に曲げ癖をつけてからプランクします。

Seda70 設計図のも要領が書いていますが、プランク材を大体の大きさに2枚切りそれを瞬間を使って1枚につなぎます。
そして、バルサに霧吹きなどを使ってぬらしてプランクする部分と同じぐらいの太さの物に巻きつけて輪ゴムなどで固定しそのまま乾くまでおいておきます。

Seda72
乾くとこんな具合に癖がついてくれます。
これをしておかずにそのままプランクすると局面のきついところでバルサが割れてしまうことがあります。

Seda73 後は、現物あわせで不要な部分をカットして接着すると綺麗にプランクすることができます。

Seda74 次は、胴体の裏側のプランクにうつります。
ここは、バルサ材を一枚で貼ってしまいたいところなんですがここも少し注意が必要です。

Seda75 バルサを一枚で貼ってしまうと木目が立て目になってバルサ自体の強度がなく少し押さえただけで割れてしまうことがあるので、木目が胴体に対して横目になるようにバルサ板をカットして接着してゆきます。

Seda76 全部プランクするとこのようになりますので、ここも不要な部分をカットしてあとは、サンディングペーパーでしあげます。

Seda77 コクピットのところも先ほどと同じように、木目が横目になるようにプランクしておきます。

これで、プランク作業は終わりあとは垂直尾翼の取り付け部分と機首の下側のところを製作します。

あと少しで胴体も生地完成になりここまでくると作業も先が見えてきました。
何とか大会までにまにあいそうです。


バルサキットを作ってみよう10日目

ここまで来ると生地完成ももう少しです。
胴体も製作していくにも、歪まないようにするのが肝心です。

Seda64 まず、胴枠の製作をしていきます。
これは、防火壁の部分です。
銀色のところは、モーターマウントを止めるためのビスを受ける爪つきナットです。
これを、指定の位置に打ち込むのですがそのときに、瞬間やスーパーXなどの接着剤をつけておくと後で外れてしまうということを防ぐことができます。

Seda65 この機体は、防火壁の後ろのところに一枚水平に板がはいるのですがこれが治具かわりになって左右の側板が歪まないようになっています。
これは、機首の部分を仮止めしているところであとは、瞬間を流していくと接着できます。
機体も小さいので、瞬間でも十分の強度がありますがもう少し強度が欲しい所などは、その部分にマイクロバルーンを付け瞬間を流しておくと結構強度が出すことができます。

Seda67機首部分の胴枠が接着できたら指定の位置に、バルサをプランクするために、3mm角のバルサ棒を接着し現物合わせていらない部分をカットしておきます。

Seda68 各胴枠を接着し側板がずれないように接着し胴体の基本が出来上がります。
これにバルサ板をプランクしていきます。

Seda69 先ず、後ろの部分ですが各胴枠の上に通して接着したバルサ材を胴わくのカーブにあわせて削っておきます。

そして2mm厚のバルサ板をプランクします。
この状態なら裏から瞬間をつけると簡単にプランクすることができます。

反対側は、裏から瞬間をつけることが出来ませんので、私の場合は粘度の高い硬化時間が遅い瞬間を使うか木工用のアリファティックボンドを使って接着します。

Seda71 このように両面をプランクして余分な部分を切り取ってサンディングして上の部分に再度バルサの部材を接着します。
この部分は、あとでサンディングして胴体の上の丸みをつけてゆきます。

これで後ろの部分のプランクはおわりです。
次は、機首の部分のプランクですがそちらは、局面が強いので少し要領が必要になりますが、それは次回に紹介します。

私も、仕事が終わって夜の時間に製作するのでなかなか製作が進まないですがもう少しお付き合いくださいね。


バルサキットを作ってみよう9日目

主翼も、もう少しで生地完成です。

Seda61 左右の主翼を接合しますが、そのまえにダウエルになるセンターのリブをエポキシで接着します。

これにベニア製のカンザシをエポキシで接着し両方の主翼を接着します。

Seda62  このときに、設計図に指定されている上半角をつけます。
片側の主翼を定板に重しをして水平し、もう一方の翼端を指定寸法になるようにカイモノなどで持ち上げて固定し接着剤が硬化するまでおいておきます。

Seda66この上半角は、飛行安定性に関係してくるので正確に角度をつけます。
そのときに、左右の主翼がネジレないように注意しましょう。

Seda63 主翼が出来たら次は、胴体の製作にかかります。

側板に補強のためのパーツを接着しますが、この時に注意しないといけないのは、左右を間違わないようにします。
うっかりしていると同じ方向のものを二つ作ってしまってあとでどうしようもなくなってしまうなんてことを、良くやってしまうのです。

ですから、片方を作ったらそれと一緒に写真のように反対側を魚の開き状態において製作していくと間違いにくいです。

翼にくらべて胴体は、結構パーツが少ないので早く製作できます。

私の友人で、自作スケール機を作るくせに翼を作るのが大嫌いっていう人知ってます・・・


バルサキットを作ってみよう8日目

だんだん日にちがなくなってきて、気ばっかりあせってきます。

主翼のプランクができたところで、前縁を削ります。

Seda44 プランク材のカーブに合わせて前縁をけずるのですが、いきなりサンドペーパーで削ると時間もかかるし削ったバルサの粉であたりが真っ白になっていますので、先ずはバルサカンナを使って大雑把に削っておきます。

Seda46  このバルサカンナは、キットを作るうえで欠かせないアイテムの一つです。
バルサは、カッターナイフでも簡単に削ることができますが、削りすぎたり歪んでしまったりで、ナイフでは結構難しいですがこれを使うと後は、サンドペーパーで仕上げるだけで、時間も短く綺麗につくることができます。
一回買っておくと後は、たまに刃を交換するだけでずっと使うことができるので、キットを作ってみようと思ってる方は、是非用意されるのをお勧めします。

Seda55 翼型にあわせて、前縁材を成形します。
最初は、難しいかも知れませんが慣れれば以外と簡単に成形することができます。

Seda56この機体は、主翼中央に搭載したサーボで両翼のエルロンをコントロールするので、後縁材にエルロンホーンを埋め込んでおきます。

エルロンは、フイルムを貼った後につけるのですが翼端材の成形の都合上、ここで翼にエルロンを仮止めしておきます。

Seda58 エルロン材をニュートラル状態に仮留めしてそれにあわせて翼端に接着したバルサブロックを成形していきます。

これも先ほどと同じようにバルサカンナやカッターサンドペーパーを使って削ってゆきます。

Seda60 このときに翼型の中心線が通るように成形するのがコツです。

ここでいい加減に削ってしまうとエルロンがニュートラルの時に翼端材とずれてしまったりするので十分注意して成形してゆきます。

ここまで出来たらもう少しで主翼の生地は完成です。