主翼中央部分の組立にかかります。
説明書の説明と図面に記載されているパーツ番号のリブをシートから外します。
各リブの肉抜き穴やスロットの部分は、細いカッターの刃先などで軽く押すと簡単に外れてくれます。
中央部分のリブは3枚を重ね合わせて接着するようになっていますので、組立になれた方なら瞬間で接着しても良いですが、慣れていない方は時間がかかりますがサンディングボンドなど硬化時間に余裕の有るもので接着して3枚がずれないように合わせて目玉クリップなどで挟んで固定しておくと良いでしょう。
主翼下部のプランク材に空けられたはめ込み穴にあわせてリブとスパー材を仕込んでマチ針で固定して仮組みをしてゆきます。
仮組みで位置が確認できたら瞬間接着剤で固定してゆきます。
この作業は必ず定板の上で翼が歪まないように注意して固定してください。
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接着したベニアパーツに合わせて機首の成型します。
成型には、バルサカンナとサンドペーパーを使用すると作業がスムーズに行えます。
ただし、バルサカンナを使用する時は上面と下面のバルサ板が削る方向に対して横になっていますので無理にカンナをかけるとバルサがササクレてしまいますので気をつけて削ってください。
38mmの機首の場合は機首にかけてのRが少ないので良いのですが、30mmの機首の場合はRがきついので一度に同じ様に仕上げるのは意外と難しいので少しずつ形を確認しながら仕上げてください。
この機首の仕上げ具合で機体が綺麗に出来るかが決まってきますので設計図と十分削り具合を見比べてください。
また、正面から見て左右のカーブが同じ様にします。
機首の成型が済んだら上面の左右の角にRをつけます。
下面も同じようにRをつけますが、この機体の後尾は三角形になっていますので左右のラインが交わる部分の削り具合で歪んでみえますので気をつけて削って仕上げます。
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三角材の成形ができたら上面と下面を2mmバルサでプランクします。
バルサは、板の状態のまま入っていますのでプランクする場所に合わせてカットします。
ベテランの方はお分かりですが、バルサ板は木目が横になりように使用します。
入っている板は木目方向に長くなっていますので、何枚かに分けてカットしてください。
木目方向に張ってしまうと強度が出ずに押さえただけで簡単に割れてしまいます。
上面は、2枚分を使用します。
接着材は瞬間でもよいのですが、後で機首を丸く成形しますので時間はかかりますがサンディングボンドの使用をお勧めします。
38mmの機首の場合は、不要な部分をレーザーソーなどでカットして防火壁に合わせます。
30mmの機首の場合は、カットする必要はありません。
成形が出来たらベニアの補強材と防火壁をモーター取付穴に合わせて接着します。
こちらは、30mmの機首も別に補強用ベニアがカットされていますので同じように接着します。
このベニアが機首を成形する型になりますので位置がずれないようにしてください。
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三角材を接着すると写真のように側板よりはみ出しますのでそれを側板の形に合わせて成形します。
最初からサンドペーパーで削っても良いのですが、削る部分が多い場合はテトラのバルサカンナを使用すると作業が早く進みます。
全部バルサカンナで仕上げるのではなく荒削りをして少し側板より大きめぐらいのところで止めておきます。
また、バルサカンナをかける時は木目に沿ってカンナをかけると綺麗に削れますが木目に対して垂直に使用すると返ってバルサの目が立ってしまって面が荒れてしまいます。
それと、一気に削ろうとせずに薄くすこしづつ削るのも綺麗に削るコツです。
荒削りが終わったらサンドペーパーで側板の形に合わすように仕上げてゆきます。
三角材と側板に段が出来ないようにまた、削り過ぎて側板まで削ってしまわないように少しづつ確認しながら作業をしてください。
この作業を胴体上面と下面の両方行いプランク材がピッタリ接着できるようにしてください。
バルサカンナが無い場合は、カッターナイフで少しづつ荒削りをしてからペーパーで仕上げても良いでしょう。
また、ペーパー掛けをする場合は屋外で行うか換気を良くしてマスクをかけて行うことをお勧めします。
バルサの細かな粉を吸い込むと敏感なかたなら花粉症のような症状が出ることがあります。
私も花粉症自体は無いのですが、最近になってバルサにペーパー掛けすると鼻がムズムズしてくしゃみが止まらないようになってきましたので皆様もご注意ください。