癒し系グライダー サフランⅡを作る.7

胴体後部が出来たら次に機首の部分の組立てになります。
本機は、3種類の機首形状を選択することができます。
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先ずは、近日新発売の予定になっているTahmazo アポロモーターを装着する38mm直径の機首形状です。
38mm用のモーターマウント材を側板の機首より少し入った位置に取付溝がありますのでそちらに接着します。
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次は、30mm用の機首になります。
こちらは、現在発売されていTahmazo ER181212dTahmazo 7×4.5折ペラAT30/6C2.3SMを使用する場合とモーターを使わずピュアグライダーとしての機首に仕上げる場合は、こちらを選択します。
専用胴枠を機首の一番前に接着します。
ピュアに仕上げる場合は、この前にピュア用のベニア枠をバルサパーツを重ねて接着してブロックを作り接着します。
今回は38mmの機首形状で製作を進めてゆきます。
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モーターマウント用胴枠を接着したら図面に合わせてバルサの三角材をカットします。
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カットした三角材は、機首の上下四隅に接着します。
 こちらは、後で機首を成形するときに削りますので瞬間よりサンディングボンドで接着することをお勧めします。
瞬間で接着すると接着材が浸透した部分がペーパー掛けでも削りにくいためです。


癒し系グライダー サフランⅡを作る.6

左右の側面板と胴枠の接着が完了したら次に後部の上面板を接着します。
下の写真は、下側が上面板になっています。
ここで接着するときの注意ですが、瞬間を胴体内側から浸透さすと後で胴体下面を接着したときに側面板と上面板に隙間が開く場合がありますので外側から浸透さすか又は、後から胴体の角をサンディングすることを考えると側面板の接着面にサンディングボンドを塗ってから接着するほうが後からの作業が行い易いようにおもいます。

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胴体下面の工程ですが、この機体の胴体下面の後部は左右の側面板を接着して三角形に仕上げるようになっていますので先に接着した上面板と側面板が確実に接着できていることを確認してから作業を行ってください。
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左右がずれないようにつまみ瞬間接着剤を浸透させて接着するのですが、少しづつ確実に接着作業を進めないと接着下部分がバルサがまっすぐに戻る力で接着面が剥がれてしまいますので注意してください。
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後部の側板の接着が完了したら機首から胴体中央部分の底面板を接着してください。
このときにそのまま接着しても良いのですが側面板が斜めになって底面板との接着面も斜めになっていて接着面積が少なくなっていますので、接着面が水平になるように軽くサンディングをして接着するとより確実に接着できます。
ただし、削り過ぎないように注意してください。
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底面の後部の仕上がりは、上のようになります。
初めてバルサキットを作る方は、後部の三角胴を左右均等に接着が少し難しいかも知れませんが急がずユックリ確実に作業を進めて行けば綺麗に出来るとおもいます。
特に三角になっている部分に逆Rが付かないように注意してください。
後でフィルムを貼る場合に逆Rが付くと綺麗にフィルムを貼るのが難しくなります。
 
 
 
 


癒し系グライダー サフランⅡを作る.5

左右の側板を接着しますがここで左右が捩れたり歪んだりしないように気をつけなければいけません。
先ず、先に接着したサーボマウントを基準に各同枠を所定の位置に差込反対側の側板をはめ込み輪ゴム等で仮止めして位置決めをしてサーボマウントを接着します。
これで、胴体の基本位置が決まります。
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つぎは、各胴枠を接着してゆきます。
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胴枠の接着をするときは、胴体が捩れないように注意しながら瞬間接着剤を浸み込ましてゆきます。
接着する前に十分位置やパーツの取付方向など間違えていないかを確認してください。
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主翼取付部分の後縁にベニア製パーツを接着します。
本機体は、小型軽量なので瞬間でも問題ないのですが、少し大きな機体の場合は、エポキシにマイクロバルーンを混ぜたもので接着することをお勧めします。
胴枠でもモーター取付部分のなどの力のかかる部分は、瞬間よりエポキシを使用してください。
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主翼の前縁側のダウエルが差し込まれる部分に補強用のベニアパーツを接着します。
このときは、開けられている穴がずれないように穴の直径と同じぐらいの金属棒を差し込んで作業すると良いでしょう。
説明書には、接着するとしか書いていないので作業を急いで穴がずれていたりすると後で穴を修正しないといけなくなったりしますので、必ずパーツを仮組みして各パーツがどのように取り付けると良いのかを確認してから接着するようにくせをつけてることをお勧めします。
いくら高精度にカットされているキットでも取り付け方を間違えると何の意味もありません。・・・(;一_一)遠くを見る目
 


癒し系グライダー サフランⅡを作る.4

側板に補強材を接着できたら、尾部に水平尾翼を取り付ける部分の補強材を接着します。
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こちらも補強材を接着する場合も方向を間違えないように十分に気をつけてください。
次に、胴枠を接着してゆくのですが、ここで部材をシートから取り外すときに注意することを少し紹介しておきます。
OK模型さんのレーザーカットは、非常に高精度にカットされていてシートとパーツをつないでいるカットされていない部分も0.5mm以下で指で簡単にシートから外すことができるのですが、ここでバルサの木目に注意してください。
カットされていない部分が木目と平行になっているところは、そのまま指で押せば簡単に外れてくれます。
大きなパーツだと外れて欲しくないものまで自重で外れてしまうほどですが、カットされていない部分が木目に直角になっているところやベニア材の場合は指で無理に外すと外れずにパーツ材がささくれでしまうことがあります。
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このような部分は、小型の刃の薄いカッターで軽く切り込みを入れてやるとプチッと手ごたえが合って綺麗に外れてくれますので、パーツがはずれ難いときは無理をせずにカッターを使用することをお勧めします。
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先ず、サーボマウントを説明書にしたがって製作します。
サーボマウントは、サーボの取付ビスを締める所の裏側に補強材を接着します。
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説明書にしたがって各胴枠の取付位置を確認しておきます。
まだここでは、胴枠は接着しません。
先ずサーボマウントを指定の位置に確実に側板に対して垂直になるようにシッカリ接着します。
このサーボマウントが左右の側板を接着するときの基準になりますのであわてずにキッチリと接着してください。


癒し系グライダー サフランⅡを作る.3

さて、胴体を製作する上で気をつけないといけないことがあります。
それは、胴体側板を製作するときに同じ方向を2つ作らないように注意することです。
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側板に内側に補強剤を接着するときに、左右の側板を上の写真にように魚の開き上体において作業をすると間違わなくて良いでしょう。
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補強版を外板にキッチリ合わせて動かないようにして瞬間接着剤を浸透させてゆくきます。
 但し広い面の場合は、中まで浸透しにくいので飛鳥サンディングボンドなどを薄く塗ってから接着すると良いでしょう。
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 機首の部分が接着面積が広くなりますのでこの部分は瞬間とサンディングボンドを併用すると良いでしょう。
それとキャノピー部分を後ほど切り離しますのでこの切り離し部分に接着剤が付かないように注意してください。
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このように左右対称に仕上げます。
ここで同じ方向に作ってしまうと瞬間接着剤で作ると後で気づいても修正できませんので、不安であれば接着時間は長くなりますが、昔ながらの木工ボンドを使用しても良いでしょう。
その場合は、接着している間に位置が動かないようにマチ針などで固定しておいてください。