DINO 1.2m ARF

「DINO」は、TOPMODEL製のARF機の中で一番小型の翼長1.2mのラダー機で尾翼がV尾翼とオーソドックスな、垂直・水平尾翼式のクロスタイプの2種類があり、それぞれにピュアグライダーと電動グライダーがあり全部で4種類のタイプになっています。

Dsc07507 写真は、ピュアグライダーのV尾翼の「DINO-V」です。
基本的には、同じようなパッケージになっています。

Dsc07508_2 パッケージにV尾翼とクロスタイプの写真が載っていますが、それぞれ別のキットになっていて、そのキットの尾翼タイプに印をつけてあります。

Dsc07510 こちらは、ピュアグライダーの「DINO-V」のキット内容です。

Dsc07512主翼は、どのタイプも同じで、バルサリブ組みオラカバ仕上げの翼端上半角のついた一枚ものになっています。
翼型S4083になっています。

Dsc07518 胴体は、FRP製で上が電動用でしたがピュア用です。
電動用は、モーターマウントが付くところであたりにエアーインテークを開けるように成型されていて、電動専用に作られています。

Dsc07519 メカ室は、意外と広く小型のメカなら十分なスペースになっています。
キャノピーも色つきのFRP製になっています。

Dsc07523 テールブームは、カーボンパイプになっています。
コントロールロッド用のピアノ線とアウターパイプも付属しています。

Dsc07524 尾翼もバルサリブ組みオラカバ仕上げで軽量になっています。
写真左がV尾翼用で、右がクロスタイプ用です。

Dsc07527 付属パーツは、左が電動用でFRP製のモーターマウントが付いています。
右はピュア用です。
どちらも、動翼用のコントロールホーンは、FRP製の軽量タイプになっています。

Dsc07528 説明書は、左がV尾翼用で、右が電動用です。
ちなみに、電動のV尾翼タイプの「DINO-V ELECTRO」には、この両方の説明書が入っていますのでモーター搭載などは、電動用を見ながら作業して、尾翼の組立は、V尾翼用をみて製作しするようになっています。

機体の名前は、クロスタイプのピュアタイプが「DINO」で、V尾翼タイプが「DINO V」で、電動タイプは、それぞれの名前の後に「ELECTRO」が付いています。
さて、貴方は、どのタイプがお好みですか? 


V-PRO 電動BD-5 ARF

OK模型のV-PROシリーズの「電動 BD-5 ARF」を紹介します。

Dsc07494 この機体は、プロペラが後にあるプッシャータイプで、実機は、小型ジェットエンジンを搭載したものが、その昔映画「007」シリーズでジェームス・ボンドの秘密兵器として登場したこのともあるので、記憶されている方もおられるでしょう。

Dsc07496 この特徴のある機体を誰でもが簡単に製作できるようにARF化されたスケール機にです。

Dsc07498 胴体は、FRP製で独特の形状を再現してあり、パネルラインやリベットまで細かく表現されています。
キャノピーはFRP製の枠に接着済でワンタッチで脱着できるようになっていてバッテリー交換も簡単に行えるようになっています。

Dsc07499 主翼と水平尾翼はバルサリブ組みフィルム貼り仕上げになっています。
エルロンサーボは、軽量化もありオーソドックスな1サーボ式になっています。

Dsc07500 主翼の中央接続部分は、固定用のノックピンが入る部分が最初からレーザーカットで加工してあり、左右の翼を接続すると正確に位置が出るようになっています。
後からドリルなどであけるタイプで主翼がせっかく上手く出来てもこの穴あけの位置が来るって苦い思いをした経験を持ってる方は、少なくないと思います。

Dsc07503 付属パーツは、デカールからコントロールロッドまで、細かなパーツまでしっかり用意されています。

Dsc07504 メインギアは、主翼の上半角に合わせて曲げ加工されていて、アルミのムクでなく、機体と同じ白色に塗装されています。
ノーズギアは、サーボで方向を変えられるようになっていて、ラダーが固定ながら、タキシングや離陸の方向性を確保しています。
タイヤは、軽量のスポンジタイヤを使用しています。

Dsc07505 プロペラスピンナーは、高級なアルミ削りだしになっています。
ちなみにエンジンのプッシャー機の場合は、プロペラもプッシャータイプを使用しなければなりませんが、電動機の場合は、モーターを逆回転さすことにより、通常のプロペラを使用することができます。

Dsc07506 その他モーターマウントやサーボマウントなどのベニア製のパーツは、レーザーカットにより正確に仕上げられています。

最近は、ダクテッドファンが各社から発売されていますが、DFとは、一味ちがうプッシャー機の飛びを体験してみたは、いかがでしょうか。


DUO DISCUS 3.07m FIBERGLASS HOLLOW MOULDED

フルコンポジットスケールグライダー「DUO DISCUS 3.07m」を紹介します。
Dsc07483 このキットは、日本でもファンの多い「DUO DISCUS」を特徴でもある美しい前進翼を忠実に再現したチェコのHFモデル製のスケールグライダーです。

Dsc07484a 胴体は、FRP製コンポジットになっています。
キャノピーはFRP製の枠に透明樹脂キャノピーを接着済となっていてキャノピーラッチでワンタッチで脱着できるようになっています。
コクピットは、付属していないので各自好みで製作してください。
引込脚と開閉式の脚カバーは、取付済になっています。

Dsc07488a 主翼は、バルサシャーレになっています。
主翼中央の力のかかる部分はカーボン製のリブで強化されています。
翼型は、HQ3/15を使用しています。
翼端の独特の形状も一体で成型されています。

Dsc07489 スポイラーも取付済みになっていて、リンケージもされているので、サーボを取付けるだけになっています。
主翼のサーボは左右それぞれエルロンとスポイラーの2個づつの計4個になっています。

Dsc07487 ラダーは、FRPコンポジット製で水平尾翼は、バルサシャーレになっています。
主翼のカンザシは、スチール製のものが入っています。
その他付属の小物パーツは、ロッドエンド・コントロールホーン・ナイロンクレビス・ABS製のサーボカバー・ラダー用のピアノ線とアウターパイプがついています。

Dsc07492 デカールは、シールタイプになっています。
組立説明書は、チェコ語となっていますが、イラストが多いので、スポイラーと引込脚付きのスケールグライダーを組立てたことのある方なら、十分理解できると思います。

このHFモデル社のキットは、とてもコストパフォーマンスの良く、お買得グライダーの一つです。


受信機とクリスタル

最近、購入した受信機を使おうとしたら全然動かないとの問合せがありました。
当初は、初期不良かとも思いましたが、入荷時の作動テストでは動いていたので現物を見せてもらうことにしました。

すると、その受信機ついていたクリスタルがデュアルコンバージョン用がついていました。
その受信機は、シングルコンバージョンなので作動しなかったのです。
また、ある日問合せで「シングルコンバージョン用クリスタルってどんなのですか?」というメールがとどきました。

今更ながら、意外とクリスタルや受信機の種類などを知らない方がおられるのだと思いました。
ここで、少し受信機とクリスタルについてのことをご案内しておきます。

受信機には、シングルコンバージョンとデュアルコンバージョンと言う種類があります。
これは、受信機の高周波回路の違いによるもので、周波数変換を1回だけ行うものを「シングルコンバージョンといい、周波数変換を2回行うものを「デュアルコンバージョン」といいます。
特徴としては、デュアルコンバージョンは、シングルコンバージョンに比べて、よりノイズに強く受信感度を上げられますので、近接周波数に影響されにくい為に、各プロポメーカーは、F3AやF3Cなどの競技会を意識した高級機種に使用されてることが多いようです。

ユーザーのなかには、デュアルとシングルが有るのは、知っておられるのですが、送信機もデュアル用とシングル用が有ると思われている方があるようですが、送信機はデュアルもシングルも関係なく使用できます。
ですから、シングルコンバージョンの受信機を使用されていて、近接周波数の同時飛行などをした時に混信で困るようであれば受信機をデュアルコンバージョンに変えると混信することがなくなります。

それから、墜落や受信機に強い衝撃を与えたときに受信機に不具合が有る場合は、先ずクリスタルを疑っていただくと良いでしょう。
クリスタルの中身を見た方は、意外と少ないとおもいますが、クリスタルのあの金属ケースの中には、本当に極薄の水晶片が入っており、それに細い電極がついているだけなので、非常に衝撃に弱くなっています。
クリスタルの外見上に何にも異常が無くても意外とクリスタルの中で破損していることがあります。
特にマイクロタイプのクリスタルを使用している受信機などは、クリスタルが破損しての受信機不良が多いようですので、当社はあえて標準サイズのクリスタルを使用する受信機にしていますが、どんな受信機を機体等に搭載するときには、防振対策に気をつけてください。

また、当社で販売している受信機は、FMタイプの受信機になっていますので、PCM方式の送信機で使用される場合は、送信機の説明書にしたがってモデュレーションを「FM」又は、「PPM」に切替えて使用してください。
PCM方式のままでは、使用できませんので注意してください。

当社で扱っている受信機でシングルコンバージョン用次の機種になっています。

Fm7Tr07sRx3_2 

「Topmodel FM7」「Tahmazo TR-07S」「RC-mart FM RECIVER」

Tr06d

デュアルコンバージョン用機種は、「Tahmazo TR-06D」になっています。

いずれの受信機も使用されるときは、取扱説明書を良く読んで使い方を間違えないようにしましよう。
特にこのような小型タイプの受信機でコネクターピンが露出しているタイプは、コネクターの極性を間違わないように十分注意をしてコネクターを接続しないと、バッテリーをプラス・マイナスを逆接してしまうと受信機の回路が壊れて使用できなくなります。
受信機のトラブルは、墜落などで機体を壊すだけでなく最悪の場合は、人身事故などにもつながりかねませんので、十分に気をつけてラジコンを楽しんでください。


OK模型「ミグ15」テスト飛行

ダクテッドファン機「ミラージュ2000-10」が4月に発売され、その高性能の飛を早くも体験された方も、おられると思いますが、OK模型からダクテッドファン機第2弾として発売が予定されている「ミグ15」のテスト飛行を覗いてきました。
Dsc07476s この機体は、RCAW誌の8月号ダクテッドファン特集28頁に少し紹介されています。
このDF特集は、各社のDFをベンチテストしてその性能を紹介していますので、これからDFを始めて見たいユーザーが自分好みのDFや機体を選ぶのに参考になるでしょう。
既発売の「ミラージュ」が55mm径のファンを搭載していたのに対して、69mm径の高性能DFを搭載して、機体サイズも2回り以上大きくなっています。
Dsc073371 発進の準備をするOK模型の高松社長と伊藤さんです。
発進は、ミラージュと同じようにショックコードを使用します。

Dsc073431 初飛行と言うことでまずは、伊藤さんが機体を持っての発進です。
ショックコードのテンションは、ミラージュと同じコードを使用しているので、機体が大きくなった分ミラージュより少し強い目にかけます。
それでも、コードを伸ばした状態から10歩ほど下がるだけのテンションのかけかたです。

Dsc073451 後は、DFをフルパワーにして、手を離すだけで、簡単に発進してくれます。

Dsc073481 DFの出力が高いので、すぐに機速がついてスムーズに高度をとっていきます。

Dsc073811 雨上がりの湿度の高い重い空気ながらとても、パワフルに飛んでいます。
エルロン・エレベーターのトリムをとって様子をみます。
メカは、ラダー固定なのでエルロン・エレベーター・スピードコントロールの3chになっています。
実際には、エルロンが左右別サーボになるので、4ch3サーボ・1ESCです。

Dsc073841 一通り様子を見て一旦着陸をします。

Dsc074141 バッテリーを交換後今度は、高松さんが一人で発進します。
テンションをかけて機体を水平に保持します。

Dsc074171 フルパワーで手を離すと、トリムがとれているので、素直に発進してゆきます。

  Dsc073491

今回搭載されている69mmのDFは、「ミラージュ」に搭載されているDF-55より音が静かでその吸気音がよりジェット音に近くなったようです。

Dsc074311 上昇力は、目を見張るものがあり、DFの静止推力がほぼ機体重量ほどあるのか、ほとんど垂直上昇してゆきます。
連続ループも簡単にこなし、スピードもミラージュより格段に速くなっています。
フルスピードで飛んでいると写真に収めるのが大変です。

Dsc074461 機体の構造は、ミラージュと同じFRP製の胴体に主翼がバルサリブ組みバルサフルプランクフィルム仕上げです。
飛行テストは、今回が本当に初回と言うことですが、非常にパワフルに飛んでいるのですが、高松さんいわく、発売までにまだまだ煮詰めないとだめなところがあるとのことなので、実際に発売されるころには、もっと性能がUPしているようで楽しみです。
また、この機体の詳しいレポートは、8月4日発売のRCAW9月号にも掲載されるようですので興味のある方は、是非購読してみてください。