ダクテッドファン機「ミラージュ2000-10」が4月に発売され、その高性能の飛を早くも体験された方も、おられると思いますが、OK模型からダクテッドファン機第2弾として発売が予定されている「ミグ15」のテスト飛行を覗いてきました。
この機体は、RCAW誌の8月号ダクテッドファン特集28頁に少し紹介されています。
このDF特集は、各社のDFをベンチテストしてその性能を紹介していますので、これからDFを始めて見たいユーザーが自分好みのDFや機体を選ぶのに参考になるでしょう。
既発売の「ミラージュ」が55mm径のファンを搭載していたのに対して、69mm径の高性能DFを搭載して、機体サイズも2回り以上大きくなっています。
発進の準備をするOK模型の高松社長と伊藤さんです。
発進は、ミラージュと同じようにショックコードを使用します。
初飛行と言うことでまずは、伊藤さんが機体を持っての発進です。
ショックコードのテンションは、ミラージュと同じコードを使用しているので、機体が大きくなった分ミラージュより少し強い目にかけます。
それでも、コードを伸ばした状態から10歩ほど下がるだけのテンションのかけかたです。
後は、DFをフルパワーにして、手を離すだけで、簡単に発進してくれます。
DFの出力が高いので、すぐに機速がついてスムーズに高度をとっていきます。
雨上がりの湿度の高い重い空気ながらとても、パワフルに飛んでいます。
エルロン・エレベーターのトリムをとって様子をみます。
メカは、ラダー固定なのでエルロン・エレベーター・スピードコントロールの3chになっています。
実際には、エルロンが左右別サーボになるので、4ch3サーボ・1ESCです。
バッテリーを交換後今度は、高松さんが一人で発進します。
テンションをかけて機体を水平に保持します。
フルパワーで手を離すと、トリムがとれているので、素直に発進してゆきます。
今回搭載されている69mmのDFは、「ミラージュ」に搭載されているDF-55より音が静かでその吸気音がよりジェット音に近くなったようです。
上昇力は、目を見張るものがあり、DFの静止推力がほぼ機体重量ほどあるのか、ほとんど垂直上昇してゆきます。
連続ループも簡単にこなし、スピードもミラージュより格段に速くなっています。
フルスピードで飛んでいると写真に収めるのが大変です。
機体の構造は、ミラージュと同じFRP製の胴体に主翼がバルサリブ組みバルサフルプランクフィルム仕上げです。
飛行テストは、今回が本当に初回と言うことですが、非常にパワフルに飛んでいるのですが、高松さんいわく、発売までにまだまだ煮詰めないとだめなところがあるとのことなので、実際に発売されるころには、もっと性能がUPしているようで楽しみです。
また、この機体の詳しいレポートは、8月4日発売のRCAW9月号にも掲載されるようですので興味のある方は、是非購読してみてください。