Yak 54 85″ BlueにDLE55を積んでみました。

キット紹介 TOPMODEL Yak 54 85″ Blueのシリーズでは、キットの内容をご紹介しました。

同じく当店で取り扱っているDLE-55 ガソリンエンジンが、適合エンジンとなっています。

今回、テスト用に使用していたものがありましたので、それを積んでみようと思います。

ただ、付属の説明書は組み立て方などは図解入りでわかりやすいのですが、エンジンの搭載に関しては何も記述がありません。推奨エンジンが50ccクラスだということ以外は、ユーザー任せになっています。

といっても、そんなに難しいことではありませんので、とにかく、積んでみましょう。

ということで、改めて、防火壁周りを見ていきます。

DSCN0523

防火壁を上から見ると、サイドスラストがついているのがわかります。

Yak55-tem0

そして、防火壁にはケガキ線が引かれています。

防火壁のセンターにエンジンを積むとプロペラのセンターがずれるので
エンジンは、オフセットしてあるスラストセンターに合わせて搭載します。

 

OK模型のHPで、DLE-55エンジンのマウントの寸法を調べて、型紙を作りました。
Yak55-tem

それを、防火壁のスラストセンターに合わせて貼り付けて、マウントの穴を開けていきます。

Yak55-tem2

防火壁が結構硬いベニヤ(カバだと思います)ですので、まずキリで穴の中心を出しておいてから、3mm程度→5.1mmのドリルの順に穴を開けていきます。

こうして少しずつけることで、より正確な位置に穴を開けられます。

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これでマウントの準備は完了です。早速、エンジンを積んでいきましょう。

Yak55-tem4

ところで、エンジンを搭載するときに気をつけなくてはいけないのが、ネジのゆるみ止め処理です。

マウントする際は、3M Scotch-Weld TL43J ネジロックがお勧めです。

因みに、3M Scotch-Weld TL72J 高耐熱ネジロックの方は、マフラーなど高温になる部分を固定する時に使用します。

ネジロックの使用方法やコツについては、また別の機会にご紹介します。

Yak55-tem5

搭載完了です。kickit 55cc用ピッツマフラーを装着しても、防火壁には触れていません。

エンジン搭載時にゆるみ止め処理をしても、カバのような硬いベニヤであっても多少は沈むものですので、数フライト毎にビスの緩みは必ずチェックするようにしてくださいね。

冒頭でも少し触れましたが、今回使用したエンジンは、OK模型正規輸入のDLE55ccエンジンをテスト用に使用していたものです。
約1時間のランニングタイムのあるブレークイン済み新品と言えるエンジンです。

ということで、今回特別にこのエンジンと機体、マフラーの3点セットでご提供することに致しました。

価格等、詳細はショップページにてご確認下さい。「TOPMODEL YAK54 DLE55付き

1セットのみの限定商品ですので、お早めにどうぞ。


バルサ材のあれこれ。

バルサをいろいろ触っていると、つくづく面白い材料やなあと思います。

そんなバルサの性質を少し。

Barusasyuhuku1
まずはこちら。

生地完の主翼を机の角にコン。「こ、後縁が・・。」

気を付けていても、あるんですよね。

こんな薄いところ、パテ盛りするのは手間です。

そんなことしなくても、簡単な方法で、

Barusasyuhuku2

ここまで戻すことができます。

その方法は、「ちょっと水付けて、乾かす」だけ。

乾かすときに、ちょっと戻りやすいように患部をもんであげたりはしましたが、やったことはそれだけ。

もちろん、バルサ自体の硬さにもよりますが、大抵は戻ります。

バルサはスポンジのように多孔質なので、水を含ませてやると、膨らむんですよね。

 

次は多くの方がご存じの、曲げ方。

Barusasyuhuku3乾いた材料を手で曲げようとすると、うーん、これ以上いったらパシッ!と割れるなあというところ。

濡らすと

Barusasyuhuku5いとも簡単にここまで曲がります。

そしてこのまま輪ゴムで縛って乾かした後が

Barusasyuhuku4これ。

乾いても、この状態から動かせないということはありません。

 

知らなかった!という方は(・・・そこまで多くはないでしょうが)、これで知ったかぶりをしてください(^へ^;)

 


ePack(イーパック)を適切に使用するために

ご好評いただいておりますePackシリーズ。エンジン機の電動化をスムースに行いたい方にはもってこいです。

しかし、ただ単にエンジン、タンクを取っ払って、モーター、ESC、バッテリーを積み込む、というだけではうまくいかないケースがあります。

特に重要なポイントが、冷却機構と、重心位置。

エンジンむき出しのトレーナー機や、カウリングに通風口が空けられている機体なら、モーターの冷却は心配いりませんが、バッテリーを冷やすことを考えてあげないと、本来の能力を発揮できないばかりか、バッテリーが使えなくなったり、墜落などの大事故につながる場合もあります。

OK模型のキットのうち数種類に含まれている

1こんなパーツ。エアーアウトレットです。使い方は2こんな風に通風口を開けて3例えばメカ室の後ろ側にこんな穴を空けてあげて4接着。これでかなり冷却効率が違います。

ただ胴体に穴をあけるだけだと、冷却風は抜けにくく、効果はあまり期待できません。

こんなパーツが手元にない方でも、何か身近なプラスチックの容器等で作ってみるのもいいかもしれませんね。

 

そして、重心位置。これが合わないことは飛行機にとっては死活問題です。

エンジンを積んでいた時と、電動に換装した時の重心位置が違っていれば、当然飛び方や舵の効き方が変わります。バッテリーの位置で調整したり、必要であればオモリを搭載してでも重心位置は合わせてあげましょう。


ちょっとしたことなんですが

突然ですが、こちらの写真をご覧ください。

Hikaku
これはレーザカットキットの主翼にフィルムを貼ったものです。

左側のリブは何もせずに、右側のリブは軽くサンディングしてフィルムを貼りました。

リブや胴体など、すべて左の状態でキットを完成させていらっしゃる方が時々見られるのですが、

個人的に、レーザーの焦げた跡は好きではありません。

写真は透明イエローのフィルムですが、白色等ですと焦げ跡はもっと目立ってしまいます。

Citron-wing
こちらはシトロンの主翼です。シトロンは完成機として販売されていますが、生産時、部品はすべてレーザーカットで切り出してあります。つまり、メーカーで組み立てる際に、やはり軽くサンディングしてからフィルム貼り工程に移っているのです。

「あまりサンディングしすぎると翼形が変わってしまう」とご心配なら、

Sanding-block
このような、比較的細かいサンドペーパー(写真は#180。#320でも十分焦げは取れます)で軽く撫でるようにすれば、翼形はまず心配無用です。

Rib

本当にちょっとしたことなんですが、ほんのひと手間で見栄えは全然違いますよ。

今まで気にしたことがなかった、というかたは、是非、やってみてください。


サーボカバー、どうされてますか?

エルロンのリンケージがビシっと決まって、さてフタをしようとしたとき

Linkage01
あら、サーボカバーが、切れてないタイプの成形だった・・・

Linkage02
とか、切り取り線が見えなくて(見えていても怪しくて)、

どう切ればいいのか・・・という時、皆さんはどうされてますか?

いろいろ方法があるとは思いますが、そのうちの一つをご紹介しますね。

私の場合は、これを使います。

Linkage-tape
マスキングテープです。これはサーボカバーのカットだけではなくて、本当に色々使えます。

さて、とりあえず、先ほどの成形品を

Linkage03
粗切りして

Linkage04
半分に切ります。そしてマスキングテープを、主翼側に貼ります。

Linkage05
囲われた内側の四角が危険ゾーンの目安、というわけですね。長めに貼りましょう。

心配な方は、四方ではなく八方に貼ってもいいですね。

この上に成形品を乗せて、大体の位置合わせをして、成形品に危険ゾーンを写し込みます。

Linkage06
Linkage07
こんな感じになったら、想定される危険ゾーン内に入らないように切っていきます。

Linkage08
Linkage09
こんな感じにできました。うーん、写真で見るとなかなかいびつです(苦笑)

両面テープの貼りしろを残すのを忘れないようにしてくださいね。

Linkage10
両面テープを細く切って、貼って、はい、完成です。

ホーンやその他が当たらないようにしてくださいね。

Linkage11

別に、まん丸じゃなくてはいけないという決まりもないです。

四角や星型、なんてのもいいかもしれません。あくまで一例、というご紹介でした。。。

マスキングテープは、この他にも、キャノピーを胴体に合わせて切る時なんかにも使えますよね。