ご好評いただいておりますePackシリーズ。エンジン機の電動化をスムースに行いたい方にはもってこいです。
しかし、ただ単にエンジン、タンクを取っ払って、モーター、ESC、バッテリーを積み込む、というだけではうまくいかないケースがあります。
特に重要なポイントが、冷却機構と、重心位置。
エンジンむき出しのトレーナー機や、カウリングに通風口が空けられている機体なら、モーターの冷却は心配いりませんが、バッテリーを冷やすことを考えてあげないと、本来の能力を発揮できないばかりか、バッテリーが使えなくなったり、墜落などの大事故につながる場合もあります。
OK模型のキットのうち数種類に含まれている
こんなパーツ。エアーアウトレットです。使い方はこんな風に通風口を開けて例えばメカ室の後ろ側にこんな穴を空けてあげて接着。これでかなり冷却効率が違います。
ただ胴体に穴をあけるだけだと、冷却風は抜けにくく、効果はあまり期待できません。
こんなパーツが手元にない方でも、何か身近なプラスチックの容器等で作ってみるのもいいかもしれませんね。
そして、重心位置。これが合わないことは飛行機にとっては死活問題です。
エンジンを積んでいた時と、電動に換装した時の重心位置が違っていれば、当然飛び方や舵の効き方が変わります。バッテリーの位置で調整したり、必要であればオモリを搭載してでも重心位置は合わせてあげましょう。