エルロンサーボの接着がはずれやすい・・・

最近は、エルロンサーボを左右の主翼内に搭載する機体が多くなってきました。
特にグライダーなどの薄い主翼内にサーボを取りつけるときは、サーボにテープやシュリンクチューブを巻いて直接接着してしまうことがあると思います。
先日も最近グライダーを始めた方がエルロンのサーボの接着が外れやすいというのでどのように接着しているか聞いてみると接着剤をつけて圧着せずにそのまま接着しているとのことでした。
接着するときに圧着しないと接着が弱くなり外れやすくなります。
でも、エルロンサーボを圧着するのって結構やりにくいとおもいますちょっと私の圧着の仕方を紹介します。
Dsc05916_3 サーボを接着したらサーボの上に10mm角のバルサ棒を適当な長さに切っておき、それを5mm角のヒノキ棒2本で写真のようにはさみ両端を輪ゴムで縛ってテンションをかけます。
このようにしておくと主翼にも傷をつけにくくサーボを圧着させて接着できます。
エルロンのサーボが外れると墜落事故につながりやすいのでサーボを接着して取り付けるときは、しっかりサーボをおさえて接着するように注意しましょう。


シャーレ翼の修理.3

Dsc06325 プランクが完成したら、グラスを張り込む分を考慮して若干低くサンディングしてしあげておきます。
隙間や凹みが出来たときは、バルサパテで修正しておきます。

Dsc06327 マイクログラスを少し大きめに切り浸透性の良い粘度の低いエポキシで貼ります。
今回の場合は、10gも使用するとあまるぐらいです。
グラスクロスの目が荒れないようにエポキシを馴染ましてゆきその後余分なエポキシをクッキングペーパーなどで上から吸い取っておきます。

Dsc06328 余分なエポキシを取ったあと、ポリ袋を切り開いたものを被せて不要になったカードなどで空気と余分なエポキシを絞りだします。
写真の前縁のところにティッシュをあてて絞ったエポキシを吸収させています。
この作業を行うときは、一度に力を入れて行うとガラスクロスが歪んだりしますので力を入れすぎないように丁寧におこない、完了したらそのままエポキシが硬化するまでおいておきます。
Dsc06329 エポキシが硬化したら、ポリ袋を取ると綺麗にクロスを貼ることが出来ています。

Dsc06330 後は、周りと段差が無いように水研ぎします。
その後サフェーサーを吹いて下地のを仕上げて、白色のウレタン塗料で塗装して仕上げて修理完了です。


シャーレ翼の修理.2

Dsc06319 本来シャーレ翼の場合主翼の中は、空洞になっているのですが、これを空洞のまま修理しようとするとなかなか難しいので、ちょっと反則技ですが発泡スチロールで主翼の形に合わせて芯をつくりました。
この場合、バルサの厚み分少し小さめに作ります。

Dsc06322 この芯をエポキシで内側に接着してしまいます。
主翼の形状にあわせておきます。

Dsc06323 スチロールの上にバルサ板を接着して主翼の形に合わせます。

Dsc06324 前縁も形状をプランクだけで出しにくい場合は、バルサ棒などを接着して削りだして整形すると簡単です。
この部分だけスチロールコア・バルサプランク翼になってます。(笑


シャーレ翼の修理.1

以前このブログで紹介したシャーレ翼スケールグライダーのSALTOですが、ホームのスロープで飛ばしていて落としてしまいました。
森の中に落としてしまい立ち木の枝に主翼を当ててしましシャーレ翼を壊してしましました。

Dsc06316 この翼はバルサシャーレになっていますので木の枝が当たったところは枝の形でつぶれています。
そこで一旦潰れているバルサを取除くことにしてマスキングテープで切り取ってしまう目印をつけました。

Dsc06317 目印に沿ってシャークソーとカッターで切り取りました。
潰れているところが主翼内のスパーまでで止まってくれていたので不幸中の幸いです。
主翼強度は、ある程度まもらてています。

Dsc06318 1.5mm厚のバルサシートで切り取った部分のサイズに合わせて補修します。
バルサのつなぎ目は瞬間とグラステープで補強しておきます。

Dsc06320 スパーの前のところにカーボンロービングの補強がありそれも潰れていたので新たにテトラの12Kカーボンロービングを瞬間で貼り付けて補強しておきました。