ty1 2in1 ワイヤーストリッパー

ty1 2in1 ワイヤーストリッパーは、モデラーさんにはうってつけの道具です。

2in1
パッと見は、普通のニッパーのようですが、
後側が爪切りのような毛抜きのようなパーツを内蔵した形になっています。

詳しい使い方はこちらをご覧ください。
 

いかがでしたか?

これがあれば、このシリーズでご紹介した、

Enchou2
こんな作業が不要になるんですね。
もちろん、細めのシリコンコードの皮むきも出来ますので、バッテリーコードのハンダ付け作業にも役立ちます。
よかったら、あなたの工具箱の仲間に入れてあげて下さい^^

 

 

 


なぜ、温度調節機能が必要なのか。

前回までは、現在取り扱っているフィルム貼り用アイロンの違いについてご紹介してきました。

VIPアイロンとE-アイロンの大きな違いとして、細かい温度調節機能の有無を挙げましたが、

なぜ、そんな細かい温度調節機能が必要とされているのでしょうか。

一番の理由は、フィルム、または同じフィルムでも色によって収縮温度やノリが効く温度が異なること。

ということで、手元にあった3種類のフィルムで、実際に検証してみました。

 
Test-2

今回の検証に使うのは、オラカバの赤、Aフィルム AF26ホワイト、それとEライトフィルム 透明パープルです。

オラカバ(以下O)の収縮温度についていろいろ調べてみると、だいたい150度で縮み始めるようです。

Aフィルム(以下A)とEライトフィルム(以下E)は、メーカーHPによるとそれぞれ色によって温度は多少違うものの、

Aが約150度、Eが約200度とのことでした。

 

Start

では、アイロンの温度を計りながら、ノリが効き始める温度、収縮し始める温度を調べていきます。

用意したフィルムをそれぞれ同じ大きさに切って、バルサの端材に貼ったり、アイロンの上に乗せてみたりしました。

Secchaku

すぐに剥がれてしまい、実用にはならないものの、ノリが効き始める温度は、Oが約60度、AとEが約80度でした。

Chijimi

それ以降、少しずつ接着力が増していき、150度程度からOとA、Eは190度あたりでようやく縮み始めます。

下調べしたとおりと言えます。

Better

そして、最もノリが効いているなと感じるのが、それぞれの収縮し始める温度よりも10~20度低い、130度(O、A)と180度(E)でした。

V1

つまり、フィルムを収縮させたい場合はOとAで140度以上、Eなら190度以上に設定してアイロンをあて、収縮させたくない場合はOとAで120~130度、Eなら170~180度に設定しておけば収縮しにくいというわけですね。

VIPアイロンの場合、およそ目盛りの表示通りの温度になってくれるため、そのような細かい設定も可能です。

しかし、E-アイロンのように細かい温度調節機能がない場合は、温度管理をほぼカンだけでしなければなりません。

E1平らなシューが好きな私は、以前まではE-アイロンのツマミを一杯に回しておき、Eライトフィルムはそのままで、オラカバなどは、少し湿らせたウエスを用意しておき、高温のアイロンをあてた後すぐにウエスで押さえて温度を下げるようにして作業していました。

それでも時々、主翼の後縁部分など、フィルムが縮みすぎて生地が見えてしまうという失敗を経験しています。

VIPアイロンType-Fを使えば、そんな失敗も格段に少なくなるというわけです。

オススメですよ。


Yak 54 85″ BlueにDLE55を積んでみました。

キット紹介 TOPMODEL Yak 54 85″ Blueのシリーズでは、キットの内容をご紹介しました。

同じく当店で取り扱っているDLE-55 ガソリンエンジンが、適合エンジンとなっています。

今回、テスト用に使用していたものがありましたので、それを積んでみようと思います。

ただ、付属の説明書は組み立て方などは図解入りでわかりやすいのですが、エンジンの搭載に関しては何も記述がありません。推奨エンジンが50ccクラスだということ以外は、ユーザー任せになっています。

といっても、そんなに難しいことではありませんので、とにかく、積んでみましょう。

ということで、改めて、防火壁周りを見ていきます。

DSCN0523

防火壁を上から見ると、サイドスラストがついているのがわかります。

Yak55-tem0

そして、防火壁にはケガキ線が引かれています。

防火壁のセンターにエンジンを積むとプロペラのセンターがずれるので
エンジンは、オフセットしてあるスラストセンターに合わせて搭載します。

 

OK模型のHPで、DLE-55エンジンのマウントの寸法を調べて、型紙を作りました。
Yak55-tem

それを、防火壁のスラストセンターに合わせて貼り付けて、マウントの穴を開けていきます。

Yak55-tem2

防火壁が結構硬いベニヤ(カバだと思います)ですので、まずキリで穴の中心を出しておいてから、3mm程度→5.1mmのドリルの順に穴を開けていきます。

こうして少しずつけることで、より正確な位置に穴を開けられます。

Yak55-tem3

これでマウントの準備は完了です。早速、エンジンを積んでいきましょう。

Yak55-tem4

ところで、エンジンを搭載するときに気をつけなくてはいけないのが、ネジのゆるみ止め処理です。

マウントする際は、3M Scotch-Weld TL43J ネジロックがお勧めです。

因みに、3M Scotch-Weld TL72J 高耐熱ネジロックの方は、マフラーなど高温になる部分を固定する時に使用します。

ネジロックの使用方法やコツについては、また別の機会にご紹介します。

Yak55-tem5

搭載完了です。kickit 55cc用ピッツマフラーを装着しても、防火壁には触れていません。

エンジン搭載時にゆるみ止め処理をしても、カバのような硬いベニヤであっても多少は沈むものですので、数フライト毎にビスの緩みは必ずチェックするようにしてくださいね。

冒頭でも少し触れましたが、今回使用したエンジンは、OK模型正規輸入のDLE55ccエンジンをテスト用に使用していたものです。
約1時間のランニングタイムのあるブレークイン済み新品と言えるエンジンです。

ということで、今回特別にこのエンジンと機体、マフラーの3点セットでご提供することに致しました。

価格等、詳細はショップページにてご確認下さい。「TOPMODEL YAK54 DLE55付き

1セットのみの限定商品ですので、お早めにどうぞ。


バルサ材のあれこれ。

バルサをいろいろ触っていると、つくづく面白い材料やなあと思います。

そんなバルサの性質を少し。

Barusasyuhuku1
まずはこちら。

生地完の主翼を机の角にコン。「こ、後縁が・・。」

気を付けていても、あるんですよね。

こんな薄いところ、パテ盛りするのは手間です。

そんなことしなくても、簡単な方法で、

Barusasyuhuku2

ここまで戻すことができます。

その方法は、「ちょっと水付けて、乾かす」だけ。

乾かすときに、ちょっと戻りやすいように患部をもんであげたりはしましたが、やったことはそれだけ。

もちろん、バルサ自体の硬さにもよりますが、大抵は戻ります。

バルサはスポンジのように多孔質なので、水を含ませてやると、膨らむんですよね。

 

次は多くの方がご存じの、曲げ方。

Barusasyuhuku3乾いた材料を手で曲げようとすると、うーん、これ以上いったらパシッ!と割れるなあというところ。

濡らすと

Barusasyuhuku5いとも簡単にここまで曲がります。

そしてこのまま輪ゴムで縛って乾かした後が

Barusasyuhuku4これ。

乾いても、この状態から動かせないということはありません。

 

知らなかった!という方は(・・・そこまで多くはないでしょうが)、これで知ったかぶりをしてください(^へ^;)

 


ePack(イーパック)を適切に使用するために

ご好評いただいておりますePackシリーズ。エンジン機の電動化をスムースに行いたい方にはもってこいです。

しかし、ただ単にエンジン、タンクを取っ払って、モーター、ESC、バッテリーを積み込む、というだけではうまくいかないケースがあります。

特に重要なポイントが、冷却機構と、重心位置。

エンジンむき出しのトレーナー機や、カウリングに通風口が空けられている機体なら、モーターの冷却は心配いりませんが、バッテリーを冷やすことを考えてあげないと、本来の能力を発揮できないばかりか、バッテリーが使えなくなったり、墜落などの大事故につながる場合もあります。

OK模型のキットのうち数種類に含まれている

1こんなパーツ。エアーアウトレットです。使い方は2こんな風に通風口を開けて3例えばメカ室の後ろ側にこんな穴を空けてあげて4接着。これでかなり冷却効率が違います。

ただ胴体に穴をあけるだけだと、冷却風は抜けにくく、効果はあまり期待できません。

こんなパーツが手元にない方でも、何か身近なプラスチックの容器等で作ってみるのもいいかもしれませんね。

 

そして、重心位置。これが合わないことは飛行機にとっては死活問題です。

エンジンを積んでいた時と、電動に換装した時の重心位置が違っていれば、当然飛び方や舵の効き方が変わります。バッテリーの位置で調整したり、必要であればオモリを搭載してでも重心位置は合わせてあげましょう。