コンボ25Lを作ろう! その4

当店オリジナルのダイカットバルサキット
TOPMODEL コンボ 25L バルサキットの製作、第4回目になります。

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前回までは、主翼の組立からプランクまでを行ってきました。

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今回は、エルロンの取付準備をしていきましょう。
図面に描かれている、今回の工程の説明です。

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エルロン材は長めのものが入っていますので、必要な長さに加工します。

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こちらはエルロンホーンの受け(ブロック)です。エルロンホーンが入るミゾがあります。

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ホーンとブロックの位置関係は大体このようになります。
エルロンホーンの取付位置を決めるのですが、図面では左右のコントロールホーンの間隔が24mmになっています。

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少し昔の図面ですので、描かれているサーボやサーボホーンも、もしかしたら今の基準とは違うのかもしれないと思い、手持ちのTahmazo TS-1034Tahmazo TS-1036、その他のサーボホーンをいくつかひっぱり出してきました。
コントロールホーンの間隔と、サーボホーンの穴の間隔があまりにズレていると、舵を切った時に無駄な負荷がサーボやエルロンにかかります。それを防止するために、サーボホーンの穴の間隔を確かめようとしているわけです。

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そのうちのひとつ、外から2番目の穴の間隔は24mm。
他のサーボのサーボホーンを見てみても、24mm間隔でコントロールホーンの位置を決めても問題なさそうな間隔(23~25mm程度)でした。

ということで、コントロールホーンの間隔は24mmで決定です。

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次に、エルロンの翼端の加工。
長さはもちろんですが、OK模型さんに「図面通りの形だとフラッター(飛行中にバタバタと舵が暴れる現象)を起こす可能性もあるので、角をある程度落とした方がいい」というアドバイスを頂きましたので、写真のように角を落とすことにしました。

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エルロンホーンブロックも、主翼の上反角に合わせて突き合せ部分を加工します。

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次に、ホーンが出る部分を中央側から12mmの位置に切り欠いて、ホーンが収まるように加工していきます。
ホーンが無理なく動くように、斜めに切り落としておくのも忘れないようにします。

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主翼の後縁も、ホーンが半分だけ収まるようにミゾを彫っておきます。
というのは・・・

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こうすることで、エルロンのヒンジラインに、エルロンホーンのピアノ線の中心が近づけることができます。
ブロックだけでホーンを収めると、ヒンジラインと少しずれたコントロールホーンになります。

それがさほど大きな問題だというわけではないと思いますが、ちょっとしたコダワリでこのようにしました。

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ホーンが無理なくブロックの中に収まったら、エルロン側の、ホーンが入る位置を決めていきます。
まずはエルロンに軽くホーンを押し当てて印を付けます。

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ホーンが入る深さに、ドリルに目印をつけておいて、慎重にエルロンに穴をあけていきます。

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穴があいたら、ホーンが埋まる部分のミゾを彫ります。 先ほどのコダワリに則って、エルロンのヒンジラインにピアノ線の中心が来るように、ホーンが半分だけ埋まるようにミゾの深さを決めます。

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左右同様にして、ホーンの位置が決まりました。

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次に、別途用意したイージーヒンジLを取り付けます。

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後縁の厚みの中心に、ヒンジの幅の切り込みを入れて、そこにヒンジを挿し込みます。
そのヒンジを利用して、エルロン側のヒンジが入る位置をけがきます。
同じようにエルロンに切り込みを入れます。
後縁、エルロン共に、ヒンジが翼型の中心線に合うように切り込み入れます。

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ヒンジはまだ接着せずに、段差をチェックします。
段差がある場合は、上下どちらかにヒンジのミゾがずれています。
主翼側、エルロン側どちらかの切り込みの位置を調節しておきます。

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ブロックをエポキシ接着剤で主翼に接着します。コントロールホーンを包み込むようにします。
エポキシ接着剤でホーンが固着してしまいそうですが、硬化後にホーンをパキッと動かせば、外れてくれます。
ヒンジはまだ接着していません。

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フィルムを張ることを想定して、スムースなラインになるように、エルロン翼端側の整形をしておきます。

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ついでに、図面にはありませんが、念のためにバルサの端材を三角に切り、接着して翼端を補強しておきます。

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主翼の補強材の加工をしておきます。中心をけがいて、

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厚みの半分くらいの深さまでカッターナイフで切り込みを入れ、主翼の上反角に沿って曲がりやすいようにしておきます。

これもまだ接着せず、この部材だけでフィルム張りをして仕上げ、その後に接着すればきれいに仕上がる筈です。

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図面に記載されている説明には、この段階でエルロンヒンジ、ベニヤの補強材は接着しておくように指示されています。
絹張りを想定してのことだそうですが、今回はフィルム張り仕上げをしたいので、エルロン等はフィルムを張ってから取り付けて仕上げることにします。

つまり、これであとはサンディングすれば主翼は生地完成になります。

ということで次回からようやく胴体の組立に入るんですが、ここでお知らせです。

今回製作していますこのコンボ25Lを、フィルム張り済みの完成機として限定1機、販売させていただきます。

ご予約いただいたお客様には、仕上げに使うフィルムの色(単色)を選んでいただこうと思います。
在庫のあるAフィルムないしEライトフィルムから、1色お選びいただければと思います。

完成するまでにご予約が無い場合は、こちらで色を決めて仕上げます。
ショップの業務の合間に製作していますので、10月下旬頃の完成予定となっております。
価格は、税込16,000円の予定です。近日、ショップに予約商品として追加いたしますので、ご興味のある方はチェックしておいてください。

 

 

 


コンボ25Lを作ろう! その3

さて、主翼の骨組みができましたので、今回はプランクを貼っていきます。
私なりの貼り方になっています。参考にして頂ければと思います。

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プランク材は、前縁プランク、後縁プランク、中央プランク、そしてリブキャップの4種類です。
(中央プランク用のバルサシート撮り忘れました^^;)

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図面に添えてある説明に、プランクする箇所の全体図が描かれています。
翼端のリブにはリブキャップはしないのですね・・・。フィルムを貼る時に段になりそうですね。材料が余ればここにもリブキャップを足しましょうか。
あと、下面の、ギヤマウント部は、余った材料で貼るようにとあります。ここも、オリジナルでちょっと工夫してみましょうかね^^

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まずは、後縁側のプランク材を貼っていきます。
後縁材に木工用ボンドを塗って、

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上下面にプランク材をあてて、その上からヒノキ棒(別売)をあてがって、目玉クリップで挟んで固着します。

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木工用ボンドが固まるまでの時間に、後縁が直線になるように調整します。

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次に、前縁プランクです。まずは下面側から、木工用ボンドをヒノキのスパーに塗って、プランク材をあて、先ほどと同じように、ヒノキ棒をあてがって目玉クリップで固着します。
リブとプランク材の間、前縁材の順に、瞬間接着剤(FXMPのようなサラッとしたもの)を流して接着します。

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さあ、次は肝心の前側の最後のプランク貼りです。ねじれが出てしまう多くの場合は、ねじれをチェックせずにこの最後のプランクをしてしまうことが原因になります。
方法はいろいろあると思いますが、私なりの方法でやってみますので、参考になさって下さい。

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まずは下準備で、ダウエルに当たるところを切り欠いておきます。

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ではまず、貼る前にねじれの有無を確認してから、スパーとリブの上に木工用ボンド、塗っておきます。
プランク材のスパーに乗る部分を、ヒノキ棒をあてがって目玉クリップで挟んで位置を決めます。
前縁材に瞬間接着剤HWを塗り、リブのカーブにプランク材を馴染ませながら前縁まで圧着していきます。この時に、マチ針を使って固定してもいいでしょう。硬化促進剤のOKボンドターボを使っても素早く作業ができていいと思います。

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ボンドが乾く前に、ねじれをチェック。ねじれがあれば、逆にねじって修正します。
よし、問題なしです。一安心ですね。

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ねじれがなくホッとしたところで、次は中央プランクの準備です。
中央プランク用には1.5mmバルサの、長さ900mmのものが1枚入っているだけですので、上面下面それぞれ必要な寸法を測って、

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このようにカットしました。

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瞬間接着剤FXで継いで、

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サンディングブロックで継ぎ目を綺麗に均します。

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できたプランク材を、カットして、左右に振り分けます。

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下面はこんな感じになります。真ん中の突合せ部分をぴったり合わせたら、

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メインギアマウントのミゾを利用して、けがきます。

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プランク材をしっかり押さえて、裏からドリルを通します。すると

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メインギヤが入る部分の目印ができました。貼り付けた後、これを目印に切り取っておけば、フィルムを貼った後にどこを切り抜けばいいか悩まなくて済みます。

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ちなみに、黒線で囲んだ部分は、図面にはなかった部分です。
図面の通りだと、フィルムが貼り難そうだったので、足してみました。

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プランク材の準備完了です。リブキャップは、6mm幅のものを、前縁プランクと後縁プランクの間隔を測って、それより大体1mm程長いものを切り出しておきます。

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ここで、材料が少し余りましたので、翼端のリブもプランクしちゃいます。
リブキャップ用の材料は6mm幅ですが、翼端用は棒カッター君を使って3mm幅にして貼ります。

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こんな感じに出来ました。翼端のリブの上が埋まっているのが分かりますでしょうか。うん、やっぱりこの方がフィルムも貼りやすそうでいいですね。

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リブキャップが貼り終わったら、上側の中央プランクを貼って、エルロンサーボやサーボベッドが入るところを切り欠いておきます。

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最後に下面の中央プランクを貼って、メインギヤが入る部分を切り取っておきます。

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はい、これで主翼のプランク作業は無事に完了しました。見たところねじれも無く、問題ないかと思います。

次回は、エルロンブロックやエルロンの取付け、といきたかったのですが。
ありがたいことに、カモミールの完全完成機のご注文を頂きましたので、コンボ製作シリーズは一旦休憩させていただき、カモミールの製作をしながら、作り方のポイントなどをご紹介していくことにします。

ということで次回は、「カモミールを作ろう!その1」をお届けします。

 

ところで、ホビーショー先取りセール、チェックしていただいていますでしょうか?
毎日どんどんと商品が追加されて、お祭り状態になっています。ぜひ、チェックを!

 

 

 

 


コンボ25Lを作ろう! その2

では、今回は左右主翼の接合をやっていきます。

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前回作った左右の主翼と、大小のカンザシです。

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と、その前に、一点忘れていました。
主翼をフィルム張り仕上げしますので、フィルムを張る際に、空気が逃げる穴を空けておく必要があります。
大きな穴を空ける必要はありませんので全てのリブに画鋲でプツプツと穴を空けておきます。これでOKです。

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では、今回の工程。上反角にあわせて、スパーと前後縁材を修正する作業からやっていきましょう。
これをどうやるのか、ちょっと考えた結果、

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図面を利用して

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カンザシにセンターラインを引きました。

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これを、ヒノキのスパーや前縁材、後縁材にけがいていきます。これが修正の目安になるわけです。
左右同じようにけがかないように気を付けてくださいね。

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サンディングブロックを利用して、丁寧に修正します。
特に、直線を出したい場合は、削るものを台に置いて、サンディングブロックを往復させて削るのではなく、押して削る、押して削るというように、一方向のみで削ると、より正確に直線が出やすいです。
ある程度まで目安の線に近づいたら、ヒノキスパーは目安の線がちょうど消えるまで削り、バルサの前後縁材は、わざと目安の線が少し残るところで削るのをやめておきます。

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カンザシを左右の主翼のスパーにきっちり合わせてエポキシ接着剤で接着します。写真のように、目玉クリップを使ったり、クランプを使ってきっちり固定します。

先ほど、前後縁材を長めに残してありますので、この時、前側も後側もちょっと突っ張っているはずですが、これでOK。後で、ねじれや主翼の前身後退を修正しながら仕上げます。

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エポキシが硬化するのを待つ間に、メインギヤマウントのベースのチェックをします。前縁側と、下面側をそろえてみると、メインギヤマウントが乗る部分にガタがあるのが分かりました。このまま接着すると、メインギヤが片方だけ斜めについたりしそうでイヤなので

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ヒノキ棒にサンドペーパーを貼ったものを使って削って修正します。

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修正完了しました。ぴったりです。

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カンザシのエポキシ接着剤が硬化したら、前と後ろの棒材の最終調整です。
こうしてサンドペーパーを挟み込んで、主翼のねじれや前後退を慎重にチェックしながら削っていきます。

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前後縁材を接着したら、中央リブを接着。前側は、ダウエルが来るところを切り欠けという指示がありますので、まず下側を接着しておいて

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6mmのダウエルを接着し、上側を接着します。前縁補強のベニヤも、ダウエルに触るように接着しておきます。

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このダウエル、しっかり接着剤を流してはいますが、このままではやはり接着強度が少し弱いような気がしますので、念のために、グラステープで補強しておきます。

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先ほど修正したメインギヤマウントのベースをリブに(私はエポキシを使って)接着して、

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メインギヤマウントをエポキシ接着剤でがっちり接着します。

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3mmのピアノ線が通るように、マウントに穴を空けます。
始めにキリで、リブに貼ったベニヤのベーススレスレにメインギヤが来るように穴位置を決めます。
次に2mm程度のドリルで、マウントに対して垂直になるように、ブロックごと下穴を空け、3.1mmのドリルで穴を広げます。

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穴が空いたら、試しにメインギヤを入れてみます。通り難かったり、奥まで入らなかったら、この時点で修正しておきます。

長くなりましたが、これであとはプランクをして、エルロンブロックなどの取付で主翼は生地完成になります。
だんだん形になってきました。

その3へ 

 


コンボ25Lを作ろう! その1

今回から、かなり久しぶりのキット製作をしようと思います。
作る機体は、当店オリジナルのTOPMOEL コンボ 25Lです。

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過去の記事「コンボ 25L キットの箱を開けてみた。」でご紹介したとおり、TOPMOEL コンボ 25Lは、OK模型のブランドであるPILOTとトップモデルJapanのコラボ商品となっています。
中に入っている図面は、1998年当時のものの復元になっています。

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16年前は、まだダイカットのキットがあったんですね。
ダイカットのキットは、プレスで型抜きされたパーツやシンプルな材料で構成されているキットです。
実は、私はレーザーカットのキットは作ったことはありますが、ダイカットのキットを作ったことがありません。
ですので今回は特別に、要所要所でOK模型さんのアドバイスを頂きながら、きっちりと組み立てていきます。
初めてのダイカットキット、とても楽しみです^^

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というわけで、さっそく製作にとりかかります。
作る工程ごとに、必要なパーツを取り出していってもいいのですが、念のために、図面を見ながらダイカットのシートにパーツ番号を書き込んでいきます。特に似た形のパーツは注意して書き込みます。

パーツの確認ができたので・・・
まずは、主翼から取り掛かることにします。

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図面の脇にある、組立説明。なるほど、レーザーカットキットとパーツ構成はさほど変わらないんですね。

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説明通りに、図面にヒノキのスパーをあてて、リブの位置をけがいていきます。
同様に、前縁材、後縁材も印をつけていきます。
その前に、スパーなどの棒材は、反りや曲りがある場合は、しごいたりして真っ直ぐになるようにしておいてくださいね。
特にスパーが曲がっていると、主翼自体がつられて曲がってしまいます。

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できました。スパーを置いて、リブを所定の位置に瞬間接着剤で仮止めしていこうと思います。
全てのパーツを仮止めして、ねじれが無いことを確認してからしっかり接着するつもりです。
ということで、瞬間接着剤がつかないように図面の上にラップをしいておきます。

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まず、ダイカットなので、リブの形が多少ばらつきがありますので、整えます。
リブをまとめ、スパーの入り方を均一になるようにして、スコヤでリブとの直角を出しておいてから、マスキングテープで固定します。
三角定規でもいいですが、やはりキットを作るなら、スコヤは用意しておいた方が便利だと思いますよ。

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前縁、後縁、プランク材が当たるところも、サンディングブロックを使って整形します。極端に形が変わるといけませんので、強くこすらないようにします。

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できました^^

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リブを、スコヤで垂直を確認しながらスパーに仮止めしていきます。
主翼の翼型は、下面が平らではなく、スパーとリブだけではグラグラしてしまい、真っ直ぐに接着するのはとても難しいです。
私は、後縁材を枕木のようにリブにあてることにしました。スパーと平行に、図面に固定しておき、すべてのリブが揃うようにします。
リブを、スコヤにあて、下のスパーと枕木に押し付けながら、瞬間接着剤(私はFXがお気に入りです)をチョン、と流します。隙間が大きい場合は低粘度のものは使いにくいので、BWHWで接着してください。

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上のスパーも、同じく瞬間接着剤で仮止めします。

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後縁材は、リブの後側がテーブルにつくまで前の方に枕をかませて、リブと後縁材をテーブルに押し付けて接着します。

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前縁材は、けがいた印を信じて(笑)、仮止めしていきます。
ただし、両端をまずつけてから、ねじれを見たり位置を調整しながら、他のリブをつけていきます。

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前縁材、後縁材を接着しました。3mmベニヤの翼端も接着します。

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チェックします。よし、一応まっすぐに出来ていますね。

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主翼を後から見たところです。ねじれもなさそうです。

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スパーの補強材を接着して、棒材とリブの接点をしっかり接着するために瞬間接着剤を流し直しました。

とりあえず一段落です。
ここまでは、バルサキットをいくつか組んだことのある方なら、恐らく無理なく組めるのではないかな?と個人的に思いました。あれこれ考えながら、楽しく組めています。なんか、工作が上手くなったような錯覚?もありますね(笑)

対称翼ですので、同じものをもう一つ作って、次回、左右主翼の接合にかかります。

その2へ

 

 

 


コンボ 25L キットの箱を開けてみた。

先週末の5/17と5/18は静岡ホビーショーの一般公開日でした。
OK模型ブースにて行われた当店の即売会には、両日とも、たくさんのお客様がお越しいただきました。
誠にありがとうございました。

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さてさて、では今回は「TOPMOEL コンボ 25L バルサキット」のキット紹介をしていきます。

 

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TOPMOEL コンボ 25L
は、OK模型のブランドであるPilotとトップモデルJapanのコラボ商品となっています。
バルサキットといっても、レーザーカットのものではなく、ダイカットのキットです。

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このように、型抜きされたパーツを組み立てていくタイプのキットです。

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元々コンボシリーズは、胴体と主翼のパーツを別々に生産販売していたキットなのですが、今回は無理を言って、一機分を箱にまとめていただいて復活となっています。
その結果、大幅なプライスダウンが実現しているんです。かなりお得ですよ。
さらにこのTOPMOEL コンボ 25L バルサキットには、別売だったキャノピーも同梱されているんです。
ますますお得ですね~。

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こちらが生地完成例です。タイヤやプロペラ、スピンナー、エンジンは別売です。

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図面に記載されている、別途準備が必要なパーツのリストです。
キャノピーは同梱されているので準備の必要はありません。

ところで、ダイカットキットのファンの方って、実はまだまだ多いんですよね・・・。

ホビーショー即売会でもコンボを販売させていただいたんですが、「おお、コンボがある!」とおっしゃって懐かしがるお客様がいらっしゃったんですよ。
キットの箱をご覧になった瞬間、スッとレジにお持ちになったお客様もいらして、ああ、やっぱりお好きな方も少なくはないんだなと実感したんです。

 

キット作成熟練のモデラーさん、または脱初心者ご希望のチャレンジャーさん!
要チェックですよ~!