シナモン3を組み立てる(3)

では、リンケージ作業をしていきましょう。(説p8.9)

Cinna3-3-01

Cinna3-3-02ガイドパイプの位置を決めて、カーボンパイプのプッシュロッド出口に(瞬間接着剤もしくはエポキシで)固定します。ピアノ線のテンションがかかっていない状態の位置をマーキングして、所定の位置にコントロールホーン取り付け用の穴をあけていきます。

【ホーン取り付け位置についてはこちらを参考になさってください→初心者のための「コントロールホーンの取り付け方」

Cinna3-3-03エレベーターも同様に、ホーン取り付け位置を決めていきます。

Cinna3-3-04ピアノ線をZ曲げして、ホーンに通してからラダー、エレベーターにホーンを接着します。説明書にもありますが、ホーン取り付け位置のフィルムを切り取るのを忘れないようにしてください。

ところで・・・

ZZ曲げについて少し。小さいZ曲げをしたいとき、皆さんはどうされていますか?
Z-2例えば、こうして
Z-3このまま曲げると
Z-4当然、こうなります。
Z-5小型のグライダーに使われている1mmベニヤのホーンに通してみました。これだとガタつきが発生し得ます。

Z-2できるだけ小さいZ曲げをしたい場合は、私の場合ですが、ここまでは同じで
Z-6この向きで、力を入れても滑らないギリギリの位置でしっかり握ってギュッ!と曲げて
Z-7グイッ!と持ってくると
Z-8先ほどよりも小さいZ曲げができました。ピアノ線は簡単には捩じ切れず、これくらいのことには耐えてくれますので心配いりません。
Z-9先ほどと同じホーンに通してみます。先ほどよりも隙間は大分小さくなっています。ガタつきも抑えられますね。以上、プチ講座でした。
Cinna3-3-05リンケージの作業に戻ります。

(説p10.11)サーボテスターを使ってサーボのニュートラルを出します。
Cinna3-3-06サーボホーンをはめこんで、付属のクイックキーパーをピアノ線に通してから、エレベータ、ラダーをニュートラルにして、ホーンの穴位置に合わせてL曲げし、クイックキーパーに通して固定します。固定が終わったら、サーボホーンをビスで忘れずに固定します。
Cinna3-3-07今回は、サーボが推奨のものではなく、サーボホーンの高さが違ったためロッドにテンションがかかっていたので、手元にあった3mm厚のベニヤを切って高さを補正しました。

これでリンケージが終わりました。最後にキャノピーの加工とメカ積みで完成です!


シナモン3を組み立てる(2)

「尾翼→テールパイプ→胴体ポッド」の接着をします。(説p6)

001
水平尾翼の翼端と、パイプ開口部の両端の距離が同じになるように接着するのですが、位置決めがなかなか難しいです。しかし、飛行機の性能を左右する非常に重要な部分ですので確実にいきたいところです

プッシュロッドの出口の向きでリンケージ作業のし易さが変わりますし、上記の距離が左右で違うと進行方向に垂直尾翼が逆らうことになり・・・とにかく、まっすぐ飛ばすのがかなり難しくなります。

今回は瞬間接着剤やセロテープで仮止め→メジャーで測って位置確認→仮止めやりなおし→メジャーで測る→修正・・・の繰り返しで接着完了しました。ちなみに、今回は左右とも550mmと551mmのちょうど真ん中くらい。誤差は目測で1mm以内に収まっています。とりあえず安心しました。

Cinna3-20

プラスチックの成形品をカットして接着し、ベニヤ製のスキッドを接着。矢印の部分に、マイクロバルーンをたっぷり混ぜたエポキシをごく微量、埋めます。抵抗も減り、接着補強にもなるでしょう。あまりつけすぎると重くなるので注意です。

Cinna3-22尾翼を接着したテールパイプを、胴体のポッドに接着します。(説p7)接着力をより強くするため、ポッドの外側とパイプの内側(両接着面)を軽くサンドペーパーで荒らしておきます。後ろから見て主翼と水平尾翼がピッタリ合うようにパイプを回して・・・

Cinna3-21位置が決まったらマスキングテープを巻いて印を書くなど、マーキングしておいてからパイプを抜き、ポッドにエポキシをたっぷり塗りつけて、ギュッとねじ込みます。エポキシを拭き取って、また先ほどの様に、後ろからみて確認→微調整→主翼両翼端から水平尾翼翼端の距離もメジャーで確認→微調整・・・と慎重に位置を決めていきます。接着剤が硬化する時間(今回は30分タイプを使用)より余分に時間をとって(1時間ぐらいが理想)十分に硬化させればOKです。

次に、メカの準備をしていきましょう。

Cinna3-03今回搭載するメカ。プロポはJRのXG7。サーボはTahmazo TS-1036が推奨されていますが、ショップに在庫がなかったのでTahmazo TS-D2102を採用しました。ESCはTahmazo Pro.C S13。バッテリーはTahmazo LP3S1P1000SE。他に必要なものはJTS BECコネクター(シリコンワイヤー付)ty1 シュリンクチューブ3色3サイズセットのうちのいちばん細いものです。

Cinna3-13メカを積む際の大体のレイアウトを見て、ESCやバッテリーのコードの長さを決めて、ゴールドコネクター、BECコネクターのはんだ付けをしていきます。

002写真上がはんだ付け前、下が完成した後です。モーター側はアポロモーター付属の2mmゴールドコネクター(メス)、バッテリー側はBECコネクター(メス)をそれぞれはんだ付けして、シュリンクチューブをかぶせます。

003シュリンクチューブは、コネクターをすっぽり覆っておかないと、ショート、誤作動の原因になります。
004続いて、バッテリー。同じように、上がBEFORE、下がAFTERです。
005

はんだ付けについては、また後日ブログで詳しく取り上げる予定です。

というわけではんだ付けが完了しました。次は、リンケージの作業をしていきましょう。


シナモン3を組み立てる(1)

当ブログではしばらく機体の作成記事がありませんでしたね。

ということで(?)、新商品のシナモン3を組み立てていきます。

Cinna3-01

P1070402キットの中身ですCinna3-05では、主翼から行きましょう。(説明書{以下「説」}p3.4)外翼とウィングレットの接着です。接着部分のフィルムを切り取って、左右が同じになるように慎重に接着します。ここに使うのはOKボンドのHWくらいでいいと思います。

Cinna3-06続いて中央翼と外翼の接着。同じく接着部分のフィルムを切り取ります。リブを削ってしまったりしないように、カッターの刃の先で軽く、少しずつ切り込むようにすると失敗しにくいです。(個人的なやりかたです。怪我しないようにしてくださいね)

Cinna3-07接着面積をしっかり確保してCinna3-0830分タイプのエポキシにマイクロバルーンを混ぜて接着します。はみ出した接着剤をふき取るためのアルコールを準備。ウエスやティッシュにたっぷりアルコールを含ませてふき取るのが基本です。Cinna3-09カンザシにもたっぷり。ケチるとえらい目にあいますので・・・。Cinna3-10↑接着完了後。左右共に慎重に作業します。

Cinna3-17今回は手元にあった似たような色のフィルムを細長くカットして

Cinna3-18主翼のつなぎ目に貼りました。つなぎ目の保護にもなり、つなぎ目が目立ちにくく、奇麗に仕上がります。

Cinna3-11続いて尾翼を接着します。(説p5)フィルムを切り取って

Cinna3-12瞬間接着剤をチョンづけして仮止めし(そうすればズレても修正できます)、スコヤ、三角定規等でしっかり直角を出して、OKボンドのMPをシュッと流して固定します。説明書の通りに、エポキシタイプの接着剤での接着ももちろんOK。

次回は尾翼→テールパイプ→胴体ポッドの接着をしていきましょう。


PILOT ターメリック3(2)

PILOT ターメリック3」の胴体周りをご紹介します。

胴体は基本的にこの2つのパーツで構成されています。

Turmeric3-5 
黄色いポッドの中央の銀色のポッチは、磁石です。

キャノピーはカット済み。

Turmeric3-6

こんな感じで工作します。

Turmeric3-7 

幅約4cmと、開口部の大きいメカ室。推奨のバッテリーが無理なく収まります。
Turmeric3-8 

カーボン製テールパイプには、リンケージ用の穴が空いています。

Turmeric3-9 

ガタつきなく、ピッタリとドッキング。とにかく、軽くて剛性もバッチリ。

Turmeric3-10 

Turmeric3-11 
↑モーターマウントの様子。



ターメリック3のために新しく開発されたモーター、折ペラもセットになっています。


PILOT ターメリック3(1)

OK模型の新製品グライダー「PILOT ターメリック3」をご紹介していきます。

Turmeric3-300 
全長:980mm、全幅:1560mm。

マジョラムやシトロンより一回り大きいタイプのグライダーですね。

Turmeric3-1 
パッケージです。箱の寸法は縦約270x横約600x厚約65(mm)と、意外とコンパクト。

Turmeric3-2 
その理由がこれです。

まず、主翼は中央1枚と左右の3分割。

Turmeric3-3 

前バージョン「ターメリックG2」と比べ、カラフルです。視認性も良好!
Turmeric3-4 
 中央翼の断面。3mmプライウッドのカンザシを差し込む穴が開いています。

次は、胴体周りをご紹介していきますね。お楽しみに^^