V-pro コンバーター25

好評発売中のV-pro コンバーター25。やはりこの機体の最大の売りは

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「3分でコンバート可能!!」です。コンバートできるからコンバーター、というわけですね。

しかし、勘違いされがちなのですが、「組立時に選択するタイプ」とは違います。

今回は、その秘密が隠された胴体と主翼をチェックしていきましょう。

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袋から出した直後の状態の胴体。

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メカ室です。大きく開口するメカ室もこの機体の特長です。

2本見える金属の支柱のようなものは、カーボンのカンザシが通るパイプです。

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主翼のヒンジ近くの穴には

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ナットが仕込まれていますので、ピン、カンザシ、ビスと

3か所でしっかり固定できるわけです。 

胴体の、主翼取付用の穴を、あらかじめ高翼用低翼用両方空けておけば

組立時だけでなく、その日の気分で、

飛行場で、3分でコンバートできるのです。一機で二機分楽しめてしまうわけですね。


癒し系グライダー サフラン2を作る.25

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パワーユニットは、Tahmazoより新発売のアポロモーターを使用します。
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アルミターボスピンナーに7×4.5の折ペラが付属してモーターのコードが出ているだけです。
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裏を見るとモーターがスピンナーの中にすっぽりと収められていてスッキリした構造になっています。
 モーターケーブルには、2mmゴールドコネクターのオスが半田付け済みになっています。
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機体への取り付けはいたって簡単です。
機種のマウントに裏から付属のビスで留めるだけで装着完了です。
モーターが機体の中に出ないのと、今までのようにアウターローターの缶が回転時にコードと接触してコードが擦り切れてしまうというトラブルもおこりません。
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サーボは、Tahmazo TS-1036または1032を使用すればサーボマントにきっちりと収まります。
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舵のコントロールホーンとリンケージロッドようピアノ線の接続は専用ロッドキーパーを使用します。
 ロッドキーパーは、ピアノ線を曲げる前に必ずピアノ線に通しておいてください。
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サーボ側にテトラ製のアジャストストッパー(SS)を使用しておくとリンケージ後の微調整が楽にできます。
ただし、アジャストストッパーの取付ネジを締めるときは、必ずロックタイトなどのゆるみ止め処理をしておいてください。
万が一飛行中にネジが緩んだらノーコンの原因になりかねません。
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受信機・バッテリー・ESCの搭載はメカ室が広いので余裕を持って搭載できます。
特にアポロモーターを使用した場合は、十分過ぎるぐらいの余裕があります。
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 以上でサフラン2の完成です。
今回のカラーリングは、オールドモデラーならご存知かも知れませんが、OK模型さんの「QB1800」というビルトイン式バルサキットのグライダーが昔発売されていたのですが、そちらのパッケージカラーをイメージしてみました。
最近のモデラーさんには、トランザムみたいですね。っていわれてしまいトランザムのパッケージを改めて見て納得してしまいました。
初飛行の写真がありませんがアポロモーターでほぼ垂直上昇が可能です。
ソアリングも2段上半角のおかげでとても小回りの効く旋回ができて、小さなサーマルでも十分サーマリング可能です。
3セル600mAのバッテリーを2本も持っていればサーマルハンティングが出来る人なら十分納得するぐらいの時間飛行を楽しめる機体にになっています。
この癒し系グライダー「サフラン2」でトンビと仲良くなってみたらいかがですか・・・


癒し系グライダー サフラン2を作る.24

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尾翼の接着ができたら付属のリンケージロッドとガイドパイプを取付けます。
こちらはエレベーターのガイドパイプです。
ガイドパイプは、胴体の出口の部分とメカ室の部分を接着して固定しておきます。
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 ラダーのガイドパイプも同じ様にして固定しておきます。
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コントロールホーンを図面を参考にリンケージロッドが直線的になるように取付けます。
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このコントロールホーンは爪が付いていてそれを差込むようになっています。
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瞬間で接着しておいても良いのですが、爪の出た部分を半田コテで溶かして潰しておくと抜けることがありません。


癒し系グライダー サフラン2を作る.23

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エレベーターは、テープヒンジを使用して接続します。
水平尾翼とエレベーターを写真のようにヒンジ部分を重ねてテープを貼ります。
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次にエレベーターを水平に開いてその上からテープを貼ります。
こうするとヒンジ部分に0.5mm程度の間隔があいてエレベーターの動きがスムーズになります。
これを逆に貼るとダウン側への動きが渋くなりますので注意してください。
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 ラダーも同じ要領で接続します。
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 水平尾翼の胴体との接着面と垂直尾翼との接着面のフィルムをはがしておきます。
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 水平尾翼を定板の上において垂直尾翼を直角になるように定規を当てるなどして接着してください。
そして、胴体に主翼を取り付けておいて主翼に対して平行になるように水平尾翼を接着してください。
 


癒し系グライダー サフラン2を作る.22

フィルム貼りが終了したら、主翼を接続します。
生地製作の時に上半角をあわせて削りますが真っ直ぐに削るのは、非常に難しくどうしても接続部分に隙間があいてしまいます。
ピッタリ合っていれば瞬間接着剤でも問題ないのですが、隙間があいてしまったら5分間エポキシにマイクロバルーンを同量ほど混ぜて接着すれば隙間もうまりなおかつ重量もそんなに増加しないですみます。
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エポキシをドライヤーで暖めてやると柔らかくなりバルーンを綺麗に混ぜることができます。
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接続部分の裏側にテープを仮止めしてバルーンを混ぜたエポキシを接着面にタップリ塗り指定の上半角が付くようにしてエポキシが硬化するまで固定しておきます。
接着部分からはみ出したエポキシはアルコールを染込ませたティッシュで拭くと綺麗に拭取れることができます。
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翼端の接着ができたら2段目の上半角も同じ要領で接着して両側の接着をして主翼を仕上げます。
接続部分は、フィルムと同色のカッティングシートを細く切って貼っておくと綺麗に仕上げることが出来ます。
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主翼が完成したら胴体と主翼中央を合わせてダウエルの入る部分に穴をあけます。
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穴をあけたら付属の金属製のダウエルが半分ぐらい入るように穴を調整してエポキシを塗って差込んで接着します。
これで主翼は完成になります。