ご存知ですか?CRモーター

今回ご紹介させて頂くのはタマゾーから新発売になったブラシレスモーターCR-281914dです。

この品名の頭に「CR」とつくモーターはちょっと毛色の変わったものなんです。
ご覧の様に本体からシャフトと3本のリード線が出ていますのでちょっとみたところでは何の変哲もない普通のブラシレスモーターのように見えます。

前から見たところです。モーターを機体に固定する取付ネジの穴が4か所ありますが、そのカバーはずっと後ろまで継ぎ目なく続いていますので、ここで見える範囲の外側ケースは動かない(回らない)という事が判りますね。

次に、後ろから見たところです。
外側ケースは大きな継ぎ目なく前から後ろまで一体になっていますね。
で、ケースの後端からはリード線が出ていますので、外側ケース全体が動かないという事は間違いありません。

それがどうした?
これってインナーローターのブラシレスモーターなんでは?とおっしゃるアナタ、実はこれがアウターローターモーターなんですから「ちょっと変わったモーター」という訳なんです。

メーカーホームページでは英語品名にCovered Outrunner Burashless Motorとなっています。
要するに「カバーのついたアウターローターモーター」という訳ですね。

もう一度前から見て見ます。
シャフトは直径5mmで、中空になっています。
このシャフトを手で回してみますと、中の銀色のパーツが一緒に回ります。
という事は、この銀色のパーツがローターというわけですね。

銀色のローターにもっと近づいてみますと・・・・
中にコイルが見えます
シャフトを回すと銀色のローターは回りますが、中のコイルは回りません。
という事は・・・
外側ケースの中に入っているのは外側のカンカンが回るアウターローターモーターなんですよ。

話がややこしくなりましたが、簡単にいうとこのCRモーターは「アウターローター形式のブラシレスモーターにカバーを付けたもの」という事になります。

もう一度外観を見ます。
普通のアウターローターモーターのようにリード線が前から出ていませんので、スッキリした外観です。
しかも、直径28mmの細身で、全体が動かない(回らない)カバーで覆われていますので、スリムなグライダーの機首に収まりやすいのは言うまでもありませんね。

外径28mmで、3セルリポ、9.5×5のペラで静止推力1500gという性能も魅力です。

F5J 用機体をはじめとする2m~3mクラスのグライダーのパワーソースにTahmazo CR-281914dモーター、如何でしょうか。