コンボ25Lを作ろう! その6

 TOPMODEL コンボ 25L バルサキットの製作、その6になります。

主翼、胴体と出来上がり、最後は尾翼の組み立てです。

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水平尾翼とエレベーター、垂直尾翼とラダーの材料です。

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はじめに、水平尾翼から作っていこうと思います。
図面には水平尾翼は右半分しか描かれていませんが、左右上下対称のものですので、片側ずつ作ってはひっくり返してもう片方を作ればOK。

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図面にあわせてパーツを接着していきます。

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水平尾翼のリブは、図面ではイモ付け(リブの小口だけで接着)するようになっています。
ですが工作も面倒ですし、溝を掘って埋め込むように接着する方が強度が出ますので、
リブの材料を、少し長めに切り出してから、

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余ったものにサンドペーパーを貼り付けて、ミニサンディングブロックにして

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リブがぴったりはまるように削って、接着します。

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中央の後ろ側が、ちょっと強度的に心配でしたので、手持ちのバルサ材で補強することにしました。ただ、補強材の木目の方向を間違えると、せっかく貼っても強度はぜんぜん違いますので、補強の木目の方向が、部材に突っ張るように(45°になるように)貼っておけば最も強度が出るかと思います。
写真を参考にしていただければと思います。

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ヒンジの溝を切っていきます。まず位置を図面から拾ってマークします。
こういう比較的薄い板のセンターに溝を切るのは神経を使いますが、

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カッターナイフの刃が希望の高さ(水平尾翼の厚みは6mmなのでのこの場合は3mm)になる様に、台の上に乗せて

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この台はそのまま動かさず、水平尾翼を動かして刃に当てて、薄く切り込みを入れて、それを目安に溝を切れば簡単です。

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このとおり、3mmの位置にまっすぐに溝が切れます。

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エレベーターにもヒンジ溝を切って、組み合わせます。

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水平尾翼の前縁は、フリーハンドで丸くしてもいいですが、
この様に尾翼前縁の曲線にサンドペーパーが合うようなサンディングブロックを作って、

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カンナをかけるように引いていけば、簡単に均一なラインが出せます。

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続いて、垂直尾翼とラダー。

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垂直尾翼は瞬間接着剤で貼り合わせます。

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次にラダーの加工をします。入っている材料は、ヒンジが入る面の斜め加工もされていませんし、前から後ろまで同じ厚みです。ラダーは普通、後ろに向かって薄くなっていますので、そのテーパー加工もする必要があります。
まず、ヒンジが入る面から1.5mmほどのところと、

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ヒンジが入る、厚みの真ん中に線を引きます。フリーハンドでも定規でも、うまく引きにくいので、先ほどの小ワザを応用して、ボールペンを固定して、ラダー材を動かして線を引きます。

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ちょっと失敗して2度引きしましたので、太くなりましたが、まっすぐな線が引けています。

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この線を目安に、サンドブロックで加工します。線が消えるくらいまで、サンディングすればOKです。

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次に後ろへかけてのテーパー加工。

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図面ではラダーの後ろ側は約2mmでしたので、中央に2mm幅が残るように、線を引きます。

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テーパーになるラインを両方の小口に書いて、

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台の上に置いて、

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先ほどの線を目安に、削り込んでいきます。
全体に均一に力をかけてしまうと、当然均一に薄くなってしまいますので、後ろ側(この写真だと右側、右手中指が当たっている辺り)に少し力をかけて、少しずつ、確認しながら削っていきます。

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片側が終わったところです。

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同じようにもう片側も削って、これで完成です。

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垂直尾翼の前側も、丸くします。

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フリーハンドでやってみました。
台の上に平らに置き、部材の厚みを意識して、厚みの真ん中に向かって削るように、手首を柔らかくして片側ずつ削るのがコツです。

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断面です。

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水平尾翼同様、垂直尾翼とラダーにもヒンジ溝を切って

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これでOK。ラダーを動かして、舵角が大体左右で同じだけとれるかチェックします。

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尾翼の工作、完了です。

ちょっと長くなってしまいましたので、サンディング編は次回、フィルム貼りと一緒にご紹介することにします。