PILOT パプリカ2 の箱を、開けてみた。その1

今回は、 PILOT パプリカ2 DXの中身をご紹介しようと思います^^
OK模型のパプリカといえば、その走りが多くのお客様に大好評だった機体です。その後継機であるこのパプリカ2は、軽量化とハイパワー化で、定評のあったあの「走り」がさらに向上しています。

まずは胴体や尾翼周りから。
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グラス製のポッド+カーボンテールブームの胴体、DX仕様に標準装備のパワーユニット、尾翼と、治具がレーザーカットされたベニヤのシートです。
初代のパプリカは胴体がすべてグラス製でしたが、リニューアルして後ろ半分がカーボン製に変わり、大幅な軽量化が実現しています。

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DXタイプに標準されているパワーユニットは、Tahmazo ER281411dTahmazo 11×9折ペラセット AT38/8C4.0SMです。なんでもこの2つはPILOT パプリカ2に合わせて開発されたものらしく、メーカーHPによると

「DXタイプには省エネタイプER-281411dブラシレスモーターと38mmアルミターボスピンナー付11×9折ペラが付属、このパワーユニットによりダイナミックな上昇力を発揮します。」

「外径35mm、本体長さ36mm、KV値1100の新型モーターをパプリカ2用に開発。従来のパプリカ用モーターより太く短くなったショートタイプ、効率の良い新世代モーターです。」

ということでした。

11×9折ペラと組み合わせてリポ3セルで地上で計測したデータでは、  
38.0A 9000rpm 推力1600gが出ていたようです。
パプリカ2の全備重量が1050~1150gということですから、ガッツリ引っ張ってくれそうですね。

DX仕様はこのパワーユニットが標準装備されていて、お得になっています。おススメですよ。

 

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胴体のポッドを調べてみると、キャノピーにはピアノ線のダウエルとマグネットがはじめから接着されていました。

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また、ポッドには主翼固定用の穴が4か所空いていて、内側には爪つきナットがしっかり固定されていました。

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V尾翼は、バルサの三角材で角度を決めて組み立てて、カーボンのテールブームに接着します。

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尾翼のヒンジはフィルムヒンジになっています。

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治具がカットされたベニヤのシートは、実は2枚入っています。
冊子の説明書とは別に入っていた紙には、赤丸で囲んだ方のベニヤシートを使うように指示があります。

何が違うのか、よく見てみると、グラスのポッドとカーボンテールブームの接着の際に使うパーツが入っているようです。

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定盤の上で画像のように工作するように指示がありますが、その理由が書いてありません。
理由をOK模型さんに聞いてみますと、工作時に主翼と尾翼の角度を正しく出すための配慮ということでした。

そういえば、確かに、以前シナモン3を作った時に、主翼に対する尾翼の角度が0.6度も違ったことがありました。
(お恥ずかしいですが、その時のシナモン3の製作記はこちらからご覧ください。)

お客様に設計通りの機体に仕上げてもらい、よりフライトを楽しんでもらおうという、こういう配慮は、うれしいですね。

胴体周りは、これまで。
次回は、主翼やその他のパーツをご紹介します。