いつも一緒に飛ばしてる仲間が、受信機用バッテリーの減りがわかりにくいからとOK模型さんの「ボルトスパイ2」をとりつけました。
その方は、受信機用バッテリーに乾電池を使用しておられ、その理由としてバッテリーがなくなっても電池を交換したらすぐに使用できるからということです。
当然バッテリーの電圧は、1.5vx4本=6vとなります。
ボルトスパイ2は、6v用と4.8v用とに設定できますので、当然6V用に設定して使用していました。
すると、アルカリ電池を新しいものに交換しても2~3フライトするとLEDが黄色から赤になってしまいます。
そうなると、心配なので新しい電池に交換されていてあまり減りが早いので何でだろうと悩んでおられました。
先日、OK模型さんのホームページのFAQコーナーに「ボルトスパイ2」のLEDと電圧についてが紹介されていましたので、そちらの電圧表を抜粋してちょっと紹介しようと思います。
ボルトスパイ2は、購入時は6V仕様になっていて、4.8V仕様にするときは横についているジャンパー線をカットして使用するようになっています。
上の写真は、OK模型さんのFAQに紹介されていた写真とLEDの電圧表です。
これを見てもらってもわかるように6V仕様の場合に5.9vで黄色5.7vで赤色が点灯します。
ですから乾電池の場合、新品の状態で端子電圧が6Vだと写真のD~Eあたりからのスタートになって2~3フライトして乾電池の容量が少し減って5.7vになるともう赤色のLEDが点灯してしまうのです。
それならどうして6V仕様なのに6.4Vでフル(G)になっているのでしょう。
多分それは、ニッカドバッテリーの5セルに設定を合わせているからだとおもいます。
ニッカドバッテリーの場合、1セル1.2Vと言うのが常識に思われていますが、実は満充電をすると5セルの場合端子電圧は、7Vぐらいまで上がっていますのでこの設定でGのLEDが点灯するようになります。
ですから、乾電池の場合新品でも1個あたり1.5Vで4個で6Vからのスタートになるので早く減っているように思ってしまったようです。
飛行機に使用している受信機なら4.5V以上あれば十分作動しますから、乾電池で使用する場合にはジャンパーをカットして4.8v仕様にしても問題ないようです。
ただこれは、メーカーが推奨するもではなく私がこの電圧表示の値をみての試してみたものなので、もし真似をされる場合は、自己責任においておこなってください。
それと、ボルトスパイ2で電圧を確認するときは、飛行を終わって着陸した後スイッチを切る前にバッテリー残量を確認してバッテリーを交換もしくは、充電するかを判断されるのをお薦めします。
それは、バッテリーは電源を切ってしばらく置いておくと自己回復して電圧が少しもどるので、飛行前にチェックでは飛行中に急激に電圧が下がってノーコンになってしまうということもありますので、特にサーボを常に動かしているヘリコプターや3Dアクロ機などは、消費電流が多くなりがちですので、事故を未然に防ぐ為にも早めに充電または、電池交換をして安全に飛行を楽しんでください。