初心者の為の「コントロールホーンの取り付け方」

初心者の方が飛行機を製作するのも最近は、ARF(半完成機)がほとんどですが、左右の主翼や尾翼の取り付けなどある程度の作業は、行わなければなりません。
主要部の組立は、説明書にもきちんと説明しているので飛行機を形にできてさてメカ積みとリンケージとなったときに意外と気を使わずに取り付けているのがコントロールホーンでは、無いでしょうか?
ある初心者の方の機体を見せてもらったときにコントロールホーンがヒンジ部分より内側に入ってとりつけてありました。
Hinji2_2 どうしてこのように取り付けたのかを聞いてみるとあまりギリギリに取り付けると取り付け部分の強度が不安なのでとのことでした。
しかし、図のようにヒンジ部分よりコントロールホーンの穴の部分がずれて取り付けてしまうと、舵を切ったときにニュートラルから左右又は、上下で切れる角度が変わってしまいます。

Hinji1 ですから本来図のようにヒンジの部分の真上に来るように取り付けます。
コントロールホーンがこのような形になっているのもその為です。
この説明を書いているキットの取説が意外と少ないのです。
最近は、コンピュータプロポが普及して適当にリンケージしてもプロポのほうで後から調節できるので気にしない人が多いようなのですが、本来コンピュータプロポであっても基礎のリンケージの段階でできるだけ正確に角度やニュートラル位置を出しておいてから足らない部分をプロポの調整機能で補足するのが正しいリンケージの行いかたです。
正しくリンケージされた機体は、調整範囲も広くとれるしまた操縦にも癖が出にくく飛ばしやすい機体となります。