APCプロペラは、どれくらい回せるの?

先日、お客さんから「APCのプロペラは、どれくらいまで回せるのですか?」との問合せがありましたので、Landing Products社のホームページを参考に紹介します。
当社で扱っているAPCプロペラでエンジン用及び電動用(Eが付くもの)については、190,000をプロペラの直径で割った数字がそのプロペラの最大回転数になるということです。
たとえば、10x6のプロペラなら直径が10インチ・ピッチが6インチのプロペラなら190,000÷10=19,000と言うことで、19,000回転が最大回転数となりますので、19,000回転以下で使用することが良いということになります。

スローフライト用(SFが付くもの)については、65000をプロペラの直径で割った数字がそのプロペラの最大回転数になります。
10×4.7SFなら65,000÷10=6,500となり、6,500回転が最大回転数となりそれ以下で使用することが良いということになります。

これは、あくまでも好条件においての数字であるので、プロペラのバランスが狂っていたり傷が入っていたりすると耐久性能は、低下するので上記で紹介した数字は、目安として考えておくほうが良いでしょう。

それから、APCプロペラに前もって開けられているプロペラ軸の穴は、正確でなくプロペラを裏から見たときに成型されている凹み部分が正確な位置ですので穴の大きさをリーマーなどで調整する場合などは、そちらにあわせてください。
特にアダプターリングが付属しているプロペラは、必ずアダプターリングを使用してそれに穴をあわせてください。

初心者の方のために、紹介するとプロペラのサイズは、一般的にインチで記載されています。
先ほど紹介した10×6のサイズのプロペラなら、直径が10インチ・ピッチが6インチになります。
ピッチと言うのは、そのプロペラが1回転した時に進める距離が6インチと言うことになりますがこれは、あくまでもプロペラのヒネリがネジのようにロス無く進んだと仮定しての数字ですので実際に進める距離と一致するものではなくこちらもあくまでも目安と考えてください。
その機体に合ったプロペラについては、季節や空気の密度・湿度によって変わってきますし、電動機などの場合は、特にモーター・バッテリー・ESC・機体重量等によって条件が代わってきますので、キットなどで指定しているプロペラだけでなくそれを参考に色々試してみて自分の機体に一番合った物を探すことも必要になってきます。
APCのプロペラが非常に種類が多いのもモデラーが自分の機体に合ったものが選べるようになっているところにもあります。
ちょっと話がそれましたが、何かの参考になればと思います。

Stl