パルサーをEPPで作る7

Pe19 サーボは、当社の「TMS0605」を使用しました。
このサーボは、安価のサーボなんですがギアが非常に丈夫にできていてなおかつ、動きがスムーズなのでフランス本社も「SMS511」の名前で発売をしているのですが、非常にヨーロッパでも好評で入荷してもすぐにうりきれているとのことです。

Pe28 ラダーサーボは、オリジナル機の場合、胴体のキャノピー付近に搭載してワイヤーリンゲージで両引にしてるのですが、今回は尾翼下部に搭載しえダイレクトにリンゲージしました。

Pe20 エルロンサーボは、オリジナルと同じ搭載位置にして1.2mmのカーボンロッドと0.8mmのピアノ線を使ってリンゲージしました。

Pe29 モーターは、当社の「Cool-Spin C2805-1200」を使用しました。
このモーターは、2805シリーズで一番のトルクで、10×3.8SFをしっかり回すことができます。

Pe31 完成して、オリジナルの機体と並べてみました。
ほぼオリジナルの機体と同じ大きさで、機体重量も手持ちの重めのESCを搭載したので、194gになりましたがMGMの「EASY7」を使うと十分180g以内に収められることができそうです。

ちょうど、有志のイベントでいつものドームを借りて忘年飛行会を行うので、そこでテストフライトすることにしました。


パルサーをEPPで作る6

Pe17_1 上下の翼の張り線は、本来ケブラーの糸を使っているのですが、今回は、0.8mmのカーボンロッドを使いました。
ロッドを入れるときは、翼の補強材と接着するようにすると強度が簡単に得ることができます。

Pe24_1 ランディングギアは、1.2mmのカーボンロッドをベニアとEPPをサンドイッチしたところに接着して写真の様なものを作ってそれを胴体内部に接着するようにしました。
これは、オリジナルの取り付けと同じ方法になっています。

Pe26 車輪は、軽量のインドア用を0.8mmのピアノ線を写真の様に曲げて先ほどのカーボンロッドにシュリンクチューブと瞬間接着剤で取り付け車輪は、回転するようにしてあります。
これで若干の荒い路面でもタッチ&ゴーも簡単にこなすことができます。

Pe27 これで機体がほぼ完成状態になりました。
後は、パワーユニットとメカを搭載するだけとなりました。


パルサーをEPPで作る5

Pe21 モーターマウントは、軽量のベニアを使って作りました。
オリジナルは、1mmのベニアをデプロン材に接着しているのですが、本機については、3mmのベニアをそのまま使いました。

Pe22 そのベニアにキュアカーボンシートを貼りました。
これにより、見た目と強度の両方を確保来ることができました。

Pe23 3セル使用のパワーなら持たないかも知れませんが、本機は2セルを基本においていますので、直接接着しての強度でも十分対応できました。

Pe25 上下のエルロンの連結には1.2mmのカーボンロッドとシュリンクチューブを使いました。
このときのシュリンクチューブは、柔軟性のあるものの方が良いようです。

キットを組み立てるのは、簡単ですがオリジナルで強度などを考えながら作るのは、結構難しいです。
メーカーさんの苦労のわかる所ですね。


パルサーをEPPで作る4

Pe14 エレベーターは、左右に分割されているので2.5mmのカーボンロッドを瞬間で接着しなお、グラステープでとめておきます。
打面は、しっかりとした強度が欲しいのでカーボンフラットで細かくいれて強度を出しています。

Pe15 下翼を胴体に接着しエルロンを取り付けます。
エルロンも強度が欲しいのでしっかり補強してあります。
ヒンジは、グラステープを両面から貼ってありますが、少し渋い感じがするので、再度考えようと思います。

Pe16 主翼の支柱はEPPでオリジナルの型をとってカーボンフラットを1本いれて補強してあります。
これに上翼を取り付けます。

Pe18 中心部分の支柱は、1.2mmのカーボンロッドを使用しています。
上翼を取り付けるときに、厚紙などで上下の翼の水平を出せるように治具を作ってそれに合わせて取り付けます。

上の写真でもわかりますが、V字になっているロッドがないと上翼がしっかりしないので必ず入れておきます。
ちょっとしたことが軽く強く作るコツになります。


パルサーをEPPで作る3

Pe12  これは、水平尾翼の胴体に取り付ける部分です。
このパーツは、小さいので全体にそんなに力がかからないのでエレベーターを取り付ける部分の近くに1本補強しておきました。

Pe13 同じ要領で各パーツで補強の要るところにカーボンの補強を入れていきます。
意外としっかり強度が入ると感じたのは、エルロンやエレベーター等の動翼の部分です。

Pe4 胴体は、はじめにオリジナルのデプロン機と同じ構造で組み立ててみたのですが、キャノピー部分を空けているのと材質の問題で強度不足でフニャフニャしたので胴体の上下の中間にEPPで補強を前から後ろまでいれました。

Pe5 ここで一度胴体の重量を測ってみました。
インドア機の飛行性能は、いかに軽量にしあげるかで決まってきます。
0.1gまで計れるデジタル秤を使用しています。

Pe6_1 胴体のみで、16.2gになっています。
意外と軽量に出来ています。
機体全体で180gぐらいで仕上がるとベストなんですけど、搭載するメカにもよりますが、さてどのぐらいの重量に仕上がるでしょう・・・