コンボ25Lを作ろう! その5

TOPMODEL コンボ 25L バルサキットの組み立て、その5になります。

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前回は、主翼の完成まででした。今回は、胴体を組み立てていきます。

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バルサの側板にベニヤの補強を貼って、胴枠をはめ込んでいくという順序になります。

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側板に補強のベニヤパーツを貼ります。
補強を貼る時は、写真のように、胴体を組んだ時にベニヤパーツが内側に来るように、注意して貼ります。

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エンジンマウントと第一胴枠は、3mmベニヤ2枚貼り合せになっています。

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胴枠などを仮にはめ込んで、左右の反り、曲り、ねじれなどが無いように調整していきます。

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このとき側板の一番後ろを、ベニヤなどをあてがって目玉クリップで挟んでおきます。
この部分の合わせ方で、胴体のねじれや反りなどを最終調節していきます。

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下面もチェックします。胴枠のセンターに目印をつけて、その目印が一直線に並ぶようにしていくといいと思います。
胴体の性質を決める大事な工程ですので、慎重に行っていきます。
調節が終わったら、瞬間接着剤OKボンドFXで接着していきます。

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ウイングマウントを順番を間違えないように貼り合せます。

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3mm爪つきナットを、内側から打ち込んで、瞬間接着剤FXを周りに流して抜け止めにしておきます。

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これを側板にはめ込んで、エポキシ接着剤で接着します。

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次は補強用の棒材を接着して、プランクする面を整形します。

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側板に貼った棒材を、胴枠と綺麗なラインにつながるように削ります。
仮にプランク材を置いてみて、隙間ができていないかチェック。この写真では少し隙間ができていますので、もう少しサンディングして整形します。

準備が整ったらいよいよ上面のプランクです、が・・・

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ちょっとここで気になったのが、このプランク材(F-18)。ラダーリンケージのロッドが出る穴があいています。

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ラダーはノーズギアと連動させるようになっていますが、このつなぎ方だと、ノーズギアに向かうプッシュロッドが、無理に曲げないとできないのでは思いました。ここを、

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図面の通りではなく、このピアノ線のようない位置関係でリンケージした方が、ノーズギアプッシュロッドが真っ直ぐのままでできて楽じゃないかと思うんです。(ピアノ線は説明用で、実際には使用しません。)

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そうすると、先ほどのプランク材を反転しておけば、コントロールホーンを反対につけるだけで、ちゃんとラダーもリンケージできるはずです。

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ということで、後のプランク材は反転させて、胴体上面のプランクをしました。
接着は瞬間接着剤で行います。
プランク用の材料は、胴体幅よりも結構広いので、あまりシビアに考えずにプランクできました。
はみ出たプランク材は、カッターで丁寧に削り落としてから、サンディングブロックで側板と面一にしておきます。

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次は下面のこの部分のプランクです。

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上側は曲面になっていましたので縦目でしか貼れませんが、下面は平面ですので、このように横目に貼って強度を出します。が、後ろまですべて横目に貼るのではなく、

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一番後ろだけは縦目に貼ります。
理由は、その方がサンディングしやすいからです。ここを横目で張ると、後の部分がサンディングするときに欠けてしまう(目の方向にポロッと取れてしまう)んですね。このようなちょっとしたことが、コツだったりします。

これも上面と同様に、サンディングブロックで側板と面一にしておきます。

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と、こんな感じで、胴体はサクサクと完成しました。これで、胴体と主翼がサンディング仕上げ待ち状態になりました。

あとは尾翼の組み立てですね。

ということで次回は、尾翼の組み立てと、全パーツのサンディングして生地完成にしていきます。

 

 

 

 

 


コンボ25Lを作ろう! その4

当店オリジナルのダイカットバルサキット
TOPMODEL コンボ 25L バルサキットの製作、第4回目になります。

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前回までは、主翼の組立からプランクまでを行ってきました。

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今回は、エルロンの取付準備をしていきましょう。
図面に描かれている、今回の工程の説明です。

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エルロン材は長めのものが入っていますので、必要な長さに加工します。

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こちらはエルロンホーンの受け(ブロック)です。エルロンホーンが入るミゾがあります。

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ホーンとブロックの位置関係は大体このようになります。
エルロンホーンの取付位置を決めるのですが、図面では左右のコントロールホーンの間隔が24mmになっています。

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少し昔の図面ですので、描かれているサーボやサーボホーンも、もしかしたら今の基準とは違うのかもしれないと思い、手持ちのTahmazo TS-1034Tahmazo TS-1036、その他のサーボホーンをいくつかひっぱり出してきました。
コントロールホーンの間隔と、サーボホーンの穴の間隔があまりにズレていると、舵を切った時に無駄な負荷がサーボやエルロンにかかります。それを防止するために、サーボホーンの穴の間隔を確かめようとしているわけです。

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そのうちのひとつ、外から2番目の穴の間隔は24mm。
他のサーボのサーボホーンを見てみても、24mm間隔でコントロールホーンの位置を決めても問題なさそうな間隔(23~25mm程度)でした。

ということで、コントロールホーンの間隔は24mmで決定です。

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次に、エルロンの翼端の加工。
長さはもちろんですが、OK模型さんに「図面通りの形だとフラッター(飛行中にバタバタと舵が暴れる現象)を起こす可能性もあるので、角をある程度落とした方がいい」というアドバイスを頂きましたので、写真のように角を落とすことにしました。

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エルロンホーンブロックも、主翼の上反角に合わせて突き合せ部分を加工します。

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次に、ホーンが出る部分を中央側から12mmの位置に切り欠いて、ホーンが収まるように加工していきます。
ホーンが無理なく動くように、斜めに切り落としておくのも忘れないようにします。

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主翼の後縁も、ホーンが半分だけ収まるようにミゾを彫っておきます。
というのは・・・

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こうすることで、エルロンのヒンジラインに、エルロンホーンのピアノ線の中心が近づけることができます。
ブロックだけでホーンを収めると、ヒンジラインと少しずれたコントロールホーンになります。

それがさほど大きな問題だというわけではないと思いますが、ちょっとしたコダワリでこのようにしました。

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ホーンが無理なくブロックの中に収まったら、エルロン側の、ホーンが入る位置を決めていきます。
まずはエルロンに軽くホーンを押し当てて印を付けます。

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ホーンが入る深さに、ドリルに目印をつけておいて、慎重にエルロンに穴をあけていきます。

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穴があいたら、ホーンが埋まる部分のミゾを彫ります。 先ほどのコダワリに則って、エルロンのヒンジラインにピアノ線の中心が来るように、ホーンが半分だけ埋まるようにミゾの深さを決めます。

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左右同様にして、ホーンの位置が決まりました。

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次に、別途用意したイージーヒンジLを取り付けます。

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後縁の厚みの中心に、ヒンジの幅の切り込みを入れて、そこにヒンジを挿し込みます。
そのヒンジを利用して、エルロン側のヒンジが入る位置をけがきます。
同じようにエルロンに切り込みを入れます。
後縁、エルロン共に、ヒンジが翼型の中心線に合うように切り込み入れます。

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ヒンジはまだ接着せずに、段差をチェックします。
段差がある場合は、上下どちらかにヒンジのミゾがずれています。
主翼側、エルロン側どちらかの切り込みの位置を調節しておきます。

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ブロックをエポキシ接着剤で主翼に接着します。コントロールホーンを包み込むようにします。
エポキシ接着剤でホーンが固着してしまいそうですが、硬化後にホーンをパキッと動かせば、外れてくれます。
ヒンジはまだ接着していません。

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フィルムを張ることを想定して、スムースなラインになるように、エルロン翼端側の整形をしておきます。

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ついでに、図面にはありませんが、念のためにバルサの端材を三角に切り、接着して翼端を補強しておきます。

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主翼の補強材の加工をしておきます。中心をけがいて、

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厚みの半分くらいの深さまでカッターナイフで切り込みを入れ、主翼の上反角に沿って曲がりやすいようにしておきます。

これもまだ接着せず、この部材だけでフィルム張りをして仕上げ、その後に接着すればきれいに仕上がる筈です。

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図面に記載されている説明には、この段階でエルロンヒンジ、ベニヤの補強材は接着しておくように指示されています。
絹張りを想定してのことだそうですが、今回はフィルム張り仕上げをしたいので、エルロン等はフィルムを張ってから取り付けて仕上げることにします。

つまり、これであとはサンディングすれば主翼は生地完成になります。

ということで次回からようやく胴体の組立に入るんですが、ここでお知らせです。

今回製作していますこのコンボ25Lを、フィルム張り済みの完成機として限定1機、販売させていただきます。

ご予約いただいたお客様には、仕上げに使うフィルムの色(単色)を選んでいただこうと思います。
在庫のあるAフィルムないしEライトフィルムから、1色お選びいただければと思います。

完成するまでにご予約が無い場合は、こちらで色を決めて仕上げます。
ショップの業務の合間に製作していますので、10月下旬頃の完成予定となっております。
価格は、税込16,000円の予定です。近日、ショップに予約商品として追加いたしますので、ご興味のある方はチェックしておいてください。

 

 

 


カモミールを作ろう! その2

今回は、PILOT カモミール DXの組立その2です。
尾翼の取付、メカ積みから完成までを行います。

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前回接着しておいたV尾翼と、工場にてカーボンテールブーム接着済みの胴体です。

尾翼をカーボンテールブームに接着するわけですが、これがこの機体を組み立てる上で最も難しい工程です。
私はエポキシ接着剤と、瞬間接着剤OKボンドFXを併用します。
中央部分にエポキシ、前と後ろの両端には瞬間接着剤を使います。
何かゲージを作ってもいいですが、中央翼を胴体に固定しておいて、それを目安に見た目で角度を決めても工作は可能です。

大体の角度を決めて、瞬間接着剤でスポット接着して仮止めしておき、

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角度を確認します。私がするチェック方法は、前からこのようにして見て、ここから真っ直ぐポッドだけを持ち上げて、

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このように、両方の尾翼の翼端が、主翼から同じくらい見えるようになれば左右対称というようなチェックの仕方です。主翼の上からちょんちょんと二つ見えているのが、尾翼の翼端です。

合わなければ微調整しながら角度を決めていき、OKならばOKボンドFXをさらに流して、あとはエポキシ接着剤が硬化するまでそっとしておきます。

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説明書通りに、サーボベッドを組み立て、サーボを積んで、サーボベッドを胴体に固定します。
エポキシ接着剤に、スーパーマイクロバルーンをたっぷり混ぜたものを使いました。
このサーボベッド、形が何か不自然に切り欠かれているように見えます。
これは、バッテリー位置を調整して重心位置を合わせやすいようになっているんだそうです。

硬化したら、メカの準備をします。

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まず、大体の位置関係をつかんで、リード線の長さを決めます。

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リード線の長さが決まったら、ESCのモーター側にはモーターに付属のメスコネクタ、バッテリー側にはゴールドコネクター 4.0BLをはんだ付けします。
絶縁のためのシュリンクチューブは忘れずに被せて、バッテリーもオスコネクターはビニールチューブなどを被せて絶縁しておきます。今回は燃料チューブを流用しています。

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説明書に書いてある位置に穴を空け、細いやすりで、ピアノ線が無理なく通るように穴を広げます。

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サーボテスターでニュートラルを出して、ピアノ線をフラップサーボに繋ぎます。
説明書の通りだと、フラップのリンケージを済ませてから尾翼のリンケージに移るのですが、それだとフラップリンケージのピアノ線がすごく邪魔になります。

ですので、先にラダベーター(ラダー+エレベーター)のリンケージ用のピアノ線を、ラダベーターサーボにZ曲げして繋いでおきます。それからフラップのリンケージを進めると、楽です。

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フラップホーンを貼り合せて、フラップの穴に差し込んで、フラップホーンの穴の位置に合わせて、ちょっと難しいですが、ピアノ線に印を付けます。

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その位置でL曲げして、

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フラップホーンから少し飛び出る程度の長さに切り、フラップホーンに通してフラップのニュートラルをチェックします。
この時点でニュートラルがズレていても、フラップホーンの足を削ったり、フラップの穴を広げて、ホーンの接着位置を調整することで、ズレを多少修正できます。

とにかく、サーボに無理がかからないようにリンケージする事が、安全に楽しむ為の秘訣ですね。

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ラダベーターのリンケージを、クイックキーパーを使って行います。
ラダベーターにはホーンの位置に穴が空いています。

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ベニヤのテールスキッド(尾ソリ)も、接着しておきます。

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さて、最後の工程です。キャノピーの実寸図が説明書にあり、ピアノ線をどのように曲げるのかが書かれていますので、その通りに曲げておきます。

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ピアノ線をグラステープで押さえて、OKボンドFXを流して、すぐにグラステープが入っていた袋で押さえて固定します。
そうすると手に接着剤が付きませんし、しっかり押さえられて、仕上がりもツルッと綺麗になります。
ただ押さえるときに、接着剤が反応して熱くなりますので気を付けてくださいね。

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最後に、デカールを貼ります。カモミールのロゴと、エルロンサーボコネクタの接続する向きを示したデカール。これは中央翼の両側面に貼ります。

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以上でカモミールDXの完成です。

今回は完全完成機としてお客様にお送りしますので、手持ちの受信機をためしに積んで重心位置をチェックしておきます。

お客様には、使用したパーツの取り扱い説明書をまとめて同梱します。
また当店では、簡単ではありますが、毎回お客様へのお手紙を書いて、同梱させていただいています。
その際に、送受信機セットでしたら受信機のどのチャンネルに何がつながっているかなどを書かせて頂いたり、今回でしたらフラップサーボの設定について注意書きをさせていただいています。

というのも、フラップサーボが突き過ぎた状態、つまりフラップがそれ以上上がらないのにさらに上げる方にサーボが動いている状態では、サーボが燃えたり、電流の流れ過ぎでドロップしてノーコンになってしまう恐れがありますので、その点にご留意いただく旨などを書かせていただきました。

完成したものを箱詰めしますので、どうしても箱が大きくなり、大型送料を頂くことにはなってしまいますが、一機一機丁寧に作製致しております。もちろん、製品の品質管理カードはそのままつけてお送りしますので、メーカーのアフターサービスもお受け頂けます。
よろしければ、完全完成機の方もご利用いただければと思います。

 

 


カモミールを作ろう! その1

前回までのコンボ 25Lを作るシリーズは一旦お休みして、
今回からPILOT カモミール DXの組み立てからメカ積みまでをご紹介します。
メカ搭載済み完全完成機のご注文があったので、工作の工程を公開しちゃおうというわけです。

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キットの中身です。詳細は
PILOT カモミール キットの箱を開けてみた。その1
PILOT カモミール キットの箱を開けてみた。その2
でご紹介しています。よろしければチェックしてください。

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では、まず主翼から組み立てていきます。

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翼端と外翼を、スーパーマイクロバルーンを混ぜたエポキシ接着剤で接着します。
貼り合わせる部分は綺麗にフィルムを取っておきます。

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先に下面にマスキングテープを貼っておくと、接着剤がはみ出ないので作業がしやすいです。

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説明書通りの高さ(36mm)まで翼端を上げて、セロテープで固定して接着剤の硬化を待ちます。はみ出た接着剤は、硬化する前にアルコールを浸したウエス等でふき取っておきます。

硬化を待つ間に、尾翼を組み立てておきましょう。

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組立用の治具のパーツが入っていますので、組み立てて、瞬間接着剤OKボンドFXで固定します。
尾翼と三角材セットして指で押さえておき、

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両方の尾翼をそろえて、

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裏から瞬間接着剤OKボンドFXを流します。 仮止めなので、気持ち少なめに流します。

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説明書のV尾翼の角度105°の絵(写真左下)から型紙を起こして、その型紙の通りになるように尾翼を修正します。上からも瞬間接着剤を流して完全に固定します。

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翼端が接着できたので、エルロンサーボを積んでいきます。

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下準備として、エルロンサーボが入る部分や、コントロールホーンを接着する部分を、周囲のフィルムをしっかりアイロンで押さえておいてから切り取ります。
サーボにシュリンクチューブを被せてヒートガンで熱して縮めます。サーボコードと延長コードを繋いで、抜け防止のシュリンクチューブを被せて同様に縮めておきます。
サーボに被せるシュリンクチューブは、サーボを取り外したい場合にシュリンクチューブを切れば、サーボも主翼も綺麗なままで取り外せるという寸法です。

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サーボコードはそのままではなかなか通しにくいので、まず帯状の紙を先に通します。
ふにゃふにゃと曲がらないように、折り目をつけたり、あればフプラ板等を使ってもいいでしょう。
その先に、サーボのコネクターを固定して、

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シュッと引っ張ると簡単に通ります。先に通すのは糸でもいいのですが、紙や板切れの方が簡単です。

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サーボテスターでニュートラルを出し、リンケージします。ただしこのサーボテスターで出したニュートラルは1500μSの設定になっています。FUTABAのプロポは1520μSがニュートラルになり、少しずれますので、サブトリムで調整して正しい位置に舵のニュートラルが出るようにして下さい。
エルロンのニュートラルを確認して、サーボを瞬間接着剤OKボンドHWで接着します。

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サーボカバーを半分に切って、両面テープで接着します。
カバーはコントロールホーンに被るようにしておくと、着陸時に草が引っかかりにくくなります。
よくこのカバーが抵抗になると考えて、装着しなかったりする方もおられるようですが、このカバーはコントロールホーンを保護するために重要なものです。

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これで、主翼の主な加工は完了です。中央翼はサーボコード組み込み済みで、外翼とは現場にてカンザシで繋いでテープで固定して飛行させます。

次回は肝心な尾翼の取付と、サーボの積み込みをして完成させます。

 

その2へ

 

 

 

 

 


コンボ25Lを作ろう! その3

さて、主翼の骨組みができましたので、今回はプランクを貼っていきます。
私なりの貼り方になっています。参考にして頂ければと思います。

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プランク材は、前縁プランク、後縁プランク、中央プランク、そしてリブキャップの4種類です。
(中央プランク用のバルサシート撮り忘れました^^;)

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図面に添えてある説明に、プランクする箇所の全体図が描かれています。
翼端のリブにはリブキャップはしないのですね・・・。フィルムを貼る時に段になりそうですね。材料が余ればここにもリブキャップを足しましょうか。
あと、下面の、ギヤマウント部は、余った材料で貼るようにとあります。ここも、オリジナルでちょっと工夫してみましょうかね^^

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まずは、後縁側のプランク材を貼っていきます。
後縁材に木工用ボンドを塗って、

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上下面にプランク材をあてて、その上からヒノキ棒(別売)をあてがって、目玉クリップで挟んで固着します。

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木工用ボンドが固まるまでの時間に、後縁が直線になるように調整します。

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次に、前縁プランクです。まずは下面側から、木工用ボンドをヒノキのスパーに塗って、プランク材をあて、先ほどと同じように、ヒノキ棒をあてがって目玉クリップで固着します。
リブとプランク材の間、前縁材の順に、瞬間接着剤(FXMPのようなサラッとしたもの)を流して接着します。

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さあ、次は肝心の前側の最後のプランク貼りです。ねじれが出てしまう多くの場合は、ねじれをチェックせずにこの最後のプランクをしてしまうことが原因になります。
方法はいろいろあると思いますが、私なりの方法でやってみますので、参考になさって下さい。

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まずは下準備で、ダウエルに当たるところを切り欠いておきます。

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ではまず、貼る前にねじれの有無を確認してから、スパーとリブの上に木工用ボンド、塗っておきます。
プランク材のスパーに乗る部分を、ヒノキ棒をあてがって目玉クリップで挟んで位置を決めます。
前縁材に瞬間接着剤HWを塗り、リブのカーブにプランク材を馴染ませながら前縁まで圧着していきます。この時に、マチ針を使って固定してもいいでしょう。硬化促進剤のOKボンドターボを使っても素早く作業ができていいと思います。

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ボンドが乾く前に、ねじれをチェック。ねじれがあれば、逆にねじって修正します。
よし、問題なしです。一安心ですね。

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ねじれがなくホッとしたところで、次は中央プランクの準備です。
中央プランク用には1.5mmバルサの、長さ900mmのものが1枚入っているだけですので、上面下面それぞれ必要な寸法を測って、

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このようにカットしました。

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瞬間接着剤FXで継いで、

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サンディングブロックで継ぎ目を綺麗に均します。

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できたプランク材を、カットして、左右に振り分けます。

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下面はこんな感じになります。真ん中の突合せ部分をぴったり合わせたら、

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メインギアマウントのミゾを利用して、けがきます。

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プランク材をしっかり押さえて、裏からドリルを通します。すると

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メインギヤが入る部分の目印ができました。貼り付けた後、これを目印に切り取っておけば、フィルムを貼った後にどこを切り抜けばいいか悩まなくて済みます。

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ちなみに、黒線で囲んだ部分は、図面にはなかった部分です。
図面の通りだと、フィルムが貼り難そうだったので、足してみました。

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プランク材の準備完了です。リブキャップは、6mm幅のものを、前縁プランクと後縁プランクの間隔を測って、それより大体1mm程長いものを切り出しておきます。

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ここで、材料が少し余りましたので、翼端のリブもプランクしちゃいます。
リブキャップ用の材料は6mm幅ですが、翼端用は棒カッター君を使って3mm幅にして貼ります。

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こんな感じに出来ました。翼端のリブの上が埋まっているのが分かりますでしょうか。うん、やっぱりこの方がフィルムも貼りやすそうでいいですね。

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リブキャップが貼り終わったら、上側の中央プランクを貼って、エルロンサーボやサーボベッドが入るところを切り欠いておきます。

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最後に下面の中央プランクを貼って、メインギヤが入る部分を切り取っておきます。

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はい、これで主翼のプランク作業は無事に完了しました。見たところねじれも無く、問題ないかと思います。

次回は、エルロンブロックやエルロンの取付け、といきたかったのですが。
ありがたいことに、カモミールの完全完成機のご注文を頂きましたので、コンボ製作シリーズは一旦休憩させていただき、カモミールの製作をしながら、作り方のポイントなどをご紹介していくことにします。

ということで次回は、「カモミールを作ろう!その1」をお届けします。

 

ところで、ホビーショー先取りセール、チェックしていただいていますでしょうか?
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