ダイナトロン ベルトリダクションスターター組立

今回は、トップモデルオリジナルの「ダイナトロン ベルトリダクションスターター」をご紹介させて頂きます。
ご覧の様にサリバン社の「ダイナトロンスターター」にベルトリダクション(減速)ユニットを取り付けたものです。

今回ベルトダウンユニットが入荷したので再生産しました。
組立はダイナトロンスターターからコーンを外し、ベルトリダクションユニットを取り付けるだけの作業なのですが、アイドルプーリーの渋さやシャフトの振れなどを修正し、実際に無負荷で回して電流値でベルトの張り具合や不要な抵抗をチェックして出荷しています。

期間限定11/21までダイナトロン ベルトリダクションスターターを特別値引きで販売しております。
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金属エポキシでリンケージ

現在トップモデルで販売中のTOPMODEL 4分耐熱エポキシ接着剤を使ってボートのエンコンリンケージをしてみました。

4分耐熱エポキシ接着剤という商品名ですが、金属同士の接着に適しているのでステンレスワイヤーリンケージに金属クレビスを接着しました。

通常のエポキシと同様に2液混合して塗るだけなので、はんだ付けよりも簡単に接合できました。

期間限定9月28日までTOPMODEL 4分耐熱エポキシ接着剤を特別値引きで販売しております。
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お客様へ感謝の気持ちを込めて、消費税増税前のお買い得なセールを9月30日午前10時まで実施中です。全商品8%の値引き、更に10800円以上お買い上げで送料が無料になります。値引き額、送料はご注文前にカート画面で確認できます。
ショップページはこちらです。皆様のお越しを心からお待ちしております。


スクリューを削る

AquaCNCアルミスクリューは加工せずそのままでも十分使えますが、少しでも効率よくする方法を今回ご紹介します。
右が加工前、左が加工済みです。
加工前は船体後方側が内から外に向かって厚みが一定ですが外周に向かって尖らせたほうが効率がいいので薄くしていきます。

右が加工前、左が加工済みです。
プロペラ最外周部分が多少厚いので薄くします。
今回は船体前方の面のみ削っています。

棒やすりやダイヤモンドやすりで削り、特別な仕上げはしていません。

期間限定8月30日まで今回ご紹介したスクリューを特別値引きで販売しております。
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水上機の防水対策(2)

水上機の防水対策(2)ということで、先週にひきつづきアイランドブリーズ スプラッシュ ターコイズを例にとっての説明です。
写真の①と②は前回で解説済ですので、③の説明から再開です。

③は燃料給油口の一例です。
燃料給油口は、ほとんどの方が直径3㎜程度のチュープやパイプで作られています。ですから開口部はあまり大きな面積ではありませんが、離水直前のスピードに乗った時の水しぶきの水圧はかなりのものですから角度によってはタンクの中に水が入ってしまう事も考えられます。
そのため、この例では給油口(白いプラスチックパーツ)とエア抜きのブリーザーパイプ(青いニップル)を胴体側面やカウルではなく、ハッチの中に装着して水しぶきが直接当たらないようにしています。

こちらは④の電源スイッチです。
写真では防水ゴムキャップ付きのスイッチを使い、更に激しい水しぶきに直接さらされないようハッチの中に装着しています。

そしてハッチのつなぎ目や小さい穴、隙間などの防水に欠かせないのがPilot 防水テープです。
いろいろ事前に考えて防水対策をするのですが、実際に飛ばしてみるといろんなところから水が入ってくるものです。そんな時、手っ取り早く水漏れを防ぐ事が出来るこのテープは水上機のフライトに無くてはならないものの一つですね。

さて、気持ちよく水面を滑走する機体ですが、フロートで切り裂かれた水が勢いよく主翼の下面に当たっていますね。
一見涼しげな写真ですが、主翼に搭載された、水が嫌いなフラップサーボやエルロンサーボにとっては大迷惑な話なんですよね。

そこで、そのフラップサーボやエルロンサーボを飛沫から守るアイデアがアイランドブリーズ スプラッシュに盛り込まれているんです。
写真はエルロンホーン部分で、主翼の上面側からプッシュロッドを出すことで、下面に当たる強烈な飛沫がロッドの出口から主翼の中に入るのを避けています。

で、サーボはというと、主翼下面にハッチを設けてそこから搭載しているんですね。
でもプッシュロッドは主翼上面から出していますので、ハッチに開口部はありません。
勿論ハッチの周囲には防水テープをきっちりと貼ってあります。
主翼の下面には僅かの穴も開けたくないという設計者の気持ちの表れですね。

同じく主翼サーボの防水対策例として参考にご覧いただくこの写真は、PILOT ファイター25用フロートキットに付属している防水サーボカバーの取付例です。
あまりスマートではありませんが、露出したサーボやロッドをカバーで覆うこのスタイルは陸上機を水上機にコンバートする際によく使われる手法で、とりあえず手元の陸上機を改造して水上機を楽しみたいという場合に向いています。
PILOTファイター25は肩翼機でエルロンサーボは主翼の下面に出ており、フロートからの水しぶきはまともにサーボカバーを直撃しますので、ご覧のようにカーブした主翼の下面にカバーをきっちりと密着させて水の侵入を防ぐため、ここもやはり防水テープで周囲を囲っています。

このほか、受信機や受信機用バッテリーはビニール袋に入れて口をしっかりと封じ、サーボなどは出来るだけ床から浮かせて搭載して少しくらい胴体に水が入っても濡れないようにするなどの対策も併せて行う必要があります。
でも、慣れ親しんだ陸上機とは違ったところにあれこれと想像しながら気を遣うのも、見方を変えれば新鮮で、新たな模型の楽しみ方を発見できるのではないでしょうか。

まだ水上機を飛ばしたことの無いあなた、ぜひこの夏、フレッシュな気分で水上機デビューされては如何でしょうか。


PILOT ステンレス製へら

今回取り上げますのは、最近当店でブーム?になっているPILOTステンレス製へです。

この商品、形からも思い浮かびますが、エポキシ接着剤の混合、スーパーモデルパテの塗布と仕上げ、塗料の混合などに無くてはならない工具です。

長さは185mmと、写真のようにボールペンより少し長く、ちょうど持ちやすい大きさで、握りの部分にはすべり止めのローレット加工が施してあります。

先端の「へら」の部分は、両端で形が変わっています。

片方は長方形に近い形で、長さ30mm、幅6.5mmです。厚みは先端で1mm、付け根で約1.3mmになっていました。

エポキシを練るのはもちろん、パテなどを平らに伸ばして拡げるのに適していますね。
この手の作業に木片や棒材を加工したヘラやつまようじなどを使っているあなた、このヘラを使えば驚くほどきれいに、簡単に作業が出来ますよ!

もう片方は先が尖った形になっています。
細かい部分の作業に使うのには便利な形で、店主は胴枠と側板のコーナーにエポキシ接着剤を埋める時などに重宝しています。
そこそこ長さがありますので、奥まったところでの作業にもうってつけです。

ところで、ここまでは「へら」のごく普通の使い方なんですが、全く違った使い方があるのをご存知ですか?

それは、コネクタハウジングの分解に便利、というより無くてはならないツールなんです。
写真の左側、PILOT延長コードの黒いコネクタをカラーのサーボコネクタハウジングを使ってカラー化する際に必要なツールで、あると無いとでは大違いという事なんです。

どういうことかと言いますと、コネクタハウジングのメス側は写真の左側のように、ピンの出たコネクタと四角いハウジングとで出来ており、コネクタがハウジングの中にぴったりとはめ込まれているんですね。
このハウジングは簡単に抜け無いような構造になっているんですが、このステンレス製へらを差し込むことでうまく、簡単に抜けるんですよ。
この作業については、過去の当店ブログで詳しく説明させて頂いていますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

このPILOTステンレス製へら、シンナーやアルコール、アセトン等の溶剤に溶けたりしませんし、もちろん錆びませんので、ずっと永くお使いいただける一品です。
まだお持ちでない方はぜひ一本、お手許に置いておかれる事をお勧めします。