オリンピア 胴体を見る(1)

半生地完成キット・オリンピアのキットレビュー、今回は胴体を見る、その1です。

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写真のように左右の側板の間に胴体の骨組みともいえる胴枠やサーボトレーなどが組み込んで接着されており、胴体としての基本的な形が出来上がっています。(写真に見える黄色いテープは後で接着する機首上面と下面のパーツを仮止めしてあるものです)
この胴体が歪んでいると、出来上がった飛行機がまともに飛ばないという事になりかねませんので正確に組み立てるのが肝心なんです。

また、一番前の胴枠(防火壁)には微妙に角度が付いていますので、そのあたりも間違わずに組み上げる必要がある、など結構気を遣う部分が多いんです。

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これは胴体を上から見たところですが、このようにたくさんの胴枠や板材を間に挟みながら、しかも単純な長方形の箱でなく前と後ろで絞り込んでありますので、センター(中心線)がまっすぐに鳴るように組み立てるのはベテランでもなかなか至難の業なんですよ。

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裏側を見るとこうなります。
このような形になるまでの工程が肝心なところで、工場でジグを使って正確に組み立て済みである半生地完成機の大きなメリットですね。

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機首部分のクローズアップです。
上面には取り外し式のハッチがつく大きな穴があいています。完成後はここからバッテリーの出し入れをするんですね。

 

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裏返して見みました。
第一胴枠にはメーカー指定のアポロモーターの取付ビス穴が開いているのが良く判ります。
そして断面は真四角、つまりブツ切りですよね。

せっかく直径38mmのスピンナーと一体になったアポロ―モーターを使うんですから、当然機首はそれに合わせて丸い断面にして絞り込んであると思っていたんですが・・・・
で、何で?という事でOK模型の担当さんに尋ねたところ、即座に「フィルムを貼り易くするため。オリンピアはバルサキットに初めて挑戦するかた、そしてフィルム貼りの経験が少ない人向けの飛行機ですから。理由はそれだけです」という単純明快な答えが返ってきました。

なるほどね。確かに丸くて先細になった部分のフィルム貼りって、結構難しいものです。機体を組み立てたあとのフィルム貼りの事まで考えてデザインされているとはね。なかなか奥が深いですね。

今回ははここまで、ということで次回は実際に胴体の工作をするつもりで、もう少し突っ込んでレポートしてみます。まだまだ奥深いうんちくが詰まっているようですから、お楽しみに。

話変わって、トップモデルジャパンでは今話題のマルチコプターの取り扱いを始めました。模型として組み立てからフライトまでを楽しめるキットという事で、あまり費用をかけずにマルチコプターの世界に入ってゆくことが出来ます。まだまだ充実させなければならないと思っていますが、マルチコプターのコーナーをぜひ一度覗いてみてください。


オリンピア 主翼を見る

オリンピアの箱を開けてみました、今回からは聞きなれない「半生地完成機」の実態に迫ってゆくことにします。

とりあえず、箱を開けて一番に目につく主翼から拝見、といきましょう。主翼、といってもオリンピアの主翼はメインとなる内側の翼(内翼)とその外側の外翼から構成されているんですが、半生地完成になっているのは内翼です。

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ご覧のように内翼はリブ、スパー材、プランク板であらかた出来上がりとなります。写真右側が左翼、左側にあるのが右翼パネルです。

ご覧になってお判りのように左右のパネルはパーツの配置が違っていますので注意が必要です。
この骨組みともいうべき肝心なところを正確に作らずに(作れずに)、次の工程に進んでしまうと歪んだ主翼が出来てしまって、せっかく苦労して作った飛行機がうまく飛ばない、なんていう困った状況になってしまいます。

この肝心なところを、工場で正確に組んであるというのは大きなメリットであり、キット組立に不慣れなモデラーの大きな助けになるのは間違いないところです。

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ところで、オリンピアの主翼は中央と、外翼の取付部で2段階に反り上がっている「2段上反角」がついています。そのため、翼パネル同士の突合せ部分(両端)のリブは上写真のように直角ではなく、上反角に合わせて少し角度をつけて(寝かせて)組む必要があります。主翼パネルを突き合わせるときにこの部分の角度がきっちり決まっていないと、2枚のパネルを合わせた時に正しい上反角にならなくなってしまいます。この部分の工作も製作に不慣れな方にはなかなか難しく、ここがきっちりと出来上がっているというのも非常に助かるところです。

ですから、オリンピアでの主翼作りの最初の工程は、正確さを要求される主翼のパネル組みはスキップしていきなり前縁(材)、後縁(材)を出来上がった骨格に接着することから始めます。

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そこで前縁材と後縁材を取り出してみたのですが、それぞれの棒材の片側に赤い丸がついているのに気が付きました。

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何で?という事で組立説明書をよく見ると、赤い丸印の付いている方が翼の中央寄りだというんですよ。
確かに、先程見た翼パネルの両端のリブは上反角を付ける都合で傾いていましたよね。普通はそこに前縁材あるいは後縁材を付けた時にリブの角度に合わせて端を斜めにカットするんです。カットするといってもごく僅かです。僅かなだけに細かい作業が要求されますので、きっちりと角度を出すのはベテランモデラーでもなかなか難しいところなんですよ。

オリンピアの前縁材と後縁材はなんとその分、両端を斜めに機械加工して切り落としてあるんですね。しかも内側と外側は角度が異なりますので、わざわざ赤丸をつけて内と外を区別しているんですね。

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仮に前縁材を置いてみましたがご覧のように傾いたリブと前縁材の切り口の角度がピッタリ合いました。何とも芸が細かい!!参りました。

そのほか、主翼に貼る薄板(プランク板)も貼る場所を間違えないように細かい気配りがしてあるようですが、そこのところは、次の胴体の解説で説明させていただきます。


コンボ25Lを作ろう! その9

 TOPMODEL コンボ 25L バルサキットの製作、その9、最終回です。
胴体のフィルム貼りと仕上げをして、完成させていきます。

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フィルムを貼る前に、胴枠周りをマイクロバルーンを混ぜたエポキシ接着剤で補強します。
耐燃料対策として、ウレタン塗料のクリアーをマウントや胴枠に塗るのですが、
塗料を塗る前に、胴枠とエンジンマウントの隙間を同じくエポキシ接着剤で埋めておきます。

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また、水平尾翼が入る胴体後部にブロックを挟んでおきます。
これを挟んでおかないと、フィルムを貼った時にフィルムが縮んで胴体が変形してしまいます。

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胴体は、今回は3ピースで貼ります。下面の前と後、それから側面上面は1枚で貼ることにしました。
経験者の方の中には「え、そんな無茶して大丈夫か」とおっしゃる方もおられるかもしれません。
今回はちゃんとその3ピースで綺麗に仕上げることができましたよ^^方法は後ほど。

フィルム貼りが苦手な方や初心者の方は、下面2枚、側面2枚、上面1枚の合計5ピースで貼ってもいいと思います。

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下面の前と後を貼り、側面に少しだけオーバーラップさせてカットします。

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残りの1枚の貼り方ですが、まずは側面の赤線部分を、しっかりフィルムを引っ張りながら、アイロンでしっかりと押さえて固定しておきます。
ここからはアイロンでは厳しいので、ヒートガンを使用します。
ヒートガンは見た目はヘアドライヤーのようですが、ヘアドライヤーよりもかなり強力です。熱風を当てるときは、離れたところから少しずつ当てていかないと、あっという間にフィルムに穴があいてしまう程です。
特に使用しているAフィルムは比較的縮みやすいフィルムですので、ヒートガンを使って作業する場合は少しずつじっくり全体のシワを取っていくようにした方がいいでしょう。

しっかり縮んで、シワを取ったら、今度はアイロンで生地に密着させていきます。

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前側、エンジンマウント周辺に、はみ出させてしっかり貼っておきます。

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メカ室周りの仕上げ状況です。

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胴体後部は、この後ラダーヒンジが入るようミゾを切っておきます。

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胴体ができましたので、主翼を取りつけるためのベースを接着します。
まずはベニヤのベースを

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このように削って整形し、抵抗を減らすようにしておきます。右側が前側です。

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ベースにフィルムをはり、半田ごてでビス穴を空けます。
主翼にはベースが来る部分をけがいておき、その少し内側のフィルムを切り取っておき、接着します。

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あとは、ノーズギアのベースを取り付けておこうと図面をチェックしたところ・・・

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あれ、これはどう取り付けるんだ!?
これは、胴枠を組み付ける前に、ノーズギアベースを取り付けておかなければならなかったのかもしれません。
タッピングビスでは、着地の衝撃でベースが外れてしまう危険性があります。
そこで、内側に手持ちの爪つきナットを埋め込むことにしました。

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苦労しましたが、なんとか図面通りの位置にベースを取り付けることができました。

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紆余曲折ありましたが、これでようやく完成しました。
キャノピーは接着していません。フィルムの上からステッカーなどで仕上げられたり、キャノピーの内側に何か加工される場合を考慮してのことです。

水平尾翼はエレベーター接着済み、垂直尾翼はラダー側にヒンジを接着してあります。

全9回に渡って、ダイカットバルサキットを1から組み立てて参りました。
いかがだったでしょうか。これからバルサキットを組み立ててみようと思われている方の一助になればと思います。
最近、密かにバルサキットブームかも?という兆しが見られます。
初心者の方も、バルサキットに挑戦して、作る面白味にハマってもらえたら良いなと思います。

 

 

 


コンボ25Lを作ろう! その7

 TOPMODEL コンボ 25L バルサキットの製作、その7です。

いよいよ生地の仕上げに入ります。サンディング作業をしていきます。

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ここからは、サンディングブロックが必須になりますよ。

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胴体のサンディングです。説明用に右半分(写真左側)だけ仕上げてみました。
このままでは分かり難いと思いますので、ビフォーアフターを順に見て頂きます。

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サンディング前です。微妙にヘコミや隙間があるところは、スーパーモデルパテ バルサで埋めています。
パテの使い方のコツについては、こちらこちらをご覧ください。

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サンディング後。きれいに曲面になるように、仕上げていきます。

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下面も同じように、

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角が消えるように、綺麗に仕上げていきます。

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下面、前側も、同じように

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角を消して、仕上げていきます。

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胴体後側、水平尾翼が入るところは、切り落としておきます。

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垂直尾翼が入るように、後の部分を切り欠いておきます。

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水平、垂直尾翼、胴体の後が綺麗に一直線に並ぶように調整します。
ラダーのヒンジが入る様に、胴体にラダーヒンジのミゾを切っておきます。
また、この時点で、垂直、水平の両尾翼が正しく直角に取り付けられるかどうかのチェックをしておきます。
フィルムを貼った後、取付時に多少の角度調節はできますが、この時点で大きくズレていると、後で修正するのは大変です。
まだ接着はしません。

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続いて主翼です。前縁は、前縁材をプランク材が挟んでいる状態です。このままではいけませんので、図面通りを目指して、前縁を丸く削っていきます。

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削った後です。プランク材が先に向かって薄くなっているのがお分かり頂けますでしょうか。
これを図面の翼型通りに、フリーハンドで仕上げるのはなかなか困難ですので

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尾翼の仕上げの際に作ったようなジグを作って、均一に仕上げると楽にできます。

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胴体主翼ともに、プランク材を貼った時の段差を荒めのパーペーで均してから、全体を細かいペーパーで仕上げます。
その後に、実際に主翼を胴体にはめてみて、隙間ができていないかチェックします。
隙間があった場合は、バルサ材などで埋めておきます。

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これで、生地完成となりました・・・と、その前に。
ここで動翼(ラダー、エレベーター、エルロン)を挿し込んで、段が無いか再チェックします。ペーパー掛けの後は、各部の厚みが変わっていますので、段が発生していることがあるのです。
フィルムを貼った後では、フィルムをはがしてサンディングしなおさないと修正できませんので、フィルムを貼る前に、仕上げておきます。

それでようやく、本当に生地完成です。

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続いて、フィルムを貼っていきましょう。
色はAフィルム AF26ホワイトです。

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まずは下準備から。フィルムがしっかりつくように、フィルムボンドを20倍程度に水で薄めて、塗っておきます。
刷毛塗りするのではなくて、布に染み込ませて、拭くようにして塗ります。
布は、着なくなったTシャツの端切れでも、雑巾でも、何でもいいです。

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軽くフィルムボンド溶液で湿らせて、硬く絞っておき、表面の埃を拭きとるようにします。
ベトベトに塗る必要は全くありません。
硬く絞っても、拭いた後は僅かに湿っているのが分かると思いますが、これで十分です。
尾翼、主翼、胴体、すべてのパーツにフィルムボンドを施します。

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フィルムボンドが乾いたら、折角埃をふき取ったばかりですが、目の細かいペーパー(写真は#180を使い古したもの。#220や#320でいいと思います)で、生地表面が僅かに濡れて、フィルムボンドで表面に微妙な粘りが出ることで起こっている「毛羽立ち」を落としておきます。サッと全体を撫でるようにするだけで効果はあります。
そのあとで、乾いた布で埃を払っておきます。

これをするとしないとでは、仕上がりが全然違いますよ。
軽くペーパーをかけるくらいなら、フィルムボンドはしっかり効きますので安心してください。

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フィルムを各パーツ用に切り出していきます。折込みなどを考えて、少し大きめに、かつ、無駄の無いように切り出します。

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垂直尾翼。半分ずつ貼っていきます。

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垂直尾翼の胴体に入る部分は、接着するため生地を出しておきます。
後でフィルムだけを切り取ってもいいですが、先に直線に切っておいて、そのラインを基準に貼っておいた方が楽でしょう。

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フィルムが貼れたら、ラダーヒンジが入る部分のフィルムを、ラダー側のミゾを目安に切っておきます。
ラダーのフィルムを貼ってしまってからでは、ミゾがどこにあるかを探さなければいけませんので・・・。

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ラダーのフィルム貼りをして、今度は垂直尾翼のヒンジミゾを目安にラダーのヒンジミゾを切って、完成です。

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水平尾翼です。リブとリブの間に空気が溜まりますので、ヒンジミゾを深く切っておいて空気が逃げるようにします。

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エレベーターは裏表を一枚で貼ってみました。
フィルム貼りが苦手な方は、裏表一枚ずつにしてもいいでしょう。

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同じようにヒンジミゾを切って、ねじれや反りをチェック、修正して、尾翼のフィルム貼り完了です。

主翼や胴体は、切り出すフィルムの面積が大きいです。
ですので尾翼のフィルムを貼りながら、フィルムの縮み方などのクセをつかんでおいて、主翼や胴体のフィルム貼りで失敗しないようにします。

ということで次回その8は、最終回、主翼と胴体の仕上げです。

 

 

 


4XP Fennelをチェック!

OK模型の「PILOT 4XP」シリーズ。

このシリーズのキットには、組立説明書はおろか、ビス類、リンケージ用のピアノ線などは一切含まれていません。
つまりこのキットに入っているものだけでは、完成させることはできません。
お客様が各自の経験と技術で、お好きなようにパーツを選別いただいて、完成させるキットなのです。
また、組立方法など、電話による技術的な質問は受け付けていません。

「PILOT 4XP」は、「エキスパートモデラー専用」という意味なんですね。

そんな玄人向けの「PILOT 4XP」のフルシャーレグライダー、現在当店では、
FENNEL(フェンネル)カーボンDボックス仕様 オレンジ
SALSA(サルサ)
HARISSA(アリッサ)赤/白.黒
という3機種を取り扱っています。

今回は、FENNEL(フェンネル)カーボンDボックス仕様 オレンジの中身をご紹介していきます。

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FENNELは、全長1442mm、全幅3180mmのフルシャーレグライダー。
セット内容はこのようになっています。

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主翼の翼型はこのようになっています。カンザシと、前後のピンで胴体に接続、テープ止めで固定する仕様です。

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エルロン、フラップのサーボカバーの成形品はグラス製です。

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主翼のカンザシ、尾翼リンケージ用のカーボンパイプ、カンザシ、コントロールホーンなどです。

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カーボン、グラス製のしっかりした主翼用カンザシです。

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尾翼は翼型になっています。2本のカンザシで胴体に接続。固定は主翼と同じくテープ止めです。

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胴体ノーズはカットされていません。
付属のモーターマウントを使用する場合は、ケガキ線を目安にカットすればOK。
もちろんこのままでピュアグライダーとして楽しむのもいいでしょう。
(ノーズのカットの有無はロットによって違うようです。)

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こちらがベニヤ製のサーボマウントと、モーターマウントです。
モーターマウントは貼り合わせて使います。

キットの内容は、以上です。
前述の通り、組立説明書や細かなリンケージパーツやビス等は入っていません。

ただ、作例とセッティングの例は、メーカーHPで紹介されています。
こちらを参考に、お好みに仕上げてください。

「PILOT 4XP」は、初心者中級者の方お断りのキットです。
また、当店でも、こちらのシリーズに関する技術的なお問い合わせにはお答えできません。

腕と経験に自信のある方でしたら、ぜひチャレンジしてみてください。