RCAWの取材を覗いて来ました。

先日の静岡ホビーショーでOK模型さんが新製品の機体として発表した「電動ゼロ戦」「YAK」「マジョラム」「シトロン」のRCAW誌の取材があったので、覗いてきました。
Dsc06231 取材は、AW誌の宮内さん、カメラマンの門内さんが来られてました。
先ずは、「電動ゼロ戦」から取材開始です。

Dsc06219 この機体は、新型のモーターを搭載して、グロー4Cなら50クラスの大きさでアルミスピンナー・増槽タンクなどゼロ戦らしさが非常にかもしだされていて、カラーも「三菱製22型」としています。
当然引込脚も標準装備です。

Dsc06329 電動なので、カウリングからエンジンのヘッドやマフラーが見えることも無く、飛んでいるのを見ていても楽しい機体です。
排気で機体が汚れることも無く、スイッチを入れるだけで簡単に飛行開始してくれてそれでいて、エンジン以上にパワフルに飛んでいました。

Dsc06200 次に「YAK」の準備をするOK模型の伊東さんです。

Dsc06205 こちらの機体は、OS56αを搭載しています。
こちらも、電動化することも可能になっています。
この機体は、フランスTOPMODELのブデ氏が基本設計しOK模型の高松さんが細部のアレンジをして日・仏共同開発と言う当社にも関係の深い機体です。

Dsc06518 機体の色も上空でとても見やすい配色です。

Dsc06599 実機のアクロバティック機同様運動性が非常に良く、軽量に仕上げられた機体とあいまって過激なアクロ飛行も難なくこなしています。

Dsc06362 こちらは、先日も紹介した1.2mクラスの電動グライダー「シトロン」ラダー仕様です。
しかし、こちらの機体の運動性も何度見ても感心する物があります。
今回も3回連続ラダーロールを目の前で見せられて思わず欲しくなってしまいました。

Dsc06376 これは、「マジョラム」の究極の主翼強度テストを行っているところで、垂直に降下して機速をつけて一気に引き起こして主翼が折れないかをチェックしているところです。
一見薄くて華奢に見える主翼ですが、何度も垂直降下から急引起しをしてもびくともしない強度をもっていました。

Dsc06384 マジョラムとシトロンの同時飛行です。
今までの、このサイズのモーターグライダーと一味違い運動性が良いので、今ままで一般ユーザーが持っているグライダーは、フワフワ飛んでるだけと言うイメージを変えてくれる機体です。

それぞれの機体の紹介は、近日発売の「RCエアーワールド」誌に詳しく紹介されますので、是非購読してください。


新作グライダー「シトロン&マジョラム」テストフライトその2

シトロンに続いてマジョラムのテストです。

Dsc05818 マジラムは、胴体・尾翼・パワーユニットは、シトロンと共通で主翼がエルロン使用となり、翼端上半角が無くなり分、60mm長くなっています。

Dsc05782 エルロンサーボは、極薄の主翼内に搭載されるため、Tahmazo TS-1002の超薄型サーボの使用になります。

Dsc05789 バッテリー交換は、キャノピー部分から簡単に行えます。

Dsc05904 スロープでの飛びは、強風もものともせず、非常に軽快にスピードに乗った飛びで、薄翼でありながら主翼強度があり、ロール・ループも簡単にこなしてれます。

Dsc05820 次に場所をかえて、平地からのモーターグライダー本来の飛行テストに写りました。
モーターパワーは、十分で軽量な機体に余りあるものがあります。

Dsc05831ほんの数秒モーターランで高高度まで機体を持っていってくれます。

Dsc05846  ラダー機のシトロンは、スロープとうってかわって小型軽量の機体で、小さなサーマルを捕まえ穏やかに癒し系の飛行を見せてくれます。
浮きも非常に良く、7Aと言う高効率モーターも手伝って600mAのリポで上手く飛ばせば数十分のロングフライトも可能です。
初心者でも、1本のバッテリーで十分飛行練習ができそうです。
Dsc05893 続いてマジョラムです。

Dsc05894 モーター全開で手元を離れたマジョラムは、糸を引くように真っ直ぐ気持ちよく上昇してゆきます。
こちらもあっと言う間に点になるほど上昇します。

Dsc05902 こちらの機体は、サーマルを探して飛ぶのも良いのですが、高高度からダイブさせてスピードをつけロールやループをしてスタント飛行をして、またモーターを回して高度を取るというスポーツフライトが楽しそうです。

Dsc05996 シトロン・マジョラムどちらの機体も低速安定も非常に良く、軽量は、機体も手伝って慣れればハンドキャッチもできそうなほど、ユックリ着陸させることができます。

このテストをしているときも一般の方が数名見ておられましたが、小型の機体で静かに飛んでいるので不安も感じず、とても興味深く飛行をみておられました。

この機体なら、周囲の安全にシッカリ気をつければ飛行を楽しめる場所が増えそうです。
これを見て、発売を待ち遠しく思われる方も少なくないと思います。

発売価格(定価)も純国産フィルム貼り完成機で、ブラシレスモーター付でシトロンが18000円・マジョラムが19800円が予定されていて、お買得のグライダーと言えそうです。


新作グライダー「シトロン&マジョラム」テストフライトその1

OK模型さんが現在発売準備中の新作小型モーターグライダーのテストフライトにいってきました。

Dsc05764 それは、6月発売予定の翼長1140mmのラダー機「シトロン」と8月発売予定の翼長1200mmエルロン機「マジョラム」です。
どちらの機体も純国産バルサリブ組みフィルム貼り完成機で、OK模型の工場で一機一機丁寧に仕上げられて発売されます。
そのフィルム貼りの完成度の高さは、現在国内で販売されている中国製の安価な機体とは、比較にならない仕上がりになっていました。

Dsc05766 パワーユニットは、どちらの機体も、新開発の「ER-181212d」ブラシレスモーターが標準装備されます。
このモーター非常に効率がよく7×4.5の折ペラを7Aで回してしまう性能になっているそうです。

Dsc05773 標準装備のプロペラユニットも純国産で、このアルミスピンナーもなんとOKさんで削りだしで製造されているそうです。

Dsc05777 胴体ポッドは、ABS真空成型のツートンカラーを上下接着済になっていてテールブームはカーボンパイプという超軽量設計になっています。
カラーは、「シトロン」が白黄色、「マジョラム」が白青になっています。
主翼のフィルムは、同社の「イージーカバEライト」が使用されてたるみも無くピンと気持ちよく貼られています。

Dsc05783 バッテリーは、Tahmazoリポ「LP-3S1P600G」を推奨されています。
うちにHot-Lipsも使えそうです。

Dsc05776  先ずは、「シトロン」をスロープでスロープ性能をチェックします。
5m強の風で小型機には、ちょっと厳しい条件の下でのテストになりました。

Dsc05809 モーターを回すことも無く簡単に発進。
この強風の中、300g以下いざ飛行すると小型軽量機とは思えない飛びを見せてくれます。

Dsc05805 運動性能も非常に良くラダー機ながら簡単にラダーロールをこなします。
私も好きで良く飛ばしたポーランドのアートホビー製「コリビリ」に勝るとも劣らない飛行性能です。
OKさんのカタログでは、入門者用となっていますが、スロープ上級者の風待ちのセカンド機としても十分楽しめそうな機体です。


ESC(スピードコントローラー)のBECについて

最近、お問合せでESCのBECシステムの電流についてのお問合せがありました。
その内容というのは、バッテリーのセル数が増えるとBECの電流が下がるのは、どうしてですかと言うものでした。

普通に考えると電源となる電圧が増えるとBECの電流も増えそうに思われる方もすくなくないとおもいます。
それは、BECの電圧が5V~6Vになるところにあります。

電気に強いかたならもうお分かりでしょうが、親バッテリーの電圧をBECのチップで下げているところに原因があります。
たとえばリポ2セル場合、7.4V(満充電のときはそれ以上になる)を5Vに下げるとすると2.4V分の電気を捨てていることになります。
3セルの場合11.1vを5Vにすると6.1Vもの電気を捨てることになります。
この捨てた電気がどうなるかと言うと熱(電力)として放出されることになります。
ここで、物理の授業で習ったオームの法則を思い出してください。

えっ!そんなもん忘れてるわいって・・・

電流I(A)=電力P(W)÷電圧E(V)という式に当てはめてみるとそのBECの性能がわかります。

たとえば、当社の扱っているMGM Com Pro社のESCのBECチップは、最大20W(1秒)の性能を持っています。
これをさっきの式に当てはめると次のようになります。
2セルの場合、8.3A=20W÷2.4V(電源7.4-BEC電圧5V)になります。
3セルの場合、3.27A=20W÷6.1V(電源11.1V-BEC電圧5V)になります。
ということで、3セルの方が電流値が低いのがわかります。
MGMの説明書では、最大が4Aになってりますのがこれは4A以上流れないように制御されている為です。
ただし、20Wもの熱量を1秒以上流すとBEC自体が熱で壊れてしまいます。
その熱量は、20Wの白熱電球を数分点けて触ると熱くて触れないほどになるのを思い出してもらうとわかりやすいでしょう。
ですから、通常は5Wが連続使用できる電力としています。

これでさっきと同じように、計算していくと2セルが2.08A・3セルが0.82Aになります。
このように電源の電圧が高くなると逆に出力できる電流が少なくなってしまうので、電動ヘリコプターのように複数のサーボやジャイロを同時に動かす場合や、リンゲージが渋くサーボに多くの負荷がかかった場合、BECで供給できる電流以上の電流が流れ上手く作動しないと言うようなトラブルの原因になります。

ESCに搭載されているBECのチップは、高性能なものほど価格が非常に高くなるため、安価なESCの場合、搭載されているBECチップの性能が低い場合があります。

たとえば、BEC出力3Aとなっていても、チップ性能が3Wのものが多く、それをさっきの計算式に当てはめると3セルで0.49Aしか実際には出てないものがあり、サーボやジャイロなどの消費電力に足らないことが起こってきます。

ですから、もしサーボなどの作動がおかしい場合は先ずBECの出力量とサーボやジャイロを動かしたときの消費電流値をみてもらうと原因を把握しやすいと思います。

ちなみに、コマーシャルになりますが、当社の扱うMGM Com Pro社のESCとOK模型さんのTAHMAZOの「Mxxxx-3x」シリーズは、同じ性能のBECチップを使用していて、内蔵BECの性能が高いESCになっています。

ちょっと長く、ややこしい文書になりましたが、参考になればとおもいます。

Easy25


水上機をとばしてきました。その2

BAIAを飛ばして時に、メンバーも色々機体を持ってきていました。

Sdsc05365 こちらは、もったんの「ニューポール」です。
OK模型のV-proシリーズの機体に、テトラの10クラス用のフロートキットを取付けた機体です。

Sdsc05382  小型ながらスケール感抜群で、この景色の中で飛んでいる姿は、実機を彷彿させてくれます。

Sdsc05341 バシャ!と言う音がしてふと見ると、スティングー・スプラッシュがシンクロナズドスイミングのような格好になってんます。

Sdsc05351 弘法も筆の誤りです。
タッチ&ゴーをした時にちょっと突っ込み過ぎたようで、フロートが水面に引っかかったようです。
パイロットのこの後姿は・・・

Sdsc05409 こちらは、萬ちゃんの機体でOK模型のターミネーターにテトラのフロートを取付けた機体です。
離水に向けてプレーニングに入ります。

Sdsc05436 萬ちゃんの愛犬「レオ君」です。
ご主人様の機体が上手く飛んでくれるか心配してるのでしょうか・・・
彼は、ご主人が飛行機に夢中になって退屈してくると、人の足を見るとすぐに●●●ピーとても書けません(*^▽^)ノ彡☆ばんばん!

Sdsc05429 無事離水軽快に飛んでいます。
この機体につけているテトラさんのフロートは、バルサキットで自分で組立てるようになっているのですが、構造がシンプルなのでキットながら簡単に組立てられます。
テトラさんは、発売されている自社機体キットにあわせたフロートをそれぞれそろえてあるので、使用する機体専用であればピッタリと付けられるようになっています。

Sdsc05352 この日は、風が少しあり湖面に波があったのですが、一日バーベキューをしたり、飛行機をとばしたりとのんびり楽しむことができました。
水上機をまだ飛ばしたことがないかた是非一度チャレンジしてみては、いかがですか・・・(^_^)v