驚異の超絶技巧!

今日のお題は、日本一高いビルとして知られるあべのハルカスにあるあべのハルカス美術館で開催中の「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」のご紹介です。

当店のお客様には、モデルの細かいディテールにこだわるスケール機マニアやミリ単位以下の精度で空力性能の向上を追求するグライダーマニア、パイロンレーサーなど、多彩で高度、かつ繊細な工作技術をお持ちのモデラーも数多くおられるかと思います。
店主も細かいディテール再現が命のスケールモデラーのはしくれですので、「超絶技巧」というフレーズに惹かれて行ってみることにしました。

観覧当日、幸運にも時間限定で写真撮影が許可されましたので、その際に撮らせていただいた多くの画像の中から、素人の目ですが、興味を持った作品のいくつかを皆さんにご紹介したいと思います。

まずは満田晴穂 自在蛇骨格です。
名前の通り蛇の骨格で、可動式なんですね。
我々の世界で言う「ヒンジ」とか「ボールリンク」に相当する部分の構造はどうなっているのか、大いに気になるところですね。

全体像です。
クネクネと自在に変形する様子が想像出来ますよね。
下の解説パネルにも書いてありますが、パーツ数は何と500!

素人が解説するのもなんですから、詳細は作品の解説プレートをご覧ください。

次は安藤緑山 パイナップル、バナナ
マーケットの果物コーナーでよく見る取り合わせですが、実はこれ象牙なんですよ!
パインのごつごつ感、バナナの皮の剥け具合?、などなど、質感、細部の表現、彩色など、実物と見まがうばかりです。
今回の展覧会のパンフレットにも使われている作品です。

解説はこちらです。
その中にもありますが、まるで3Dプリンターで作ったようですね。
でも違います、象牙です!

こちらのまばゆいばかりの作品は巧山 宝船図皿です。

船首の部分のクローズアップをご覧ください。
この緻密さ!

 

これは前原冬樹 一刻:皿に秋刀魚。
皿の上の食べかけのサンマ、もちろん本物ではありませんが、驚いたことに一本の木から彫り起こしたものです。

元々一本の木ですからサンマの頭と皿は一体です。
当然骨と皿の間はくりぬいてあるわけですよね。
何でそこまでして・・・と驚く我々の反応を作者の方は楽しみにしておられるのでしょうね、きっと。
それにしても上手に焼けていますね、このサンマの頭。

最後にご紹介するのは大竹亮峯 自在鹿の子海老

木彫りとは思えない殻や突起の表現、まさに海老そのものですね。
しかも「自在」との事ですから足や尾が可動。
木彫りの造形はもちろんの事、カラーリング(彩色)のすばらしさ、言葉が出ないですね。

 

どうでしたか。
今回ご紹介させて頂いたのはごく一部の作品ですが、展覧会の雰囲気がお判りいただけたのではないでしょうか。
でも、もっとたくさん実物をこの目で見て確かめたいと思われる方はぜひハルカス美術館で開催中の「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」に足をお運びください。

さてここでご案内です。
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