オリンピアの箱を開けてみました

みなさん明けましておめでとうございます。
TOPモデルの所在地、大阪では滅多に無い「雪の正月」を過ごしました。
皆さんはいかがお過ごしでしたか。

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さて、外出もままならない冬の間、春に向けてキットの製作を考えておられるかたも少なくないと思います。このタイミングに、OK模型からちょっとかわった「半生地(はんきじ)完成」と銘打った、キット?とも完成機(ARF)?どちらとも言えるような、言えないようなちょっと珍しいカテゴリーの飛行機オリンピアが新製品として入荷しました。パッケージの完成写真ではいかにも飛ばしやすそうな高翼練習機のようですが、問題はその中身にあるようです。そこで、入荷したての「半生地完成機」を今回から数回に分けてご紹介させて頂きたいと思います。

  これまで当店が取り扱ってきたほとんどの飛行機はフィルム貼りの終わった「ARF完成機」か、主翼や胴体などはリブや側板などのバラバラのパーツ状態で入っている「キット」、に分類されるものでした。
この「キット」をバラバラのパーツの状態から飛行機の形に組み立て、フィルムを貼る直前の状態まで作り上げたのが、いわゆる生地完成機、キジ完というものです。

で、OK模型の言う「半生地完成」オリンピアって何なの?と思っていたんですが、箱を開けてナルホドと納得しました。

Olympia1

 

ザッと見たところ、キット初心者の方には致命的なミスなく出来上がる飛行機、慣れた方には手間をかけずに短時間で組みあがる機体だと店主は判断しました。

その訳ですが、ご覧のように主翼は翼の形になっていますが、前縁材(ぜんえんざい)は付いていません。でも肝心なところは組み上げて主翼の形にはなっていますので、キットの組立に不慣れなかたが歪んだ翼を作るというリスクは少なくなりそうです。また店主もその昔、経験しましたが同じ側の主翼を2枚作ってしまう(!)というとんでもないミスはおこりません。(そんな事あった、あったと納得しているあなた、モデラーしてますね!)

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また、胴体もパッと見ると出来上がっているように見えますが、よく見ると左右の側板(そくはん)に胴枠が付いているだけで上下のプランク(板貼り)が済んでいません。

  なるほど、これが「半生地完成」とメーカーが名付けた理由なんだな、これは面白い(ちょっと変わった)飛行機だなと店主は納得しましたが、キット未経験の皆さんにはイマイチその訳がお判りにならないと思います。

そこで、どういう理由でここまで組んであるのか、その理由やメリットを次回以降でこのキット、いや半生地完成機オリンピアの中身を細かく観察し、トップモデルなりに解剖して皆さんにご紹介していこうと思います。

ところで、トップモデル恒例の「選べるお年玉プレゼント」、お陰様で多くのお客様にご利用いただき誠に有難うございました。このキャンペーンも残すところ明日1月7日午前10時までとなっています。お買い物がまだ残っておられる方はお得なこの機会をお見逃しなく。