シャーレ翼の修理.2

Dsc06319 本来シャーレ翼の場合主翼の中は、空洞になっているのですが、これを空洞のまま修理しようとするとなかなか難しいので、ちょっと反則技ですが発泡スチロールで主翼の形に合わせて芯をつくりました。
この場合、バルサの厚み分少し小さめに作ります。

Dsc06322 この芯をエポキシで内側に接着してしまいます。
主翼の形状にあわせておきます。

Dsc06323 スチロールの上にバルサ板を接着して主翼の形に合わせます。

Dsc06324 前縁も形状をプランクだけで出しにくい場合は、バルサ棒などを接着して削りだして整形すると簡単です。
この部分だけスチロールコア・バルサプランク翼になってます。(笑


シャーレ翼の修理.1

以前このブログで紹介したシャーレ翼スケールグライダーのSALTOですが、ホームのスロープで飛ばしていて落としてしまいました。
森の中に落としてしまい立ち木の枝に主翼を当ててしましシャーレ翼を壊してしましました。

Dsc06316 この翼はバルサシャーレになっていますので木の枝が当たったところは枝の形でつぶれています。
そこで一旦潰れているバルサを取除くことにしてマスキングテープで切り取ってしまう目印をつけました。

Dsc06317 目印に沿ってシャークソーとカッターで切り取りました。
潰れているところが主翼内のスパーまでで止まってくれていたので不幸中の幸いです。
主翼強度は、ある程度まもらてています。

Dsc06318 1.5mm厚のバルサシートで切り取った部分のサイズに合わせて補修します。
バルサのつなぎ目は瞬間とグラステープで補強しておきます。

Dsc06320 スパーの前のところにカーボンロービングの補強がありそれも潰れていたので新たにテトラの12Kカーボンロービングを瞬間で貼り付けて補強しておきました。


サーボコードにご注意を・・・

大型スケールグライダーの主翼用サーボに小型で金属ギアの使用のサーボを探していたら某サーボがちょうど良いサイズでトルクもそこそこあるしデジタル仕様なので、スポイラーに使用しても左右同じ様に動いてくれるのでそれを使用することにしました。
Dsc05868 ただ、小型サーボでもデジタルなので消費電力が気になります。
メーカーのデータを見ると4.8Vのときに、無負荷作動時が180mAで最大負荷時で1200mAとなかなか小型ながら大食漢です。
しかし、大型スケールグライダーなので重心あわせのウエイト代わりにサブCのニッケル水素バッテリーの3200mAで受信機バッテリーを製作するつもりなので何とかなります。
Dsc05871 ところで、初めて使うメーカーなのでちょっとサーボの中をチェックすることにしました。
底のボルトを抜くと簡単に裏蓋が外れて基盤が出てきました。

Dsc05870 基盤をよーく見るとサーボコートの取り付け部分にコードの被服と基盤の間にコード芯が若干露出しています。
現状では問題ないのですが、この状態で使用していると芯の露出が増えて芯どうしが接触してショートする危険性があります。
そこで今のうちに絶縁しておくことにしました。

Dsc05872 一番簡単で確実なのがバスコークなどのシリコン充填材をつけておく方法です。
また、ホットメル(熱で溶かすガン型の接着剤)でも良いです。

Dsc05873 このようにつけて裏蓋を閉めておくとコードも緩みにくくなりますし絶縁になります。
最近は、サーボも色々と格安のものが中国や台湾から輸入されていますが、ちょっと気になる方は、一度裏蓋をはずして点検してみては、いかがでしょうか?
でも、元に戻せなくなったり、これからの季節直接基盤を素手でさわって、静電気で電子部品を壊してしまったりすることがありますので、自身のある方だけにしてください。
また、こんなことをすると買ったショップやメーカーでアフターサービスが受けられなくなりますので行う方は、自己責任において行ってください。
この記事をみて真似をされても、当方は一切責任を負いません。