知人のJR2.4Gの受信機を載せ変えていたときのことです。
バインドをしなおそうということでバインド作業をすませ、サーボの作動確認をして機体に積み込んで再度テストしようとスイッチを入れたのですが、サーボが動きません。
再度受信機を機体から下ろしてバインドしなおしてサーボの作動を確認もう一度搭載してテストするとまた、サーボが動かない。
こんなことを繰り返して、搭載してサーボが動かない状態で受信機とエクストラアンテナのLEDを見るとちゃんと送信機からの電波は、認識してLEDが点灯状態になっています。
と言うことは、受信機がサーボに信号が出ていないということになる。
受信機の故障かなと思ったのですが、もう一度機体から受信機とエクストラアンテナを降ろして電波を認識した状態で受信機を触ってるとサーボが動いたり動かなかったりするではないですか。
そこであちこち触ってるとどうも受信機とエクストラアンテナを接続しているリード線を触ったときに現象起こることがわかりました。
そこで、リード線をよ~く見てみると受信機側のコネクタの根元のところで、3線あるうちの信号線が断線しかけていることがわかりました。
知人が受信機と機体に搭載するときに防振のために、クッション材で受信機をくるんでいたのですが、以前の受信機なら当たり前の作業なのですが、このJRの受信機は、エクストラアンテナの接続コネクターが受信機の横にあります。
コネクターをつないだ状態で受信機をくるむとコネクターのところでリード線が鋭角に曲がります。
知人は、機体を壊して数回この受信機を積み替えています。
その作業の繰り返しで、リード線が非常に細いために引っ張られたりして断線しかかっていたようです。
そこで、なぜアンテナのリード線が断線したらサーボが動かなかったのでしょうか?
それは、JRの受信機のシステムのにあったのです。
最初から、エクストラアンテナが付属している受信機は、規定数以上のエクストラアンテナが接続されないと動かないようになっているのです。
エクストラアンテナは、単なるアンテナではなく、エクストラアンテナも含めて受信機として作動しているのです。
だから、今回はアンテナに電源を送ってる線は断線してなくて信号線だけが断線しかけていたために受信機を下ろしてリード線が直線状になっているときは、断線しかけている線がくっついて信号が流れて受信機が動いたのですが、クッション材でくるんで機体に積んだときにリード線が折れて断線し、受信機にエクストラアンテナからの信号が受信機本体に返ってこずに受信機がエクストラアンテナを認識できずに動かなかったようです。
JRの2.4Gの受信機システムは、エクストラアンテナをつけることにより非常に安定した受信状態を確保しているのですが、そのエクストラアンテナがこのようにトラブルの原因になることがありますので、これから2.4Gに変更しようと考えているかたや、ラジコンをはじめようとする方は、説明をしっかり読んで、エクストラアンテナのリード線の取り回しにも気をつけて機体に搭載するようにしてください。
せっかく混信でのトラブルがなくなっても他のトラブルで大切な機体を落としてしまわないように注意してください。