「MINUS ACRO」の製作 12

フィルム貼りが終わったら、エレベーターやエルロンの動翼を取付けます。
Dsc07855 尾翼にエレベーターを取付けます。
ヒンジは、テープヒンジを使用しました。
テープヒンジを貼る場合は、写真のように動翼の裏側から先にテープを貼ります。

Dsc07857 裏を張ったらエレベーターをもとに戻して表側を張ります。
こうすると尾翼と動翼の間に1mm程度の適度な隙間が出来て動きがスムーズになります。
尾翼とエレベーターの間隔をキッチリ詰めてヒンジを貼ってしまうとアップ側には、動いてもダウン側の動きがキツクなることがあります。

Dsc07859 主翼のエルロンも尾翼と同じ要領で取付けます。
ただし翼端から2cm位内側から貼らないと端から貼ってしまうとエルロンの形状で動きにくくなります。

Dsc07860_2 出来上がった尾翼を歪まないように接着して機体の製作は、完了です。


「MINUS ACRO」の製作 11

Dsc07838 主翼と同じような要領で胴体もフィルムを張ってゆきます。
胴体は裏・横・上面の順で作業をおこないます。
特に機首の部分が3次曲面になっているので、熱を加えて引っ張りながら貼って行くと良いでしょう。

Dsc07852_2 キャノピーの部分は、色を変えてみました。
こちらは手持ちのオラカバのシルバーを使用しました。

Dsc07850 主翼にカンザシ受け用のアルミパイプを取付けます。
アルミパイプの周りにエポキシをつけて差し込みます。
アルミパイプは、両翼分が1本になっていますので、シッカリおくまで差し込んで不要な部分を切断します。

Dsc07851 切断したアルミパイプが中央部分からはみ出さないようにヤスリなどで削っておきます。
このときに、削ったところにバリが出来てカーボンカンザシが入らない場合がありますので、カンザシを差し込んでみて、入らない場合は、リーマーなどで調整をしおきます。
この作業は、フィルムを貼る前に行っても結構です。

Dsc07853 これでフィルム貼りが完了です。
V尾翼の接着には、専用の治具が付いていますので、それにあわせて接着するようになっています。


「MINUS ACRO」の製作 10

Dsc07830 出来るだけシワの出ないようにフィルムの周囲を固定したら、いらない部分をきりとりました。
青色透明のフィルムですがこの段階では、くるんでいます。

Dsc07834 このフィルムは、熱をかけた所の糊部分が透明に変化しますので、熱をかけたところとかけてないところが、はっきりわかりますので全体にアイロンをかけて収縮してしてゆきます。
この時に片側にテンションがかかり細い部分が反ってきますので、注意してください。

Dsc07835 裏側が貼れたら表側も同じ要領でフィルムを張ってゆきます。
表側のフィルムを収縮する前に待ち針で空気の逃げ穴をあけておきます。
これをしておかないと中の空気が逃げずに綺麗に貼れないことがあります。
これは、どのフィルムを貼る場合でも同じです。

Dsc07828 尾翼・主翼も同じ要領でフィルムを張って行きます。
フィルムを綺麗に仕上げるのは、見た目の綺麗さもありますが、飛行性能にもかかわりますので、翼を張る場合は、丁寧に仕上げるようにします。


「MINUS ACRO」の製作 9

生地完成した機体にフィルムを貼ってゆきます。
Dsc07826 フィルムは、OK模型のイージーカバE-ライトを使用しました。
このフィルムは、市販されているフィルムの中で一番薄く(厚さ20μ)軽量(28.6g/㎡)でいながら鳥人間コンテストの機体にも使用されるくらいに丈夫なフィルムです。

Dsc07832 このフィルムは、200℃と言う高温で収縮する為、貼った後に弛みにくいのも特徴です。

Dsc07837 主翼にフィルムを張る前にエルロンをきりはなしておきます。
切離したエルロンのヒンジ部分になるところは、斜めにペーパーで削っておいてください。

Dsc07829 フィルムは、貼る部分に合わせて一回り大きく切っておきます。
このフィルムには、裏紙がありませんのでそのまま使用します。
先ず下の面からフィルムの周りをアイロンで止めいきます。
この時に出来るだけ弛みが出ないようにするのが綺麗に仕上げるコツです。
後で縮めたらよいと思って雑に貼ってしまうと、シワが残ってしまったりしますので、丁寧に作業をします。


「MINUS ACRO」の製作 8

Dsc07664 1mmベニアの翼型を接着したところです。
この翼型に合わせて主翼のバルサシートから削り出しますので、剥がれたりしないようにシッカリ接着しておきます。

Dsc07666 ブロックにつけたサンディングペーパーで先ほどの翼型に合わせて削ってゆきます。
一度に削らずにすこしづつ形を確認しながら削ります。

Dsc07668 上が削る前、下が成型後のしゅよくです。
小型のグライダーですので、少しの狂いが性能に影響しますので、この作業は丁寧に時間をかけておこなってください。

Dsc07824 左右の主翼を成型して、キャノピーに固定ようのパーツを接着して生地完成になります。
各パーツが細かいので組立てているときは、華奢に思っていたのですが生地完成になると意外と硬性があります。
このぐらいの硬性があるのであればショックコードでの発進も大丈夫のようです。