TOPMODEL ポケットブースター電池交換式

いよいよ来週末から10連休が始まるという事で、休み中の計画を色々と立てておられる方も多い事でしょう。
当店では、先週ご案内させていただきましたようにGW期間の中ほどに営業日を設けております
営業日は商品の発送も通常通り行いますので、急にパーツがご入用になった時などにご利用頂ければと思います。
さて、本日はトップモデルジャパンオリジナル商品として先日新発売しました「ポケットブースター電池交換式(メーター付、回転ロック)」と「ポケットブースター用ニッカドバッテリー」のご紹介です。

こちらがTOPMODEL ポケットブースター電池交換式(メーター付、回転ロック)です。
機能を全部紹介するとこんな長い名前になってしまいました(-_-;)

充電池が入るボディーはアルミ削り出しでプラグをキャッチする先端パイプはステンレスと、耐久性に優れた丈夫な素材が使われています。

それでは商品名に沿って、機能の説明をさせて頂きます。

まず最初は「電池交換式」という事ですが、メーター部を左に回すとネジ蓋が取れて、中から充電池が出てきます。

しょっちゅう出し入れするものではありませんが、長年使って電池の能力が低下してきたときにはここを開けて交換用の充電池と取り替える事が出来ます。

この充電池、最初から組み込まれているのは、今では中々手に入らないSANYOのカドニカバッテリーです。もちろんMADE IN JAPANです。


内蔵されているものと同じバッテリーは交換用として「ポケットブースター用ニッカドバッテリー」の商品名で同時に新発売しました。

サイズは写真の通りですから、1.2Vのニッカドやニッケル水素を使ったポケブーにも大きさが合えば使えますね。

規格の表示部分をアップにしてみました。

点線部分に1800SCEと表示されています。これはバッテリーの容量が1800mAhということと、このバッテリーは高容量タイプであるという事を示しています。
ちなみに手持ちの同じ大きさのカドニカバッテリーで、単にSCと記載があるものは1300mAhとなっていました。

商品名に「メーター付き」とありますが、こちらはそのメーター部分(電池蓋兼用)です。

このメーターはバッテリーの残容量を示すものではなくて、電気の流れ具合を見る電流計です
今はプラグにつないでいないので電気が流れていませんから、黒い針が右端の赤いゾーンに入っています(少しわかりづらいですが・・・)。

このメーター、大変便利なものでポケブーをプラグに繋ぐと電気が流れて針がグリーンのエリアに振れますが、プラグが断線していれば電気が流れませんので針は全く動きません。
また、使うプラグが同じで、いつものメーター位置を覚えておけばオーバーチョークの時などは微妙に針の振れ位置が変わるなど、プラグの状態が一目でわかるこのメーターの存在はポケブーにとっては大変ありがたいものです。

長い商品名の最後は「回転ロック式」ですね。

パイプの先端がこのようにやや複雑な形になっていまして、プラグに強く押し当ててヒネる(回転させる)とこの先端部分がプラグの六角の部分に引っかかって抜けなくなる(ロックされる)方式です。

当社のポケブーは、この(先端がロック機構になっている)パイプの材質がステンレスで、そうするにはこだわりがあります。

と言いますのは、同様の製品には真鍮製のパーツを使っているものがたくさんありますが、真鍮は比較的柔らかいため、長く使い続けているうちに先端のロック部分が摩耗してうまくプラグにひっかからなくなってきます。
その点、ステンレスは硬いため摩耗による機能の低下がほとんどないので、長く使い続けることが出来るという事になります。

今回ご紹介しました耐久性に優れた「TOPMODEL ポケットブースター電池交換式(メーター付、回転ロック)」、グローエンジンをお使いのマニアの皆さん、フィールドボックスにぜひ一つお備えください。

ty1 電動燃料ポンプV2

OK模型からty1ブランドの電動燃料ポンプV2が新発売されました。
ケースは丈夫なアルミ削り出し、ギアは錆びないステンレス製ということです。
また、スイッチはスライド式ではなくトグル式ですからポンプを握った片手でそのまま燃料を出し入れしたり止めたりすることが楽に出来ますね。

ご覧の様に電源コードとコネクタがついていますので電池内蔵式ではありません。
そこで、当然ですが別途電源を用意しなければなりません。

この電源、仕様では電圧4.2V~8.4Vとなっていますので、ニッカド或いはニッケル水素4セルからリフェ或いはリポ2セルの電池が使えることになります。

そしてポンプにはBECコネクタ(メス)がついていますので、バッテリー側にはBECコネクタオスが必要となります。

バッテリーにコネクタを付けるのは面倒だと言われるかた向けに手っ取り早いのは当店でも販売していますTahmazoの受信機用リポバッテリーLP-2S950RIG使う事です。電圧は7.4V、容量は950mAhで、ご覧の様にBECコネクタオスが最初から付いていますし、容量的にも不足はないかと思います。

燃料が出入りする給油ニップルは標準的なもので、模型用として販売されているシリコンチューブなど、標準的な燃料チューブなら使えるはずです。

本体のサイズは直径27mm、長さ70.5mmとなっています。
と言ってもあまりピンとこないでしょうから、ほぼ同じ直径の500円硬貨と並べて見ました。

こんなにコンパクトながら1分間に1400cc(6Vで使用時)の燃料吐出能力を持っているのですからあなどれません。
あくまで計算上の話ですが、500ccタンクなら20秒すこしで満タンに出来てしまうという事になりますね。

このポンプ、グロー燃料はもちろん、ガソリン燃料にも使えるという事ですから、皆さんのお手許にぜひ一つお備えください。

5月2、3、4日は営業いたします

春爛漫のこの季節、お花見はもとよりラジコンマニアにとっては待望のフライトシーズン到来、と言うところではないでしょうか。

また、気の早い人は早くもゴールデンウイーク(GW)のフライト準備や機体の製作構想などを練っておられる方も多いと思います。

このGW、特に今年は新天皇の即位という事で、即位の礼が執り行われる5月1日が祝日と定められましたので、結果的に官公庁、銀行などは4月27日から5月6日までの10日間お休みという事になっています。

ところで、上の表は当店のゴールデンウイークの営業カレンダーです。
緑が営業日、ピンクがお休みとなっています。
本来ですと、当店も連続してお休みをいただくところでございますが、あまりにも長期間商品の発送を止めてしまうのではお客様にご不便をおかけしてしまうのではないかという事で、タイトルにもありますようにGWの中ほど、5月2日から4日までの3日間通常通り営業、配送業務をさせて頂く事となりました。

もちろんネットショップですからご注文は24時間、いつでもお受けしておりますので、急なご入用が出ました場合は上の表を参考にしていただき、当店のGW中間営業日を有効にご活用いただきましたらと思います。

なお、お急ぎのご注文の場合、お支払いはクレジットカード決済、または代金引換をお勧めします。上で述べましたように金融機関がGW期間中は休業となりますので、銀行振り込みをされても当店の入金確認は5月7日以降となり、発送はその後になってしまいますのでご注意ください。

それでは皆さん、春のうららかなフィールドでの飛行を存分にお楽しみください。

RLカーボン折ペラブレード

今週、RLブランドのカーボン折ペラブレードの新サイズが2種入荷しました。
4年前に国内に初お目見えして以来のラインアップ追加ですので、早速ご紹介させて頂きます。

これまでは10インチから14インチまでの比較的大きなサイズを揃えていたのですが、今回発売になったのは9×6インチ9.5×5インチの2サイズで、これまで販売されていたものに比べるとやや小ぶりなサイズです。

メーカーからのテストデータがまだ出ていないのですが、2mクラスのグライダーなどで10×6ではちょっとキツイかな?と思う場合の選択肢の一つとして重宝するのではないでしょうか。

商品パッケージはこれまで通りで、尖った先端部分が折れないように、プラスチックケースの中に入っています。
14インチのブレードと同じケースに入っていますので、ちょっとすき間が大きくて寂しい気がしますが(笑

裏返してみました。
4年前に現行の9種類が新発売された時に驚かされたきれいな仕上がりは、一層磨きがかかっています。

先端は相変わらず鋭く、薄く仕上げられています。
ちょっとした不注意で何かに引っ掛けたりすると欠けてしまう恐れがありますので要注意ですよ。
万が一、片方のブレード先端が欠けてしまった場合、片方だけ新しいブレードに替えるのは禁物で、2枚セットで交換しなければなりません。
と言いますのは、RLカーボンブレードは1枚1枚手作業で作られていますので、出来上がりの重さが個々に微妙に違ってきます。そのため、メーカーでは一本づつ重さをはかり、バランスの取れた2枚をセットにして出荷しているそうです。
ですから、違うペアのブレードを組み合わせて使うと左右のブレードの重量バランスが狂って振動等の原因になる場合があるということなんです。

回転中に大きな負荷がかかる付け根部のクローズアップです。
きれいな曲線で、負荷が特定の個所に集中しないようデザインされています。

ブレード取付部の寸法は、幅が8㎜、ブレード取付ピンの入る穴は3mmに仕上げられています。これは業界の標準的な規格ですから、当社が取り扱っているTahmazoブランドをはじめ、多くのプロペラハブに合います。

そろそろ本格的な競技会シーズンが始まります。
グラスナイロン製ブレードとは一味違うRLカーボン折ペラシリーズをぜひ一度お試しください。

水上機の防水対策(2)

水上機の防水対策(2)ということで、先週にひきつづきアイランドブリーズ スプラッシュ ターコイズを例にとっての説明です。
写真の①と②は前回で解説済ですので、③の説明から再開です。

③は燃料給油口の一例です。
燃料給油口は、ほとんどの方が直径3㎜程度のチュープやパイプで作られています。ですから開口部はあまり大きな面積ではありませんが、離水直前のスピードに乗った時の水しぶきの水圧はかなりのものですから角度によってはタンクの中に水が入ってしまう事も考えられます。
そのため、この例では給油口(白いプラスチックパーツ)とエア抜きのブリーザーパイプ(青いニップル)を胴体側面やカウルではなく、ハッチの中に装着して水しぶきが直接当たらないようにしています。

こちらは④の電源スイッチです。
写真では防水ゴムキャップ付きのスイッチを使い、更に激しい水しぶきに直接さらされないようハッチの中に装着しています。

そしてハッチのつなぎ目や小さい穴、隙間などの防水に欠かせないのがPilot 防水テープです。
いろいろ事前に考えて防水対策をするのですが、実際に飛ばしてみるといろんなところから水が入ってくるものです。そんな時、手っ取り早く水漏れを防ぐ事が出来るこのテープは水上機のフライトに無くてはならないものの一つですね。

さて、気持ちよく水面を滑走する機体ですが、フロートで切り裂かれた水が勢いよく主翼の下面に当たっていますね。
一見涼しげな写真ですが、主翼に搭載された、水が嫌いなフラップサーボやエルロンサーボにとっては大迷惑な話なんですよね。

そこで、そのフラップサーボやエルロンサーボを飛沫から守るアイデアがアイランドブリーズ スプラッシュに盛り込まれているんです。
写真はエルロンホーン部分で、主翼の上面側からプッシュロッドを出すことで、下面に当たる強烈な飛沫がロッドの出口から主翼の中に入るのを避けています。

で、サーボはというと、主翼下面にハッチを設けてそこから搭載しているんですね。
でもプッシュロッドは主翼上面から出していますので、ハッチに開口部はありません。
勿論ハッチの周囲には防水テープをきっちりと貼ってあります。
主翼の下面には僅かの穴も開けたくないという設計者の気持ちの表れですね。

同じく主翼サーボの防水対策例として参考にご覧いただくこの写真は、PILOT ファイター25用フロートキットに付属している防水サーボカバーの取付例です。
あまりスマートではありませんが、露出したサーボやロッドをカバーで覆うこのスタイルは陸上機を水上機にコンバートする際によく使われる手法で、とりあえず手元の陸上機を改造して水上機を楽しみたいという場合に向いています。
PILOTファイター25は肩翼機でエルロンサーボは主翼の下面に出ており、フロートからの水しぶきはまともにサーボカバーを直撃しますので、ご覧のようにカーブした主翼の下面にカバーをきっちりと密着させて水の侵入を防ぐため、ここもやはり防水テープで周囲を囲っています。

このほか、受信機や受信機用バッテリーはビニール袋に入れて口をしっかりと封じ、サーボなどは出来るだけ床から浮かせて搭載して少しくらい胴体に水が入っても濡れないようにするなどの対策も併せて行う必要があります。
でも、慣れ親しんだ陸上機とは違ったところにあれこれと想像しながら気を遣うのも、見方を変えれば新鮮で、新たな模型の楽しみ方を発見できるのではないでしょうか。

まだ水上機を飛ばしたことの無いあなた、ぜひこの夏、フレッシュな気分で水上機デビューされては如何でしょうか。