DLE-60BTの、意外な盲点・・・。

人気の水平対向エンジン、DLE-60BT
そのパワー感と驚くほどの低振動は、やみつきになります。

そんなDLE-60BT ガソリンエンジンについて、お客様からあるご指摘が。

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ご覧のように、このエンジンは水平対向なので、気筒が段違いになっています。
気筒がずれているということは、気筒の排気口もそれにともなってずれているということです。
そのずれをマフラーで補正して、マフラー後部が面一に取り付けられるように、このエンジンには2つの「取り付け穴位置の違う」マフラーが入っているんです。
エンジンを積む時の事を考えれば、親切な設計です。

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裏返して、実際に2つのマフラーの取り付け穴を見てみますと、写真手前のものは穴が2つ見えますが、もう一つのマフラーは、穴がひとつしか見当たりません。実はこれ、

 

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こんなことになっているんですね。

 

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つまり、このマフラーを取り付けるためには、この「排気管+マフラーの直径」以上の長さの六角レンチやドライバーが必要になるんです。これは意外な盲点でした。
その為に、お客様が「長い六角レンチが要ると思うよ。」と、ご指摘下さったんです。

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六角ドライバーといえば、使い勝手のいいこのkickit 六角ドライバー4mmが使えそうですが、実際に使ってみると、もう少しのところで届かないんです。非常に残念です。

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そこで登場したのがこちらの「TOPMODEL 4mmロング六角レンチ」なんです。

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先ほどの六角ドライバーと比べると、少し長いのがお判り頂けると思います。

 

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これだと、ちゃんと奥まで届きます。

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今度は私の工具箱にあった、よくあるL型の六角レンチ(アレンキー)。
長さは何とか足りますが、持つ部分が短いです。これではしっかりと締めることができません。

エンジンのマフラーは、飛行前にいくら増し締めしても、飛ばし終わったら緩んでいる場合が多いもの。
緩まないようにと、緩み止め剤を使用してマフラーを取り付けると、今度はマフラーを取り外す時に、なかなか外れません。
締めるときにも、緩めるときにも、ちゃんと力をかけることの出来る六角レンチを使ってあげないと、ネジ穴がダメになったり、レンチが歪んでしまう原因になります。

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その点、TOPMODEL 4mmロング六角レンチは、持つ部分も短すぎず、さらにプラスチック製の握りやすいグリップがついています。

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ですので、この様にしっかり握ってしっかり締めることができます。
これは普段使いにも便利ですよね。

DLE-60BT ガソリンエンジンのお供に、また、普段使いの工具の仲間に入れてあげてください。

 

 

 

TOPMODEL ハイパワーリダクションスターター

今回ご紹介するのは、
新発売のTOPMODEL ハイパワーリダクションスターター。
当店オリジナルのスターター第2弾です。

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当店で取り扱っている他のスターターとの大きな違いは・・・

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このバッテリーケース。
バッテリーケースにバッテリーを積むことができるので、コードレスのスターターとして使うことができるんです。
さらにこのスペースは、六角レンチ(3mm)でネジを緩めるだけで、

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高さが31mm~46mmまで、簡単に調節可能になっています。(幅は約48mm)
使用したいパワーに応じて、色々なバッテリーが使用可能になっているんです。

18Vまで対応しているので、4セルリポバッテリーも使えます。
当店オリジナルのTLB 14.8V4400mAhも、バッテリーケースにちゃんと入りますよ。

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RCカー用の7.2VNixxバッテリーパックを2本直列で繋いでみました。
ピッタリ入ります。

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このスペースは前後方向に仕切りがされていませんので、
バッテリーが多少長くても問題なく積むことができます。

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また、ワニ口クリップ(コード、コネクター付き)が入っていますので、バッテリーがあがってしまい使えない場合でも、12Vの鉛バッテリーが使えて安心です。

サッと使える、便利なスターターですよ。

 

 

DX スロットルアーム

今回ご紹介するのは、先日新発売になりました
Kickit DX スロットルアーム (16mm)
Kickit DX スロットルアーム ショート(7mm)です。

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左が、Kickit DX スロットルアーム ショート(7mm)
そして右がKickit DX スロットルアーム (16mm)
この2つはDLEエンジンに使用できるスロットルアームです。

しかしなぜ、高さに差のある商品が出たのでしょうか。

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こちらが装着例なんですが・・・
DLEエンジンをお持ちの方でしたら、あれ?と思われたかもしれません。

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これが元々のDLEエンジンのチョークアーム(①)とスロットルアーム(②)
です。

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こちらをもう一度見て下さい。チョークアームに使われているのが
Kickit DX スロットルアーム ショート(7mm)なんですが、
コントロールロッドの取付穴までの距離が、元々付いているチョークアームより長いですよね。
これだけでもチョークの取り回しが良くなりますが、
こうしておいて、さらにスロットルアームにKickit DX スロットルアーム (16mm)を併用することで、チョークアームとスロットルアームの干渉が解消されます。
つまり、ダブルで使えばチョークとスロットルの取り回しがダブルで格段に向上するんです。

元々付いているスロットルアームはビスを外せば簡単に外せますが、
チョークアームは、真鍮製の軸でカシメてあるので簡単には取れません。
ヤスリで軸の先端を削って外してもいいですし、アームに金鋸で切込みを入れて、
ペンチで剥ぎ取るようにして取り外すといいでしょう。

また、コントロールロッド取付穴はホーン取付孔の中心から14mmと17mmの2カ所にあり、ボールリンクなどの取付に便利なようあらかじめM2のタップが切ってあります。

また、ホーン取付孔の内径が4.85φですので、DLE以外のエンジンにも使用可能です。

ちょっとしたパーツではありますが、いろんなモヤモヤをすっきり解決してくれますよ。

 

 

 

職人直伝のサンディングブロックはいかがですか?

バルサキットを作っているけど、道具がイマイチ・・・。
例えば、サンディングブロック。
やっぱり、ちょうどいい大きさのものが、売ってない。

そんな方のために、一番使いやすいサンディングブロックを作りたい!
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そんな思いから生まれたのが、このサンディングブロック。
手に馴染む大きさで、力が入れやすく、使い勝手は抜群です。

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今回トップモデルJapanが新発売するのは、この「TOPMODEL サンディングブロック」。
良質なベニヤ板を、丁度良い大きさにカットし、ピッタリサイズのサンドペーパーをセットにしました。

サンドペーパーは、#120と#240の2枚セット。

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もちろん、裏面全面に両面テープが貼ってありますので、
#120と#240それぞれはくり紙を剥がして、ベニヤのブロックの両面に貼り付けるだけでOK。
そうすることで、#120で荒削り、#240で仕上げと、これ一本でサンディングが完了します。

今回とにかくこだわったのは、その大きさ。

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バルサキットを作るのに、絶対欠かせない工程のひとつ、「主翼の前縁の整形」。
小さいサンディングブロックでは、凸凹がなかなか取りづらく、綺麗なラインが出せません。
このようなサイズのサンディングブロックでなら、均一で美しいラインの主翼前縁が整形可能です。


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また、こちらもよくある工程、「主翼接合面の整形」。
小さいサンディングブロックで、主翼の接合面を「まっ平ら」にするのは至難の技です。
接合面をまっ平らに面出ししなければ、接着不良や上半角が変わるなどの不具合に繋がります。

このように、サンディングブロックの大きさ一つで、
完成する飛行機の性能が違ってくると言っても過言ではありません。

TOPMODEL サンディングブロック」は、もっともベーシックでありながら、
どんなバルサキットの製作にも不可欠で、最も使いやすい大きさ
に設定しました。

長年に渡って完成機を作り続けてきた職人にご指導いただき、
「よっしゃ!」と太鼓判を押してもらえた商品です。

あなたの次の愛機製作のお供に、是非、お一つどうぞ。

 

 

 

Tahmazo ユニバーサルピニオン抜き

今回は、モーターシャフトにはめ込まれたピニオンギアなどを抜くのに便利な、
Tahmazo ユニバーサルピニオン抜き(「ピニオンプーラー」ともいいますね。)
を実際に使ってみようと思います。

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手近にあったモーターで、チャレンジです。

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Tahmazo ユニバーサルピニオン抜きには、
0.9mm、1.9mm、2.9mmの3種類のシャフト押しピンが付属していますので、
モーター軸径1mmから6mmまで幅広く対応できます。これが便利なんですよね。

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ピンは、付属のイモネジと六角棒スパナで超簡単に交換できます。
今回のモーターはシャフト径が2mmでしたので、
3本のうち真ん中の太さ、1.9mmのピンを使用しました。

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※イモネジの締めすぎに注意してくださいね。
固定ではなく、あくまでも抜け止めです。

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では早速、プレートをギアとモーターの間にはめ込んで

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本体の溝にスライドさせて

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クルクルっとピンをシャフトに向けて下ろしていきます。

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ピンとモーターシャフトの中心があうように、慎重にあわせます。

 

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合わさったら、慎重に、時々ピンやシャフトを確認しながら
レバーをまわしていきます。ピンがシャフトではなくギアに引っかかっていると、
いくら回しても抜けませんので、必ず確認しながら作業して下さい。

回す時の感覚は、
ワインのコルクを抜くようで、ちょっと気持ちよかったりします。(笑)

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シャフトもギアも傷つけることなく、無事にピニオンギアを抜くことができました。

ただ、このピニオンギア、
シャフト径やギアの材質、シャフトとギアの接点が錆びている、などなど、
色々な要因により、ものによっては、抜けにくい、また抜けないものもあります。

そんなモーターにコレを使っても、どれだけ力を入れても抜けなかったり、
ピンが曲がってしまったり、最悪折れてしまうこともあります。

ですから、お手持ちのモーターの状態をよくチェックされてから、また作業時には慎重に作業なさって下さい。

ちなみに、取扱説明書は、こちらからもご覧いただけます。
また、交換用のピンのセットも販売しています。
Tahmazo ユニバーサルピニオン抜き用 替ピンセット

ちゃんと使えば、いいシゴトしてくれるヤツですよ。
ぜひ、あなたの工具箱に仲間入りさせてあげて下さい。