燃料フィルターで、エンジンを守る。

当店で取り扱っているDLEエンジンは、ガソリンエンジンですので、当然、燃料はガソリンしか使えません。
ガソリンには、ガソリン専用の燃料フィルターを使用する必要があります。

Filter-3
左がPILOT フィルター付おもり、右がPILOT 燃料フィルター(ホルダー付)です。

Filter-2
パッケージ袋にも、「ガソリン、石油系燃料専用」と明記されています。

Filter-4
PILOT 燃料フィルター(ホルダー付)は、ホルダーとタッピングビスが同梱。
ホルダーを機体に取り付けて、このようにフィルターを取り付けます。

Filter-5
フィルターのメンテナンス方法は、片方のキャップをこの様に取り外して

Filter-6
大きなゴミは綿棒などでそっと取り除き、内側からパーツクリーナーなどを吹いて細かいゴミを落とします。
交換するときは、PILOT フィルターエレメントと交換するだけ。
中央部の矢印を目印に、取付方向を間違えないようにしてくださいね。

当店で取り扱っているもので、使用できる燃料チューブは、Kickit ガソリン用カールチューブKickit ガソリン用燃料チューブφ2.5/4.5mm 2MKickit ガソリン用燃料チューブφ3/5mm 2Mの3種類。
シリコンチューブは使えませんので注意して下さい。

また、燃料も、2サイクル用の混合ガソリンを使用して下さい。
DLEエンジンの日本正規代理店であるOK模型のHPには、

使用燃料:2サイクル用混合ガソリン
オイル混合率:25:1~30:1(体積比) または使用するオイルの指定どおり

と明記されています。
適正な混合比のわからないオイルを使ったり、指定の混合率とは違う比率で混合した燃料を使用したり、2種類以上のオイルを混ぜたり、違う種類のオイルが入った燃料を混ぜたりしないでください。エンジンの不具合を招いたり、事故の元になります。

Filter-7
このような、刈払い機に使うガソリンで、全く問題なく回ります。

正しい燃料と、燃料フィルターを使用して、エンジンを長持ちさせてあげてくださいね。

 

 

 


ty1 2in1 ワイヤーストリッパー

ty1 2in1 ワイヤーストリッパーは、モデラーさんにはうってつけの道具です。

2in1
パッと見は、普通のニッパーのようですが、
後側が爪切りのような毛抜きのようなパーツを内蔵した形になっています。

詳しい使い方はこちらをご覧ください。
 

いかがでしたか?

これがあれば、このシリーズでご紹介した、

Enchou2
こんな作業が不要になるんですね。
もちろん、細めのシリコンコードの皮むきも出来ますので、バッテリーコードのハンダ付け作業にも役立ちます。
よかったら、あなたの工具箱の仲間に入れてあげて下さい^^

 

 

 


Tahmazo リポ専用充電器

Tahmazoのロングセラー商品、Tahmazo リポ専用充電器のご紹介です。

Riposen1
ショップでは略して「リポ専」と呼んでいる、超定番商品。
12V電源にチャッとつないで、

Riposen3
容量に合わせた電流をカチッと選んで、

Riposen2
リポバッテリーのSCVコネクターをポンとさし込むだけ。
細かい設定は全く要りません。

ちなみに、電源に使っているのは、オリジナルのTOPMODEL 60A 安定化電源です。
ただし、そのままだとクリップで端子を挟むことができないので

Riposen4
4mmのゴールドコネクターをさし込んで、それを挟むようにして使っています。

Tahmazoの担当者さんに聞いてみたところ、この充電器はバランサーはついていませんが、「各セル毎に独立して充電させるため、放電させなくても、各セルが約4.2Vになれば自動で充電終了になる」とのことでした。
見える形で電圧を監視したい場合は、Tahmazo リポメーターを同時に使用することで
A1279_I3
監視しながらの充電も可能です。

 

※充電中は決して充電器およびバッテリーから目を離さないようにして下さい。
長時間、離れたり外出される場合は、必ず充電を中止して下さい。事故防止の為、必ず守って下さいね。

 また、屋外で充電される場合は、テーブルの上で充電するなど、必ず地面から充電器やバッテリーを離して使用して下さい。
高温状態や湿気の多い状態、砂や埃の多い状態で使用すると、誤作動の原因になる可能性があります。
こちらも、必ず守って下さい。

さて、今回ご紹介のTahmazo リポ専用充電器を、期間限定(~8/9まで)で割引いたします。
この機会に、おひとつ、いかがですか?


なぜ、温度調節機能が必要なのか。

前回までは、現在取り扱っているフィルム貼り用アイロンの違いについてご紹介してきました。

VIPアイロンとE-アイロンの大きな違いとして、細かい温度調節機能の有無を挙げましたが、

なぜ、そんな細かい温度調節機能が必要とされているのでしょうか。

一番の理由は、フィルム、または同じフィルムでも色によって収縮温度やノリが効く温度が異なること。

ということで、手元にあった3種類のフィルムで、実際に検証してみました。

 
Test-2

今回の検証に使うのは、オラカバの赤、Aフィルム AF26ホワイト、それとEライトフィルム 透明パープルです。

オラカバ(以下O)の収縮温度についていろいろ調べてみると、だいたい150度で縮み始めるようです。

Aフィルム(以下A)とEライトフィルム(以下E)は、メーカーHPによるとそれぞれ色によって温度は多少違うものの、

Aが約150度、Eが約200度とのことでした。

 

Start

では、アイロンの温度を計りながら、ノリが効き始める温度、収縮し始める温度を調べていきます。

用意したフィルムをそれぞれ同じ大きさに切って、バルサの端材に貼ったり、アイロンの上に乗せてみたりしました。

Secchaku

すぐに剥がれてしまい、実用にはならないものの、ノリが効き始める温度は、Oが約60度、AとEが約80度でした。

Chijimi

それ以降、少しずつ接着力が増していき、150度程度からOとA、Eは190度あたりでようやく縮み始めます。

下調べしたとおりと言えます。

Better

そして、最もノリが効いているなと感じるのが、それぞれの収縮し始める温度よりも10~20度低い、130度(O、A)と180度(E)でした。

V1

つまり、フィルムを収縮させたい場合はOとAで140度以上、Eなら190度以上に設定してアイロンをあて、収縮させたくない場合はOとAで120~130度、Eなら170~180度に設定しておけば収縮しにくいというわけですね。

VIPアイロンの場合、およそ目盛りの表示通りの温度になってくれるため、そのような細かい設定も可能です。

しかし、E-アイロンのように細かい温度調節機能がない場合は、温度管理をほぼカンだけでしなければなりません。

E1平らなシューが好きな私は、以前まではE-アイロンのツマミを一杯に回しておき、Eライトフィルムはそのままで、オラカバなどは、少し湿らせたウエスを用意しておき、高温のアイロンをあてた後すぐにウエスで押さえて温度を下げるようにして作業していました。

それでも時々、主翼の後縁部分など、フィルムが縮みすぎて生地が見えてしまうという失敗を経験しています。

VIPアイロンType-Fを使えば、そんな失敗も格段に少なくなるというわけです。

オススメですよ。


VIPアイロンと、E-アイロン。

PILOT VIPアイロン 電子制御式 Type Fがラインナップに加わったことで、

OK模型から出ているフィルム貼り用アイロンは全3種類になりました。


E-r-f-2

左から、VIPのType-F、同じくType-R、PILOT e-アイロン サーモスタット式です。

Type-FとType-Rの違いは、前回ご紹介しましたので省略します。

今回は、VIPアイロンとEアイロンの違いです。

そもそも、なぜ「VIP」なのでしょうか。重要人物しか使ってはいけないのでしょうか?

実は、この「VIP」は、「Very Important Person」の略ではなく、

「Very Impressive Performance」という意味が込められているんだそうです。

つまりVIPアイロンは簡単に言うなら、「超感動性能アイロン」、「すごいアイロン」という意味なんですね。

その超感動性能とは、温度の電子制御機能。

つい最近、OK模型のTwitter公式アカウントでこんなツイートが。

Oktweet


V1

つまり、多少の個体差はあるものの、約65℃から約220℃まで、フィルムの特性などに合わせて好きな温度に設定すれば、正確にその温度を出してくれるというのがVIPアイロンの最大の特長という訳なんですね。

E-アイロンにも、全く温度調節機能がないというわけではありません。


E1

このツマミで、「L」から「H」までの温度調節が可能です。

しかし、温度を細かく正確に出すというわけではありません。

シュー部分を開けて中を見てみると


E3

このような構造になっています。電子回路はどこにも見当たりません。

VIPの方はそれぞれ、


V2←Type-R



V3←Type-F

シュー内部はヒーターがあるだけで、持ち手部分内部の基盤に制御回路が組み込まれています。

それが、価格の違いなんですね。これも、お好みに合わせて、お選び下さい。

 

では、なぜ、「細かい温度調節機能があったほうが良い」とされているのでしょうか。

それは、また次回にご紹介します・・・^^

→なぜ、温度調節機能が必要なのか。