サーボテスターとサーボドライバー

機体が完成して、さあリンケージ!

という時に、サーボをいちいち受信機に繋いで、送信機をONして・・・

という作業は、ニュートラル出しが確実で舵角をみるのも飛行時の感覚に近いのは確かなのですが

もっとサクサクとニュートラル出しやサーボの動作チェックができるものがありますよね。

弊店の取扱い商品を例に出しますと、↓これ(サーボドライバー)と

Sd

これ(サーボテスター)です。
St

ニュートラル出しなら、サーボテスターが簡単ですね。

動作チェックは、ニュートラルポジションと両端を行ったり来たりさせるチェックが可能です。

スポイラーや引込脚の動きもチェックできますよね。2個同時にチェックできるのも特長。

St2

他にも機能は沢山あります。説明書はここからご覧ください。

サーボドライバーは、サーボだけでなく、アンプに繋げば

Sd2
モーターの動作チェックもできます。ツマミで回転数を変えられます。

あれば便利なアイテムですよね。


Tahmazoのモーターの名前の意味(2)

タマゾーのモーターの商品名には、数字以外にも意味があります。

数字の左側にある「ER」「IR」はそれぞれ

「External Rotor」「Inner Rotor」の頭文字で、アウターローター、インナローターの別を表しています。

数字の右側の文字にはいくつか種類があります。

例えば前回の「ER222012d」だと「d」。この文字は、ステーターの数を表しています。

Dozen 

「d」は「dozen」の「d」なんですね。

ヘリ用のモーターで「Tahmazo ER221632n」というのがあります。

この「n」は、お察しの通り、「nine」の「n」。ステーターが9つのタイプというわけです。

その他にも

ER352077dBM

Dbm 

この「dBM」はステーター数12の、バックマウント式という意味です。

ちなみに「352077」の「77(KV値を表す数字)」は

KV=7700ではなくKV=770の意味です。念のためですが。

ER252312dLS

Dls 
この「dLS」はステーター数12のロングシャフトタイプ、という意味です。

特に役立つというわけではありませんが(すいません)、

トリビア的に頭の片隅に置いておくのも面白いかもしれませんね。


Tahmazoのモーターの名前の意味(1)

タマゾーのモーターの名前は、通常「アルファベット2文字+6桁の数字+何らかの文字」ですよね。

正直言って、ややこしいです。Mortor-name01
↑ER222012d

ショップでは「ER222012d」「ER181212d」と呼ぶこともあるにはりますが、

「ターメリックのモーター」「シトロン・マジョラムのモーター」なんて呼ぶことの方が多いかもしれません。

以前、気になったのでメーカーの方に名前の意味を聞いてみたことがあります。

6桁の数字、実は、モーターの中身、ステーターの大きさを表しているのです。

Mortor-name04 
↑ER222012dのステーター。今回は訳アリのもを分解。よい子はマネしないで下さい。

6桁の数字は3つに分けて読みます。

Mortor-name05 

Mortor-name02Mortor-name03 
そしてER222012dのKV値は1200。

6桁の数字の羅列が、モーターの大体の大きさと性能を表していることが

おわかりいただけたかと思います。

これはインナーローターの場合も同じです。

ご購入時の参考になさってくださいね。


バッテリーの容量と「C」(2)

次に、電池の「放電能力」についてです。

これは、基本的に「C」で表されます。

 

「C」とは電池容量に対する比率を表す単位

「キャパシティ capacity」の頭文字です。

電荷「クーロン coulomb」のCとは、同じCでも意味が違います。

「capacity」が「容量」と訳されるので、電池容量のmAhと混同されがちですが、

「(実的な)能力」という訳し方もされるという点で区別していただけるかと思います。

 

「C」は電池容量mAhに対する比率ですから、1Cが常に同じ数値だとは限りません。

例えば電池容量1700mAhのバッテリーの1Cは、1700mA(1.7A)です。

よく耳にする「1C充電」とは、「1C分の電流で充電すること」。

つまり、理論上、空のバッテリーを1時間で満充電する充電方法のことです。

理論上、というのは、CC-CV方式での充電では、通常、1C充電では1時間で終了しないものだからです。

これは、また後日触れることにしますね。 

 

電池の放電能力、定格値やバースト値にもCが用いられています。

「定格値」はバッテリーにダメージを与えてしまう放電電流のボーダーラインです。

「バースト値」は一瞬でも超えると、電池が使用不能になってしまう電流値のことです。

定格20Cや定格40Cなど、いろいろな能力のバッテリーがあります。

放電能力が上がると高価になる場合がほとんどです。

使いたいメカやお財布と相談して、無理のないバッテリーを購入されると良いでしょう。

 基本的な説明は以上です。わかりにくい点がありましたら、お気軽にコメント下さいね。


バッテリーの容量と「C」(1)

初心者の方からご質問いただくのは、最近ではごく希になってきていますが

充電器のことを学んだスタッフT君から”懐かしい”質問がありましたので、

彼と同じく、これから始めるというような方のために、書き記しておこうと思います。

 

まず、リポバッテリーの性能についてお話していきます。

例えばTahmazo「Tahmazo LP 2S1P1700SE」の場合、

「2S1P1700」がバッテリーの性能として品名に組み込まれています。

これは「2シリアル1パラレル、電池容量1700mAh」という意味。

始めたばかりの方にとっては、これでも何の事だかわからないと思います。

 

シリアルというのは、直列のこと。

パラレル(並列の意)は、1Pなら直列という意味。

 

電池容量の「mAh(ミリアンペアアワー、ミリアンペア時)」は、

1700mAhなら「1700mA(1.7A)を1時間放電することができる」という意味です。

「1700mAを1時間流し続けたら無くなる」と言い換えてもいいかもしれません。

ということは、1.7×2の3.4Aなら0.5時間放電できるわけです。

 

 つまり、Tahmazo LP 2S1P1700SEなら、

パック2つ直列、容量1700mAh」ということが品名だけでわかるわけですね。