では、今回はESCをモーターやバッテリー、受信機に接続して、
モーターを回転させるまでという基本的な使用方法の説明をさせていただきます。
これから模型飛行機を始める、また、初めてTahmazoのESCをお買い上げになる方向けになるかと思います。
リポバッテリー、Pro.C A40、ブラシレスモーターです。
ゴールドコネクターをこのようにハンダ付けし、マイナス(黒)どうし、プラス(赤)どうしを接続します。
非接続時のショートを防止するため、使用しないときはこのようにカバーを嵌めておきます。機体に積んである場合も、このカバーは必須です。
ESCのモーター側コード(3本)を、ブラシレスモーターのコードに接続します。ESC側は、対応するゴールドコネクターをハンダ付けして下さい。
何度かブログ内でご紹介していますし、また動画でも説明があると思いますが、モーターの回転方向を逆転させたい場合は、3本のうちの2本(どの2本でも結構です)を繋ぎ換えてください。(この正回転/逆回転は、プログラムカードでも変更が可能です。詳細はまた、動画でご説明できると思います)
ここで重要なポイントを。ESCについているこのセーフティースイッチは、「電力供給のON/OFFの為のスイッチではない」というのが第一なんですが、もうひとつ、ちょっとややこしいのが、スイッチに「ON」という刻印があること。
「セーフティースイッチ」という名前ですので、モーターの誤作動(暴走)を防ぐ装置なのですが
モーターを回転させたいときは、この「ON」の刻印の反対側にスイッチをスライドさせなくてはいけません。(セーフティ解除。銃器に置き換えて考えて頂くと分かりやすいかもしれませんが。)
しかし、このスイッチが機体に取り付けてある状態を想像していただくと分かりやすいと思いますが、
「飛ばすぞ!」という時にこのスイッチを刻印の「ON」の方に入れても、モーターが回らないのはもちろんのこと。
飛行が終わり、(TahmazoのESCを知らない方が)機体を回収し、このスイッチを刻印の「ON」の反対側に入れたままにしておく、つまり、モーターランして帰ってきた機体のスイッチが「ON」の反対側に入っているのを見て「あれ?飛んでるうちにOFFになったのかな。ま、スイッチが切れてるならそのままにしておこう」という状態にもなりかねません。
こういう危険な誤解を防ぐために、説明書には「刻印を無視するように」とあるのです。
刻印されてある「ON」は、「セーフティースイッチがロックされている」という意味の「ON」。
モーターを回すための「ON」ではないことをよく理解された上で、機体にスイッチを取り付ける際は、キット付属の「ON」のシールを、モーター「ON」の側に貼っておきましょう。
動画での説明の際も、今後も、「セーフティースイッチをON側(またはOFF側)にスライドさせる」という言葉は、説明書にのっとって、モーターランさせる側を「ON側」、させない側を「OFF側」と表現します。
以上が接続方法や、TahmazoのESCの基本的な説明です。
では、その使用方法についての動画をご覧ください。
AシリーズESCの基本的な使用法(動画 ファイルサイズ10.2MB mp4形式)
次回は、「送信機を使用したモーターのブレーキON/OFFの切り替え」の説明の予定です。
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