Tahmazo 折ペラ用スピンナーハブセットの品名

ややこしいですよね、折ペラ関連のパーツの商品名。

「AT45/8C6.0ZM」

これはどんなサイズのスピンナーハブセットなのか。

以前、モーターの名前の意味をご紹介したように、品名にはちゃんと意味があるのです。

 

Oripera-imi

 

「AT45/8C6.0ZM」のスラッシュ(/)の左側がスピンナー、右側がハブの形状やサイズを表しているわけです。

つまり、「アルミ製ターボタイプの45mmのスピンナーと、取り付け部の幅が8mmのブレードが適合する、シャフト軸径6.0mmのモーターに取り付けられるZタイプハブのセット」という意味。

これでちょっと気になるのが、ピンの直径とピンの間隔が分からないこと。これはまた後日ご紹介します。

次に、折ペラスピンナーの「AT」「AN」「PT」「PN」という材質と形状について。

 

Oripera-imi-2

 

こういう意味がある、と分かってしまえば、簡単ですね。

また、ご購入の際の参考になさってください。


ブラシレスモーターの回転方向

今回はPro.C Aシリーズのご紹介からちょっと脇道へ外れてみます。

まずは前回のクイズ?の答え。

問題は

モーターと初期設定のESCを繋ぐ3本のコードのうち2本をさしかえて、モーターが時計回りに回転するようになっています。ここでプログラムカードを使って回転方向を【Foward】に設定すると、モーターはどちら向きに回転するでしょうか。

というものでした。

答えは「時計回りのまま」です。ESCのモーター回転方向の「初期設定」は【Foward】だからです。

ちょっと分かりにくい方の為に、ブラシレスモーターの回転する原理を簡略化してご説明します。

詳しいことをお知りになりたい方は↓こちらをどうぞ

「ブラシレスモーター 原理」でググりました

Foward-normal左側がESC、右側がBLM、ブラシレスモーター。初期設定もしくは【Foward】設定で、正しくコードが接続されている状態です。この場合は、黒→青→赤の順に信号が送られ、それによってモーターがCCW(反時計回り)に回転します。画像下側の黒、青、赤の配列(下線部分)を覚えておいて下さい。

Reverse-normal続いて、先ほどの接続のままで【Reverse】設定に切り替えた状態です。先ほどとは真逆の赤→青→黒の順に信号が送られるので、モーターはCW(時計回り)に回転します。同じく、赤、青、黒の配列を覚えておいて下さい。

Foward-changed今度は、初期設定もしくは【Foward】設定で、モーター側のコード3本のうち2本を差し替えた状態です。黒→赤→青の順に信号が送られます。画像下側の下線部分を見て頂くと分かるように、赤→青→黒の順に信号が送られているのと同じ状態になっています。これにより、モーターの回転は逆転するのです。さしかえる2本はどれでも同じ結果になります。

Reverse-changedさらに、【Reverse】設定で、モーター側のコード2本をさし替えた状態。ESCからは逆転させる順に信号が送られますが、画像下側の下線部分は黒→青→赤という順に並んでいます。これにより、CCW(反時計回り)に回転するわけです。

以上のような原理で、ブラシレスモーターの回転方向が決まっています。

「プログラムカードでFowardにしたのに、モーターが逆転した!」というような勘違いは、上記のような原理を理解されれば解消されることでしょう。

「信号」や「送られる」といった言葉、またコードの色別による表記は、説明を簡素にするために採用しています。また、CCWやCWは、シャフトが手前に来るようにモーターを見た場合の回転方向ですので、それらの点はご了承くださいm(_ _)m


Tahmazo Pro.C Aシリーズ(5)モーターの回転方向

Tahmazo Pro.C AシリーズのESCの場合、
Motor-kaiten01
モーターのコードを画像のように(バッテリー側のコードの色を目印に赤と黒をつなぎ、青を真ん中に)接続すると、(シャフトが前面にくるようにモーターをマウントした場合)機体正面から見て反時計回りに回転するようです。

※他社製品、Tahmazoの他製品では検証していませんのであしからず。

Motor-kaiten02でも、モーターの回転方向が望み通りになっていない場合は、この3本のうちどれでも2本を挿しかえれば、回転方向は変わります。 

Motor-kaiten03プログラムカードを使って、正回転/逆回転を切り替えることもできます。機体に積んでしまった後のモーターの回転方向の切り替えもできるというわけですね。

では、ちょっとしたクイズを。

モーターと初期設定のESCを繋ぐ3本のコードのうち2本をさしかえて、モーターが時計回りに回転するようになっています。ここでプログラムカードを使って回転方向を【Foward】に設定すると、モーターはどちら向きに回転するでしょうか。

答えは次回です。(モデラーさんには「これのどこがクイズなの?」と言われてしまいそうですが^^;)


Tahmazo Pro.C Aシリーズ(4)

では、実際にプログラムカードを使ったESCの設定の切り替えをしてみます。

A-card-2Tahmazo Pro.C Aシリーズ専用プログラムカード
A-card-3
それぞれの設定項目の、希望する位置にジャンパーピンを差し込んで使用します。
Jumperpinジャンパーピンの中身の様子です。

実際の使用方法は動画をご覧ください。

プログラムカードを使用したブレーキON/OFFの切り替え方法(動画サイズ10.63MB mp4形式)

この方法なら、ESCを受信機につないだり、送信機を操作する手間が無いので、簡単ですね。


Tahmazo Pro.C Aシリーズ(3)

今回は、ブレーキ機能についてです。

Pilatus-B4-propモーターグライダーによく採用される「折りたたみ式プロペラ(折ペラ)」は、モーターOFF時の滑空性能を向上させる、つまり抵抗を減らすために、折りたたまれるようになっています。

それには当然、モーターの回転が素早く停止した方がより速く好ましい滑空状態に持ち込めます。

モーターが空転している間は折ペラも折りたたまれませんので、その分抵抗になるのです。

そのモーターの空転を止めてやるのが、ESCのブレーキ機能。

TahmazoのESCは初期設定ではブレーキOFFになっていますので、ブレーキを効かせる場合、これをブレーキONに切り替える必要があります。

その方法を紹介するのが、次の動画です。

ブレーキ機能と送信機を利用したそのON/OFFの切り替え方法 (動画 サイズ7.65MB mp4方式)

このブレーキのON/OFFは(ブレーキ機能だけでなく他の設定もですが)、Aシリーズ専用プログラムカードを使用して受信機に接続することなく、送信機を操作することなく簡単に切り替えることが可能です。次回はその方法の紹介をさせていただきます。