バルブノズル付ボトル 2種

今日ご紹介しますのはOK模型からPILOTブランドで新発売された「バルブノズル付ボトル」です。
平たく言えばチョークポンプ、あるいは燃料ボトルなんですが、写真を見てもお判りになるとおり給油チュープ(パイプ)の先に金属製のノズルがついています。
このノズルが開閉できるバルブ構造になっているので、こんなちょっと言いにくい、長い名前になっているんですね。(ついつい”バ・ブ・ル付”と言ってしまいそうです)

サイズは2種類あって、上写真の左が容量500cc、右の小さいほうが容量250ccとなっています。


ここで注意点です。
写真を見てもお分かりのように500ccと250ccは先端ノズルの形と大きさが違っています。
左の500ccはRCエンジンカーの給油等に使用する先端内径5mmの金属ノズルで、右の250ccは最大外径4mmで、内径2.2mmの一般的な燃料系統用シリコンパイプに適合します。

ところで、このボトルは今のところ写真の2種類しか販売されていません。そしてノズルとボトルの組み合わせはこれしかありませんので、どうしても写真と違うノズルとボトルの組み合わせにして使いたいという人はどうすれば良いのか、OK模型に問い合わせました。答えは、残念ながら今のところ組み合わせを変えたタイプの販売予定はないので、両方を買ってキャップ部分を付け替えていただくしか手が無いとの事でした。

こちらは500ccタイプについている内径5mmの真鍮製ノズルです。
写真では先端を右に回して(前から見て)キャップを閉めた状態です。

この状態で、試しに中にアルコールを入れてボトルを逆さにして見ました。
当たり前ですが、中身は全くモレません。
ですから使用しない時や輸送中に誤ってボトルが倒れても内容物が出てくる心配はありませんし、逆にゴミなどが中に入ってしまう事もありませんね。
ちなみにボトルには普通に置いた時の内容量のメモリと、写真のように逆さにした時の容量のメモリの2種類が刻印されています。

最後の写真は先端キャップを緩めてノズルを開けたところです。
ちょうどネジヤマが見えている部分だけキャップが緩んでいることになります。
(キャップは抜け止め加工がされていますので、一杯に緩めても抜け落ちて行方不明になったりする心配はありません!)

このボトル、本体はポリエチレン、透明なチューブはビニール系となっています。
ラジコンを始めUコンなどのエンジン模型に使うほか、、いろいろな用途が考えられる便利なアイテムだと思いました。

 

 

4分耐熱エポキシ接着剤

先週のシリカフィラーに続いて接着剤・ケミカル製品にトップモデルオリジナルの新製品が続きます。

こちらは、国内ではあまり見ることが出来ない4分耐熱エポキシ接着剤です。

このトップモデルオリジナル4分耐熱エポキシ接着剤、ぜひお伝えしたい大きな特徴があります。
それは、優れた耐熱性4分硬化(作業時間は3分)という作業性の速さ、の2点です。
特に耐熱温度は摂氏343度になります。ガソリン機の排気管にニップルを取り付ける際などに使えますね。

この製品、特に金属製品に適しているという事ですので、金属部分の接着、穴埋め、ひび割れの補修に最適です。もちろんエポキシ接着剤ですから、木材、プラスチックも当然強力に接着する事が出来ます。

容量は主剤、硬化剤それぞれ25gずつとなっており、使い方は普通の2液混合型エポキシと同様で、主剤と硬化剤を同量づつ押し出してよく混ぜて使います。
当たり前のことですが、混合量は正確に1:1にしないと硬化後の強度が十分に発揮できないなどの不具合が出ますので注意が必要です。

ご紹介しましたトップモデルオリジナル4分耐熱エポキシ接着剤、機体製作時はもちろん、飛行場など現場での緊急作業用にもぜひ一つお備えください。

さて、ここでお知らせです。
ただいま当店では、11月7日(火曜)までの期間限定で、「機体購入で送料無料」キャンペーンを実施中です。
特に大型送料が適用されるARF機などは、送料込の価格で比較すると通常時より随分お買い得になります。
キャンペーン会場には100機種以上の機体をラインアップしていますので、一度ご訪問ください。
そして新しい機体をご検討中の皆さん、ぜひこの機会に導入をご検討ください。

新素材 シリカ フィラー

今回は、久しぶりにトップモデルオリジナル商品をご紹介します。

その前に大切なお知らせがあります。
当ブログでもお知らせをしていましたOK模型主催のTahmazoフェスティバルin京都ですが、開催予定日10月29日(日)の天候不順が予想されるため中止と決定したとの事です。
デモフライトの見学等を予定しておられた皆様方には大変申し訳ございませんが、どうか宜しく、と主催者OK模型から通知がございました。
詳細については、こちらをご覧ください

さて、本日のお題はトップモデルオリジナル シリカ・フィラーです。
シリカ=珪酸で自然界に普通に存在するものだそうで、ネットで調べると水晶も仲間だそうです。
この天然素材シリカを細かい微粒子にしたものが、今回ご紹介する「シリカフィラー」です。直訳すればシリカを使った充填剤というところですね。

現物はと言いますと、マイクロバルーンのように白くて非常に細かい粉末で、ボトルを傾けるとノズルからサラサラと流れ出てきます。
使い方はマイクロバルーン同様、エポキシ樹脂に混ぜて使用したり、コーナーに盛っておいて瞬間接着剤を流して補強するなどですね。

ラベルには特徴などが色々と書かれています。
特にこのシリカを使うと接着部分の強度が増すと書かれていますね。

マイクロバルーンとはまた違った特徴のある天然素材由来のトップモデルオリジナル シリカ・フィラー、30g入りで税込540円です。
新しい使い方、使い道が見つかるかもしれない面白い素材です。接着剤のおともにひとつ如何でしょうか。

 

タマゾーフェスティバルへのお誘い

恒例のOK模型主催Tahmazo(タマゾー)フェスティバル2017が10月29日、京都市伏見区のKMA関西模型クラブ連合会京都模型飛行場で開催されます。
(上と下の写真は昨年の大会の様子で、今年とは会場が異なります)

競技への参加申し込みはすでに締め切られていますが見学はどなたでも(申し込み無しで)OKです。
当日は競技だけでなく、お昼休みには下写真のファイター25の模擬レースや新型グライダーのフライトなど、OK模型から今年秋発表されたばかりの新製品のデモ飛行も予定されていますので、興味を持っておられる方はぜひ会場に足をお運びください。


なお、国道からKMA京都模型飛行場への進入道路(堤防上の道)のゲートは、管轄の国土交通省の指示により通常は施錠、閉鎖しておかなければならないのですが、当日は見学の方などの出入りのため、時間を限って何度か開閉します。お越しいただく場合はスケジュール表の「ゲートオープン」の時間帯を確認のうえ開門時間に合わせてご入場ください。

ところで、トップモデルジャパンではこの機会を利用して新しい試みをさせて頂きます。

それは、当ショップでお買い上げいただいた商品を会場でお客様に直接お渡しするサービスです。
もちろん代金の決済も現地で行う事が可能です。
送料はもちろん送金手数料や代引き手数料もかかりませんので、送料のかさむ大きな飛行機などは総支払額をかなり低く抑える事が出来るでしょう。

以下にその方法をご説明させて頂きますので、競技に参加される方も見学の方も、会場にお越しになるかたはぜひご利用ください。
1.トップモデルジャパンのホームページから通常通りお買い物をしてください。
2.お申し込み手続きの際、通信欄に「タマフェス現地受け取り希望」とご記入ください。
3.自動返信メールでは送料込みのお支払額になっていますが、当ショップより「ご注文確認メール」で、現地で決済いただく正しい金額をお知らせします。
4.商品準備の都合上、ご注文は10月27日(金)午前11時までにお願いします。
5.タマゾーフェスティバルが荒天などの理由で中止となった場合は10月30日(月)以降の発送となり、その際の送料はサービスさせて頂きます。
6.お客様都合でフェスティバル当日商品をお受け取りいただけなかった場合は10月30日(月)以降の発送となります。その際、送料は通常料金を頂戴いたします。

以上ですが、ご不明の点がございましたらこちらのお問い合わせフォームからお願い致します。

会場となるKMA京都模型飛行場は観光名所の京都・伏見近くにあります。タマゾーフェスティバルの見学を兼ねて秋の一日、京都にお越しください。お待ちしております。

アクセサリスイッチでプラグヒート

最近PILOTリモートアクセサリスイッチでグロープラグヒートのON/OFFが出来ますか?というお問い合わせが、たまたまでしょうが続きました。
グローエンジンはスロー運転を続けた時などグロープラグが冷えてしまうとエンストしてしまいますので、それを防ぐためにスロー運転の時だけグロープラグをヒート(点火)出来れば、と思っておられる方も多いと思います。
そのために機体にプラグヒート用のバッテリーを搭載しておき、必要と思うときだけプロポの操作でリモートアクセサリスイッチを操作してプラグヒートのON/OFFが出来ないかというお問い合わせになったと思われます。

そこで、今回はその疑問にお答えするべく調査と実験をしてみましたので、その結果をレポートさせて頂きます。
なお、以下の作業は場合によってはプラグが切れてしまったりリモートアクセサリスイッチが壊れてしまうリスクを持っていますので、同様の実験をされる場合は自己責任でお願いします。また、プラグや抵抗がかなり熱くなりますので火傷にも十分気を付けてくださいね。

さて、まず、結論から言いますと、ポケットブースターのように1.2Vのニッカド電池(またはニッケル水素電池、以下言いなれてますのでニッカドと言います)1セルを、リモートアクセサリスイッチを介してプラグに接続する方法では実用になりません。理由はリモートアクセサリスイッチを経由することで電圧降下が起こり、その結果エンジンがかかるほどの明るさ(赤熱状態)にプラグをヒート出来ないからです。
ですから、プラグヒートのON/OFFにリモートアクセサリスイッチが使えますか?というご質問にはとりあえず「ニッカド1セルでは使えません」とお答えする事になってしまいます。

では全く方法は無いのでしょうか。ちょっと考えてみました。
とりあえず、電圧が下がるのならバッテリーの電圧を上げる!それですよね。
でもグロープラグは繊細なものですから、バッテリーのセル数をニッカド1セル1.2から2セル2.4Vににちょっと電圧を上げすぎると切れてしまいます。
上げ過ぎたバッテリーの電圧をプラグヒートに適した電圧に下げるには、手っ取り早くバッテリーとプラグの間に抵抗を使う事です。
上げたり下げたりややこしい事ですが、とりあえずニッケル水素3セル、3.6Vの組みバッテリーを作り、プラグの赤熱状態がエンジン始動に適当な明るさになる抵抗の値を探ってみました。

写真はバラック配線(仮配線)で抵抗値を探り当てた時の状態です。
左上のブルーの物体が急遽こしらえたニッケル水素3セルパック(定格3.6V)になります。
テスト開始の最初は抵抗(0.2Ω)は多めに繋いでおき(5個、合計1Ωからスタート)、徐々に減らしてゆく方法で、写真のように合計3個、0.6Ωぐらいが適当と判断しました。
なお、プラグのヒート状態はプラグの型番、電源電池の大きさ(容量と放電能力)、配線全体の抵抗ロスなどによりかなり大きく変動しますので、今回の例は、あくまで参考としておくにとどめてください。ちなみにプラグはOSのF番で、電流は約2.8Aでした。

結果、このようなヒート状態です。
これなら何の問題もなくエンジンが始動できそうです。
なお、このスタイルで実用に供するには、予想ヒート時間に見合ったバッテリー容量や抵抗の過熱対策もしなければならないと思います。

ところで、スロー運転時にプラグヒートをしたいという方の中には2気筒グローエンジンのかたも多いはずです。
片気筒が上空で死んでしまう事って結構ありますからね。
そのための2気筒を同時にヒートする方法をちょっと考えてみました。
リモートアクセサリスイッチには出力が2系統あります。
ですからこの2系統にプラグを1個づつ繋げば良いはずですね。


そのための実験バラック配線です。
何が何だかわからない状態ですが、とにかくチャンネル1とチャンネル2にプラグを繋いでみました。

結果、1プラグの時に比べてずいぶん暗くなりましたが、運転するには支障ない明るさですね。暗くなったのはバッテリーの放電能力が十分でないのかもしれません。もっと明るくしたい場合はバッテリーを大きくするなり、抵抗を少なくするなりして調整は出来ると思います。

以上、今回はお客様のご質問に答える形で久しぶりに実験をしてみました。
なお、繰り返しになりますが、これはあくまで実験です。
長時間の使用や夏季の高温時などの条件下で実際に使えるかまで検証している訳ではありません。
あくまで参考にして頂けたらという事ですので、お客様が同様の使用をされた際に問題が生じても責任は負いかねます事はご了承ください。

ここで、2つ、当店からのお知らせです。

まず明日、10月14日は臨時営業致します。
午前11時までにご注文、ご入金を確認できましたものは当日発送させて頂きます。
お急ぎの商品が出来ました場合などにご活用下さい。

次に、10月29日、OK模型主催のTahmazo(タマゾー)フェスティバルがKMA京都模型飛行場で開催されます。
当ショップ社員も当日現地に赴きます。
その際、10月27日午前中までにいただきましたご注文商品を現地でお渡しすることも可能でございます。その場合、通常の送料は頂きません。
また、現地での代金決済もさせて頂きます。
参加されるかたはもちろん、見学においでになるかたもぜひご利用ください。

タマゾーフェスティバルの詳しい情報はこちらからご覧いただけます。