PILOT ファイター25(その4)

OK模型の新製品PILOT ファイター25シリーズのご紹介、最終となる今回はパワーユニット(動力)に関連する部分をご紹介させて頂きます。

カタログ等に書いてある通り、ファイター25シリーズは電動、エンジン、どちらでも搭載出来るようになっています。
で、こちらはセットに入っているエンジンマウントやリンケージなどの小物パーツです。
写真右端中段はグラスナイロン製のエンジンマウント、中央上段にある黒っぽいパーツは電動モデルにした場合に使用する冷却空気の出口カバー(エアアウトレット)です。
なお、この写真には写っていませんが、グロー用燃料タンクやタイヤ、スピンナーなども勿論入っています。

まずエンジンバージョンの場合です。
こちらはセットに付属しているエンジンマウントで、OK模型からパーツとして販売されている普通のグラスナイロン製マウントです。

これを機首に横向き(サイドマウント)に取り付ける訳です。
ご覧の様にエンジンはカウリングのない剥き出し状態で搭載しますし、マウント取付穴も第一胴枠に開けられていますので取付はごく簡単で、それこそあっという間に終わってしまいます。
なお、写真のエンジン、シリコンチューブ、プロペラはセットに入っていませんが、スピンナーは入っています。

一方、電動の場合はというと、マウントなどは入っていなくてこのパーツが入っています。
初めてご覧になる方は、これが何かちょっと想像できないのではないかと思いますが、これは胴体内部の空気を外に出すための空気出口(エアアウトレット)のパーツです。(写真の黄色い線で示した部分は空気の出口で、取り付けの前に切り取って穴を開けておきます)

で、こちらはエアアウトレットパーツを実際に機体に取り付けたところです。
場所は主翼の後、後部胴体の上面になります。
ここで注目は開口部の前端に盛り上がり(リップ)がある事です。
実はこれが肝心で、前から流れてきた空気がここで上に逃げることによって胴体内部の空気が強制的に吸い出されるんですよ。
電動機の場合は胴体内部にある動力バッテリーやアンプ(ESC)が熱を持ちますので、熱くなった胴体内の空気の出口として、ただの穴ではなくこのように強制的に中の空気を吸い出す仕組みを持った排出口が必要になる訳なんですね。

次に、こちらは機首にブラシレスモーターを搭載したところです。
写真の例では、25クラススポーツ機に合わせたブラシレスモーター、モーターマウントのほか、リポバッテリー、スピードコントローラー、プロペラアダプターなどを一揃えにしたPILOT e-Pack25を使用しています。
e-Pack25を使えば、胴体へのマウント取り付けネジの位置もぴったりで、重心位置もe-Pack25に付属している写真のベニヤスペーサーを使えばうまく合うようになっていますのでお勧めです。

以上でOK模型の新スポーツ機ファイター25シリーズのご紹介は終了です。
パワーを押さえてゆっくり飛行を楽しむもよし、スピードに乗せてちょっと過激なアクロを楽しむもよし、色違いの機体で仲間と同時飛行を楽しむもよし、などと色んな楽しみかたが出来るファイター25シリーズをぜひお試しください。

さて、ここで最新ニュースです。

ファイター25シリーズ3機種の中でまだ発売されていなかった「PILOT ファイター25C」が来週にも出荷されるそうです。
当店にもごく少数ですが入荷の予定ですので、ご購入を考えておられる方はトップページの「入荷・再入荷情報」を時々チェックして下さいね。

長くなりましたが、最後にもう一つお知らせです。
当店では只今「テトラ製飛行機今だけ送料無料セール」を実施中です。現時点でメーカーに在庫のあるテトラ製飛行機のほぼすべてを揃えています。ご覧いただくタイミングによっては在庫なしとなってしまう事もあり得ますので、興味のある方は早めにセール会場を見て回ってください。


PILOT ファイター25(その3)

パイロットファイター25のご紹介、今回から2回に分けて機体本体以外のパーツについて解説させていただきます。

まず上の番号シール(ステッカー)ですが、前回のブログで、「Mタイプ、Sタイプともに「たまたま」3番がはいっていた・・・・」、という風に書かせていただきました。
そこのところをOK模型に確認したところ、やはり機体色と中に入っている番号は決まっていなくて、ランダムに番号シールを入れているとの事でした。
何故かというと、仲間内で同じ色の機体を買った人は全部同じ番号になるという事を防ぐためとの事でした。(ランダムに入れていますので、たまたま同じ番号になるという事もありますが)

でも仲間内で模擬レースをする場合など、それぞれ自分の好きな番号を選んで付けたいという場合もあるでしょう。

そんなご要望にお応えできるようにと、上のような番号シールが発売されています。
数字は0から9までの10種類、と言いたいのですが、実際は6と9は同じものを上下をひっくり返して貼るという技を使っていますので、商品としては0から8までの9種類になります。
540円の出費にはなりますが(当店税込価格)、仲間と番号がかぶってしまった場合や、「私はどうしてもこの番号にしたい!」とこだわるかたはぜひどうぞ。

ところで、この番号シール、先に説明しましたように小文字2つと大字1つ、合計3つの数字シールがセットになったものなんですが、上のように胴体両サイドに小さいものを、主翼には大きいものを写真のように左翼の翼端側を下にして貼るのが普通です。
その理由は、ご存知の方も多いと思いますが、実機のレースが(RCパイロンでも同じ)左周りの周回コースで行われる事が多いので、パイロンの周りを左に傾けて(バンクをとって)旋回する時に、地上から番号がちゃんと見える向きにするという訳なんですね。

次回、最終回はエンジンや電動モーターの搭載に関するご紹介をさせて頂きます。

 


PILOT ファイター25(その2)

前回は、先日発売となったファイター25Mファイター25Sのファイターシリーズについて大まかな説明をさせて頂きました。
2回目となる今回はキットの内容をご覧いただく事にしましょう。

まず、ご覧いただくのが赤い胴体にオレンジ色の翼のファイター25Mです。主翼は両面ともオレンジになっています。
最後のMというネーミングについて、赤、オレンジのカラーリングなのにRedのRとかOrangeのOとかにしなかったのはナゼ?とOK模型に問い合わせたところ、Mはイタリアのマッキ社Macchiの頭文字だそうで、赤はシュナイダーカップレーサーMC72などのイメージだそうです。
なるほど、そんな目で垂直尾翼に目をやるとタテ縞の色分けはちゃんとイタリア国旗の緑、白、赤の3色になっていますね。

こちらはグリーンのファイター25Sです。
こちらのネーミングも、GreenのGではなく、なんでSなんですか?と聞いたところ、Sはイギリスのソッピース社Sopwithの頭文字で、同社の機体をイメージしたブリティッシュグリーンという事だそうです。なるほど、だから垂直尾翼は青、白、赤と、こちらもちゃんとイギリス機の塗り分けになっている訳ですね。

なかなか奥が深いネーミング、でも慣れるまではちょっと覚えにくいかも知れませんね。

で、セットの中身なんですが、まあ当たり前の事ながらカラーリングが違うだけで中身はすべて同じでした。
内容はOK模型製ARF(ファイター25シリーズは国産だそうです)の標準的なもので、フィルム貼り完成済の胴体、主尾翼のほか、スピンナー、燃料タンク、メインギアと尾輪、そしてタイヤ、エンジンマウント、リンケージパーツ一式、それに組立説明書などが入っています。
またこのシリーズの機体には実機のレーサーをイメージした機体番号ステッカー(写真では、たまたまどちらも3番)が入っていますが、これについては次回お話しさせて頂きます。

さて、こちらは胴体です。カタログや前回の機体写真でお判りになるように、エンジン(またはモーター)は手前の第一胴枠の前側にオープンで取り付ける構造です。
この第一胴枠は写真で見るとフィルムで全面カバーされていますのでマウント取り付け用のビスの穴などはどうなっているのか、気にかかるところですよね。

では一体どうなっているのか。
第一胴枠の裏側を胴体の中から覗いたところです。
一番奥に見える第一胴枠には、エンジンマウント(又はモーターマウント)取付用の爪付きナットや燃料タンクのキャップが入る穴、スロットルリンケージ用の小さな穴がちゃんとありますね。そして手前には燃料タンクや電動用の動力バッテリーを載せる台(ベニヤ)が取り付けられています。
組み立てにあたっては第一胴枠の必要なところだけフィルムを切り取るという事ですね。

次は前回もご紹介した主翼パネルです。
今回発売された3種類のファイター25シリーズの中でこのSのみが写真のように上下面で色は異なります
ちなみに、黄色い面が下面、すなわち裏側になります。

これは主翼の断面です。
翼型は翼厚9.5%の完全対称ということですから、かなり薄翼という事ができますね。
またカタログ写真等でもお分かりの通り主翼には僅かな後退角が付いており、こちらは4.5°という事です。

さて、次回はステッカーの事やエンジン、モーターの取り付けなどについてお話させて頂きます。

ところで、当店で現在開催中の「感謝祭」11月28日までということで、残すところあと4日となりました。
お買い得商品のほか、「10,800円以上お買い上げで送料無料キャンペーン」も同時に実施しています。
お買い忘れのものはございませんか。
ぜひもう一度セール会場をご訪問のうえセール品などをご確認下さい。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。


PILOT ファイター25(その1)

お手頃価格と25クラスという扱いやすいサイズの、遊び心溢れるスポーツ機、PILOTファイター25が発売されました。

上の写真のようにファイター25シリーズには赤・オレンジのMグリーンのSブルー・黄のC、と3種類ラインアップされていますが、今回出荷されたのはMSの2種類です。

と言いながら、第一ロットが超品薄という事で当店に少数入荷した機体はすぐに売り切れとなり、お待ちいただいていました皆さんには大変ご迷惑をお掛けしていますが、メーカーでは増産に励んでいるとの事ですので、とりあえず皆さんにキット内容のご紹介をさせて頂きます。

 


まず、今回発売されたのは、こちらの赤・オレンジのファイター25M

グリーンのファイター25Sの2種類です。

このグリーンのファイター25Sですが、3種類の中では一番地味に見えますが、実はそうとも言えないんですよ。
下写真は次回のキット内容の説明の準備に主翼だけを取り出して撮影したものです。
ご覧の様に裏面が黄色なんですね。
他の2機種と違って、このように裏と表で色を替えてありますので、上空での視認性もバッチリですよね。

しかも主翼上面と胴体には白いストライプが入っており、広告写真などを見てイメージしていた感じとは違って、飛ばしてみると結構見栄えがするようですから、店主はこのグリーンのSが結構お気に入りなんです。

シリーズのおおまかなご紹介はこれくらいにして、次回はお約束のキット内容の紹介をさせて頂きます。

さて、ここでお知らせです。
当店トップページでお知らせしています通り、ただ今「感謝祭」を実施中です。
超特価品を始め、多数の商品をお値打ち価格で提供させて頂いております。
もちろん、送料無料キャンペーンも実施しています。
期間は11月28日まで、ぜひセール会場をご訪問下さい。

 

 

 


バルブノズル付ボトル 2種

今日ご紹介しますのはOK模型からPILOTブランドで新発売された「バルブノズル付ボトル」です。
平たく言えばチョークポンプ、あるいは燃料ボトルなんですが、写真を見てもお判りになるとおり給油チュープ(パイプ)の先に金属製のノズルがついています。
このノズルが開閉できるバルブ構造になっているので、こんなちょっと言いにくい、長い名前になっているんですね。(ついつい”バ・ブ・ル付”と言ってしまいそうです)

サイズは2種類あって、上写真の左が容量500cc、右の小さいほうが容量250ccとなっています。


ここで注意点です。
写真を見てもお分かりのように500ccと250ccは先端ノズルの形と大きさが違っています。
左の500ccはRCエンジンカーの給油等に使用する先端内径5mmの金属ノズルで、右の250ccは最大外径4mmで、内径2.2mmの一般的な燃料系統用シリコンパイプに適合します。

ところで、このボトルは今のところ写真の2種類しか販売されていません。そしてノズルとボトルの組み合わせはこれしかありませんので、どうしても写真と違うノズルとボトルの組み合わせにして使いたいという人はどうすれば良いのか、OK模型に問い合わせました。答えは、残念ながら今のところ組み合わせを変えたタイプの販売予定はないので、両方を買ってキャップ部分を付け替えていただくしか手が無いとの事でした。

こちらは500ccタイプについている内径5mmの真鍮製ノズルです。
写真では先端を右に回して(前から見て)キャップを閉めた状態です。

この状態で、試しに中にアルコールを入れてボトルを逆さにして見ました。
当たり前ですが、中身は全くモレません。
ですから使用しない時や輸送中に誤ってボトルが倒れても内容物が出てくる心配はありませんし、逆にゴミなどが中に入ってしまう事もありませんね。
ちなみにボトルには普通に置いた時の内容量のメモリと、写真のように逆さにした時の容量のメモリの2種類が刻印されています。

最後の写真は先端キャップを緩めてノズルを開けたところです。
ちょうどネジヤマが見えている部分だけキャップが緩んでいることになります。
(キャップは抜け止め加工がされていますので、一杯に緩めても抜け落ちて行方不明になったりする心配はありません!)

このボトル、本体はポリエチレン、透明なチューブはビニール系となっています。
ラジコンを始めUコンなどのエンジン模型に使うほか、、いろいろな用途が考えられる便利なアイテムだと思いました。