ダイナトロン ベルトリダクションスターター

今回は発売ホヤホヤの新製品、トップモデルオリジナルの「ダイナトロン ベルトリダクションスターター」をご紹介させて頂きます。
どんな商品かと言いますと、ご覧の様にサリバン社の「ダイナトロンスターター」にベルトリダクション(減速)ユニットを取り付けたものです。

もともとハイパワーなダイナトロンスターターですが、それを更に減速して得られる大きなトルクに負けないよう、スターターをしっかり支えるグリップハンドル、そして大直径のスピンナーに対応した大きなスターターコーンがついています。

反対側はこんな感じです。
サリバンスターターのスイッチカバー、ベルトリダクションシステムがご覧いただけるかと思います。

特徴的な直径75㎜のアルミ製大型スターターコーンとその中にはめ込まれた大きなスターターゴムです。
ベルトリダクションによる減速比は4:1になっています。

サリバンスターターのシャフトには、アルミコーンの代わりにベルトリダクションのプーリーが付いています。ベルトはスリップしないようにタイミングベルトを使用しています。

スターターゴムは直径72mm、長さ60mmで、前後を差し替える事で大きなスピンナーから中型スピンナーまで使えるようになっています

上の写真は直径が大きい方のカップで、中の小さい穴の直径は30mmです。小さい穴までの深さは40mmあります。

スターターゴムをひっくり返すとこんな具合です。
ご覧の様に中型のスピンナーに合わせるため、直径50mm、深さ20mmになっています。

さて、このダイナトロン リダクションスターター、トルクは申し分ないのですが、4:1に減速しているため、電源電圧が12V(普通自動車用鉛バッテリー、またはリポバッテリー3セル)の場合、回転数が不足してエンジンがかかりにくい場合があります。そんな場合は12Vの鉛バッテリーを2個直列に繋いで電圧を24Vにするか、リポバッテリーを4セル~6セルまで増やして電圧を上げることで対処して下さい

どうですか。
大型エンジンのスターターでお困りの皆さん、トップモデルオリジナルの「ダイナトロン ベルトリダクションスターター」をぜひご検討ください。

 


シラントロ2m フューズレスキット 箱開け

梅雨入りのニュースがあちこちで聞かれる時期になってきましたね。
これから当分の間はフライトに出かけるのもままならない日が増える事と思います。でも、こんな時こそじっくりとキット製作に取り組めるというものではないでしょうか。

さて、本日ご紹介させて頂きますのは「PILOTシラントロ2mフューズレスキット」です。
上写真の「PILOTシラントロ2m」はF5J 2000のレギュレーションに沿った高性能グライダーのキットですが、このキットから胴体関係のパーツを除いた、主翼、水平尾翼、垂直尾翼のパーツだけのキットが「PILOTシラントロ2mフューズレスキット」という訳です。

こちらがフューズレスキットの中身です。
ご覧の様にレーザーカットのバルサ、ベニヤパーツのほか、カーボン製の主翼カンザシやカーボン製スパー、そして図面と組み立て説明書も入っています。

参考までにシラントロ2mのフルキットのバラ写真はこちらです。
黄色いFRP製の胴体ポッドとその上の黒いテーパーカーボンパイプが目立ちますが、これらがフューズレスキットには入っていないわけです。
ところで、このフルキットの写真には図面が見当たりませんが、ちゃんと入っていますのでご安心を。

「PILOTシラントロ2m」は競技志向のグライダーキットという事もあってか、オリジナルの主翼には飽き足らず自分なりのアイデアを盛り込んだ改造をして性能アップにチャレンジしたいとおっしゃるマニアがたくさん居られるようで、そのような方のご要望に応えてこのフューズレスキットが発売されているようです。

そのようなコリ性のかたはもちろん、一機目は自分では納得のいかない仕上がりだったのでもう一度納得のゆくように主翼を作ってみたい、などという方にこの「PILOTシラントロ2mフューズレスキット」はうってつけだと思います。

シラントロ2mをお持ちの皆さん、どうですか、主翼をもう一枚作ってみては。


ファイター25 今日は陸上? それとも水上?

そろそろ梅雨入りのニュースが流れはじめるこの季節、皆さんいかがお過ごしですか。
本格的な梅雨に入り雨が続く時期こそ、梅雨明けに待っている水上機シーズンに向かって準備をする絶好の機会ではないでしょうか。

そこで、店主が考え付いたのがPILOT ファイター25(陸上型)にファイター25用フロートキットを取り付けて水上機にする事です。
フロートキットの内容や製作のポイントは以前、当店ブログで紹介済みですから、今回は実際にフィールド(水辺)で通常の車輪付きファイター25をどのようにして水上機に変えるのか、というテーマで解説してみます。

こちらが今回用意したPILOT ファイター25Mで、タイヤのついた陸上機仕様です。

水上機として飛行させるためにはタイヤを取り外してこちらのフロートを取り付ける訳ですね。
なお、ファイター25用フロートはARF完成ではなくキットですから、写真のように組み立てた後フィルムを貼って完成させないといけません。(フィルムについてはこの記事の最後に良いニュースがありますのでお楽しみに)
今回はフロートは組立、完成済みで、1度は機体に取り付け、取付角の調整や防水対策が済んだものを使うという前提で、単純に陸上型から水上型に換装する工程をご紹介させて頂きます。

それでは、スタートです。

ご覧の様にファイター25は尾輪式の脚を持っていますので、写真の様にメインギア(手前)とテールギア(水平尾翼の下)がついています。
25用フロートはこれらをうまく使って、簡単に水上機仕様に変える事が出来るようになっています。
さて、どのようにするのか、ご覧ください。

当たり前ですが、まずタイヤを外します。メインギア(ピアノ線)はそのままにしておきます。

胴体のメインギア後方にピアノ線のサポート支柱を取り付けます。この止めネジ、タッピングビスではなく3mmビスと胴体の中の「ゆるみ止めナイロンナット」で固定しますのでちょっとてこずりました。

上のように取り付けた2本のピアノ線脚柱にフロートを取り付けます。
取り付けは簡単で、フロートの溝の中にピアノ線をはめ込み、一か所につき2組のタッピングビスとワッシャで固定します。
片側4本、全部で8本ですから大して時間はかかりません。

左右のメインフロートをピアノ線の脚に取り付けた後、左右のフロートがブレるのを防ぐ張線を取り付けます。

これでメインフロート周りの作業は終りましたから、テールフロートの取り付けに移ります。

ご紹介しているファイター25用フロートの特徴の一つに「テールフロートを尾輪金具に取り付ける」という点があります。

こうする事でテールフロートはラダーの動きと連動し水上で機体の向きを変える事が出来ますので、水上機につきものの「水中舵」が不要となり、結構面倒な水中舵回りのリンケージも不要になるという、グッドアイデアです。

作業に戻って、テールフロートを取り付けるために、尾輪(タイヤとストッパー)を取り外します。

テールフロートもメインフロートと同じように、フロート上部の溝に尾輪金具のピアノ線をはめ込んで、タッピングビスとワッシャを使って固定するだけです。僅かビス3本ですから本当にアッという間に取り付け完了です。
繰り返しになりますが、水中舵関係のリンケージは全く必要ありません
ということで、陸上機を水上機にする作業はこれで終了です。

作業が終わった機体を裏返してみました。
フロートキットに付属しているエルロンサーボのカバーがよくわかりますね。

ところで、世の中、水上機も陸上機も飛ばせるフィールドで、一日のはじめは陸上機で、途中から水上機で飛ばす、という事が出来るかたはそう多くはないと思いますが、そんな贅沢は言わず今日は陸上機、次回は別の場所で水上機という風に使い分けをする場合でも、タイヤからフロートへ、あるいはその逆にフロートからタイヤにと短時間で換装出来ると言う事になりますと、夏のフライトを楽しむスタイルが随分広がるのではないでしょうか。
という事で、今回はファイター25を水上機に換装するのは如何に簡単かをお伝えしました。

さて、ここでお得なニュースです
このブログにちなんで当店ではPILOT ファイター25とファイター25用フロートキットにフィルムをセットした特別お買い得セット商品を数量限定で企画しました
何が特別かといいますと、PILOT ファイター25(各色)とファイター25用フロートキットのセットをお得に、そしてフロートに貼るシルバーのフィルム(約1m)を、実質フィルム代が無償となる特別価格で販売させて頂く、という事なのです。
なお、このフィルムはシワが入っている部分がありますので販売はできないのですが、実際に貼ってアイロンをかけるとシワはわからなくなるほど、通常使用には全く問題がありません。ですから、このセットは実質シルバーのフィルム約1mが無償で付いてくる、という事になります。

商品はこちらにございますので、この夏こそ水上機にチャレンジ!と思っておられるかたはぜひご検討ください。
ファイター25C、25用フロートキット、シルバーフィルムの特別3点セット
ファイター25M、25用フロートキット、シルバーフィルムの特別3点セット
ファイター25S、25用フロートキット、シルバーフィルムの特別3点セット

なお、この特別お買い得セットは当店予定数がなくなり次第、終了とさせていただきますので、予めご了承ください。


G-FORCE G6AC PLATINUM CHARGER

本日ご紹介させて頂きますのは、G-ForceのG6AC PLATINUMという多機能充電器です。
ご覧の様に「プラチナ」のネーミングにふさわしい、シックなシルバーの全アルミ製ボディに包まれています。

この充電器、何よりの特徴は電源が家庭の交流(AC)100Vでも、自動車バッテリーなどの直流(DC)11V~18Vでも使えるという事です。
という事は、家でも飛行場でも使えるという事で、直流または交流しか使えない充電器と比較した場合、その便利さは比較にならないと思います。

さて、パッケージをを開けると中には本体と5種類のコード類が入っています。このほか、ちゃんとした日本語の説明書が入っていますので、使用に際しての不安や不便はないでしょう。

まず、コードの説明ですが、本体の左側に並んでいるコードから始めましょう。
一番左に並んでいる①のコードは家庭用コンセントに差し込むAC電源コードです。
その右、②のコードは直流電源と接続するコードです。このコード、電源バッテリーに接続する側は4mmプラグになっていますので、電源に自動車用バッテリーなどを使う場合は適当なワニ口クリップなどと交換する必要があるかと思います。なお、使用できる直流電源の電圧は11Vから18Vの範囲です。

一方、本体の右側の3本のコードは、充電するバッテリーと接続するためのものです。
まず③のコードですが、タミヤタイプのコネクタが付いています。
④のコードはディーンズタイプのコネクタが付いていますので、多くのリポバッテリーに使用できると思います。
⑤のコードはタミヤのLiFe変換コネクタです。
なお、③,④のコードのバッテリー側のコネクタは皆さんが使われているバッテリーに合わせて付け替える必要が出てくるかもしれませんが、その時は+、-の極性を間違えないよう、くれぐれも注意してください。

さて、こちらは本体の左側面です。(写真右方向が前になります)
左に見える長方形の黒い部分が① AC電源コードの差込口です。
その右が、② 直流電源コードの差込口になります。

本体上面の液晶と操作ボタン部分です。
操作ボタンはオーソドックスな4ボタン式になっています。
最近はロータリースイッチなどを使用した充電器も出てきていますが、これまで4ボタン式の充電器に馴染んでこられた方には違和感なく使っていただけるのではないでしょうか。
写真上方の黒く映っている部分は液晶パネルで、電源を入れるとブルーバックの見やすい画面になります。この画面、カタカナで文字が表示されますのでこれもまた使いやすいですね。

こちらは本体右側面です。
手前の黒と赤の差込口は③、④のコードの差込口で、充電するバッテリーを接続します。
その右側のピンがたくさん出ている差し込み口は、リチウム系バッテリーの充電に欠かせないバランスコネクタ接続端子です。このバランスコネクタの規格は当社で取り扱っていますTahmazoリポと同じ「JST-XH」で、現在市場に出回っているほとんどのリポバッテリーにも対応出来るはずです。
最後の⑤タミヤLiFe変換コネクタは、タミヤのLiFeバッテリーのバランスコネクタをこの充電器のXHコネクタに接続するためのものになります。

さて、ここで、G-GORCEのG6AC PLATINUM充電器対応しているバッテリーの説明をさせて頂きます。
まず、充電する際に上の赤、黒のポートだけに接続するバッテリーは、ニッカド、ニッケル水素、鉛バッテリーです。
そして、赤、黒のポートと共にバランスコネクターにも接続する必要のある(要するにバランス充電しなければならない)バッテリーは、リポ(LiPo)、リフェ(LiFe)、リチウムイオン(LiIon)、ハイボルテージリポ(LiHV)になります。

さて、最後は本体の後側です。
ご覧の様に放熱面積を多くするヒートシンク状の形になっています。
そもそもケース全体が熱伝導の良いアルミ製ですから放熱性は優れているのですが、さらにこのような形状にして放熱性を上げている訳ですね。

どうですか、手慣れた4ボタン方式で、電源は交流、直流に対応、そして模型に使われているほぼすべての充電池に適合したこのG-GORCEのG6AC PLATINUM充電器、お手許に一つ置かれては如何でしょうか。


デジタルウイングサーボ TS-D1018MC

今回はTahmazoブランドのサーボTS-D1018MCの御紹介です。
ご覧の様に横置き搭載のウイングサーボです。

かっちりと精密加工されているアルミ製ボディーの中には、全金属ギアとコアレスモーターからなる駆動部、そしてデジタル方式のアンプが入っています。

気になるスペックですが、動作電圧は5.0Vから8.4Vのハイボルテージ仕様で、電源電圧6.0Vの時、トルク5.2kg/cm、動作速度0.12秒/60°とのことです。
重量は23gで、プラスチックケースの同クラスサーボよりは、当然のことながら少し重くなっていますね。

ホーンはご覧の4種類、サーボ取付ネジ3本、ホーン固定ネジ1本が付属しています。

堅牢な造りでシャキシャキと歯切れよく動作するデジタルウイングサーボ TS-D1018MC、その薄さを生かしてグライダーのエルロンやフラップだけでなく、飛行機モデルにも幅広く使えるサーボです。