OK模型「ミグ15」テスト飛行

ダクテッドファン機「ミラージュ2000-10」が4月に発売され、その高性能の飛を早くも体験された方も、おられると思いますが、OK模型からダクテッドファン機第2弾として発売が予定されている「ミグ15」のテスト飛行を覗いてきました。
Dsc07476s この機体は、RCAW誌の8月号ダクテッドファン特集28頁に少し紹介されています。
このDF特集は、各社のDFをベンチテストしてその性能を紹介していますので、これからDFを始めて見たいユーザーが自分好みのDFや機体を選ぶのに参考になるでしょう。
既発売の「ミラージュ」が55mm径のファンを搭載していたのに対して、69mm径の高性能DFを搭載して、機体サイズも2回り以上大きくなっています。
Dsc073371 発進の準備をするOK模型の高松社長と伊藤さんです。
発進は、ミラージュと同じようにショックコードを使用します。

Dsc073431 初飛行と言うことでまずは、伊藤さんが機体を持っての発進です。
ショックコードのテンションは、ミラージュと同じコードを使用しているので、機体が大きくなった分ミラージュより少し強い目にかけます。
それでも、コードを伸ばした状態から10歩ほど下がるだけのテンションのかけかたです。

Dsc073451 後は、DFをフルパワーにして、手を離すだけで、簡単に発進してくれます。

Dsc073481 DFの出力が高いので、すぐに機速がついてスムーズに高度をとっていきます。

Dsc073811 雨上がりの湿度の高い重い空気ながらとても、パワフルに飛んでいます。
エルロン・エレベーターのトリムをとって様子をみます。
メカは、ラダー固定なのでエルロン・エレベーター・スピードコントロールの3chになっています。
実際には、エルロンが左右別サーボになるので、4ch3サーボ・1ESCです。

Dsc073841 一通り様子を見て一旦着陸をします。

Dsc074141 バッテリーを交換後今度は、高松さんが一人で発進します。
テンションをかけて機体を水平に保持します。

Dsc074171 フルパワーで手を離すと、トリムがとれているので、素直に発進してゆきます。

  Dsc073491

今回搭載されている69mmのDFは、「ミラージュ」に搭載されているDF-55より音が静かでその吸気音がよりジェット音に近くなったようです。

Dsc074311 上昇力は、目を見張るものがあり、DFの静止推力がほぼ機体重量ほどあるのか、ほとんど垂直上昇してゆきます。
連続ループも簡単にこなし、スピードもミラージュより格段に速くなっています。
フルスピードで飛んでいると写真に収めるのが大変です。

Dsc074461 機体の構造は、ミラージュと同じFRP製の胴体に主翼がバルサリブ組みバルサフルプランクフィルム仕上げです。
飛行テストは、今回が本当に初回と言うことですが、非常にパワフルに飛んでいるのですが、高松さんいわく、発売までにまだまだ煮詰めないとだめなところがあるとのことなので、実際に発売されるころには、もっと性能がUPしているようで楽しみです。
また、この機体の詳しいレポートは、8月4日発売のRCAW9月号にも掲載されるようですので興味のある方は、是非購読してみてください。


Rebelove X-LIGHT 1.56m ARF

電動3Dアクロ機「Rebelove X-LIGHT 1.56m ARF」を紹介します。

Dsc07309 この機体は、エンジン4C70クラスのきたいです。

Dsc07312 アクロ機より性格的にファンフライの傾向が強い機体で、機体サイズに比べて機体重量が非常に軽くなるようにほとんどクリアフィルムで仕上げられています。

Xlight1 胴体モーターを取り付ける防火壁と主要部分の胴枠がベニアで出来ている他は、バルサとフィルムでしあげてあり非常に軽量に出来ています。
カウリングはFRP製で割りと肉厚のしっかりしたものになっています。

Xlight2 主翼は、バルサリブ組みフィルム仕上げで、バルサプランクが使用されていません。
そのため強度と軽量化のために一枚ものになっています。
翼型もファンフライの翼型になっています。
エルロンも面積が大きくなっています。

Dsc07320 エレベーター・ラダーともに大きくなっていて、バルサリブ組みでとても軽くできています。

Dsc07322 キャノピーは、しっかりしたもので、軽量化のために薄くなり過ぎないようにしています。

Dsc07324 メインギアは、ジュラルミン製の軽量でしっかり硬性のあるものになっています。
タイヤは、スポンジタイヤを使用しています。

Dsc07326 リンケージパーツ関係は、コントロールホーンは、軽量のFRP製になっています。
ヒンジは、樹脂製のものが入っていますので、もっと軽量に仕上げたい方は、シートヒンジに交換たり、ロッドをカーボンに替えるともう少し軽量にできるでしょう。

Dsc07327 デカールは、大型のカラフルなシールになっています。
コクピットは、シールになっていません。

Dsc07328_2 説明書は、英語とチェコ語になっていますが、ほとんどがイラストになっていますので、英語が分からなくても組み立てられると思います。
また、基本的に電動機ように設計されていますが、エンジンも搭載出来るように、説明書にエンジンの搭載方法もかかれています。

飛行の様子は、動画をホームページのこちらの機体の詳細ページから見れるようになっています。


Cool-Spinに最強の新型登場

当社のオリジナルブランドのブラシレスモーターに新型モーターが追加されました。
今回、新しく発売開始したモーターは、「Cool-Spin C3528-0800とC-3528-1000」の2種類です。

Dsc07304 このモーターは、今発売されている「Cool-Spinシリーズ」での最大のサイズになります。
グローエンジンにすると4C70クラスに匹敵するパワーを持っています。

Dsc07301 セット内容は、モーター本体の他、スパイダーマウント・プロペラアダプター・ゴールドコネクター・取付用ネジ・爪付ナットまで入っています。

Dsc07305 大きさが分かり易いように、今までシリーズ中一番大きかった「C3223-1200」と比較してみました。
モーター外径が35mm・本体の長さが46mmと一回り大きくなっています。
このサイズ差で、C3223が25クラス同等だったので、パワー的に飛躍的に大きくなってDsc07306 います。

バックプレートの形状が変わってスリットの数が増えて冷却性が上がっています。

Dsc07307 フロントも冷却口が大きくなり、モーターシャフトも5mmと太くなっています。
KV値が800と1000の2種類あり、KV800は、トルク型で3mクラスのモーターグライダーの大径折ペラを使うのに良いでしょう。
また、KV1000は、13×7ぐらいのプロペラをつけてスタント機や、スケール機などにいかがでしょうか。
ESCは、60A~80Aクラスのものが良いがお勧めのところです。
このサイズとパワーで、販売価格を9,450円とお手ごろ価格を設定しました。
大きいサイズの電動をやってみたいけど、費用が高額になると思われていたかた是非いかがでしょうか。


「MVVS 215 IFS RC PETROL」35ccガソリンエンジン

チェコ製のガソリンエンジン「MVVS 215 IFS RC PETROL」を紹介します。
Dsc07282 このエンジンは、TOPMODELのフランス本社に行ったときに、このエンジンを搭載した機体を実際に飛ばしてきて、非常に性能が良かったので是非日本にも紹介したいと思い仕入れてきたエンジンです。

Dsc07283 セット内容は、エンジン・プラグ・電子式イグニッション・プラグレンチ・説明書になっています。
マフラーは、別売になっています。

Dsc07284 この、35ccエンジンの本体は、グローエンジンをそのままガソリン化したような形で、グロー用の機体にも楽に搭載できそうです。
ヘッドの赤色のアルマイト仕上げがあざやかでいかにもパワーがありそうな印象をうけます。

Dsc07285 キャブレターはガソリンエンジンらしいしっかりしたものでが、コンパクトにまとまっています。

Dsc07286 排気口側にチョークバルブのコントロールと燃料吸入ノズルがついています。

Dsc07287 反対側にスロットルバルブコントロールとスロー・ハイのニードルがついています。

Dsc07288 プロペラシャフトもグローと同じ様になっています。
赤色アルマイトのプロペラワッシャーには、イグニッション様のマグネットが埋め込まれています。

Dsc07289 電子式イグニッションは、タバコの箱の半分ぐらいの大きさでコンパクトにまとめられていて、機体に搭載しやすそうになっています。

Dsc07290 プラグは、「BRISK Garden UR17 0,6」が標準でついていますが、日本では入手しにくいのですので、「NGK BMR6F」が互換性があるので、プラグを交換するときは、NGKが良いでしょう。

Dsc07291 プラグは、そのまま使用するのでなく、上の電極を写真のように平らにして使用します。
これは、イグニッションユニットのプラグキャップがスプリングでテンションをかけてエンジンについているカバー受けにネジ止めするようになっているからです。
一般的な差込式より確実に固定できるようにしているようです。

Dsc07293 イグニッションのタイミングセンサーはこのように取付けます。

Dsc07294 イグニッションを取付けた感じは、このようになります。
ほとんどグローエンジンと同じように使用できそうです。

Dsc07296 こちらは、オプションのピッツ型のマフラーです。
アルミ鋳造され見た目より非常に軽量に出来ています。

Dsc07300 エンジンをサイドマウントすると真下に排気が出てカウリングにも収まり良くなっています。

このエンジンは、非常に始動性もよくパワーも有りとても使いやすいエンジンです。
このエンジンを積んだ「ピラタス ターボポーター 2.5m」 を飛ばしてきてとても気に入って帰ってきました。

日本では、まだまだ知られていないエンジンですが、是非お勧めしたいエンジンです。


CADET 飛ばしてきました。

ブラシレスに換装したCADETのテスト飛行をしてきました。
早朝のホームの飛行場所へ寝坊をして行くとメンバーが先に来てもう飛ばしています。

Dsc07241 最近は、近くのキャンプ場が始まっているので、電動機がメインになっています。
この日もメンバーがモーターグライダーを持ってきています。

Dsc07263 この機体は、K&Sの機体でホットライナーのようにスピードに乗った飛行ができます。

Dsc07262 こちらは、サーマル工房のピラタスでスケール機ながら、なかなか気持ち良く上昇して良く飛んでいました。

Dsc07268 さて、CADETのほうは、いきなりフルパワーにせず様子をみなながら、トリムの調整をします。

Dsc07264 いよいよフルパワーで上昇をしてみます。
さすがに1.3mの小型の機体に10×6のペラにOK模型のターメリックに使用するパワーユニットで超オバーパワーです。

Dsc07266_2 モーターマウントをそのまま使用しているので、サイドスラスト、ダウンスラストともに足りません。
エレベーター・ラダーで当て舵を打ちながら機体姿勢を保つと気持ち良いスピードで垂直上昇していきます。

Dsc07275 ものの10秒もモーターランをすると翼長1.3mの機体は、点になってしまいます。
しかし、当て舵を上手くあててやらないと機体が真っ直ぐ上がってくれません。
でも、上昇力はなかなかのものです。
機体重量は、増加するのを心配していたのですが、2セルリポでバッテリーが軽く、元々のCADETの設計重量(NiMH仕様)以内の600gに収まっているので、滞空性能にはさほど影響ないようで、小さなサーマルも上手く捕まえて高度を維持してくれています。
さて、これで今年のEZカップでの上位が狙えるかな・・・・(^_^;)