皆さん、リポバッテリーの放電はどのようにしておられますか?
「えっ!放電?あまり気にしてないけど」というあなた!満充電にしたリポをそのまま放置しておくと寿命が短くなったり膨らんだりしてくるということ事をご存知ですか。
それを防ぐためにバッテリーを保管に適切な電圧にする「ストレージ(保管)充電、放電」という作業があります。
特に満充電にしたバッテリーを、フライト出来なかったからと言ってそのまま何日も放っておくなんて言うのは禁物で、必ずストレージ放電して電圧を保管に適した1セルあたり3.85Vあたりに下げておいてやらないといけません。
で、そのストレージ放電、バッテリーに溜まったエネルギーを熱にして捨てる訳なんですが容量、セル数の多いバッテリーの場合は相当大きなエネルギーになります。
ストレージ放電をするには、リポ専用・保管用放電器リポセイバーのほか、多機能充・放電器のなかにはストレージ機能を持ったものもありますが、多くの商品は放電能力(ワット数)が少ないので、容量が大きくセル数の多い(高電圧)バッテリーの放電には結構時間がかかってしまいます。
そこで、今回ご紹介するG-Force GD200放電器の出番となります。
最大放電能力200w、最大電流30Aという大きな能力を持つ製品で、200wの熱を捨てるために、ご覧の様に大きなヒートシンクと大径冷却ファンを装備、短時間でバッテリー電圧を保管に適切なレベルまで下げてくれる優れものなんです。
ご覧の様にヒートシンク、ファンのほか、赤い数字表示のディスプレイ、データ設定用のロータリーダイヤルを装備しています。
また、バッテリー接続口に入るXT60規格のコネクタ(コードとディーンズタイプ・オスコネクタ付)も付属しています。(写真はディーンズコネクタをゴールドコネクタに交換しています)
実際にバッテリーを接続、放電してみました。
操作は簡単、本体左側面のバッテリー接続口に放電したいバッテリーを接続し、正面右のロータリーダイヤルで放電停止電圧と放電電流をセット、ロータリーダイヤルを長押しすると放電が始まります。
なお、この装置を動かすための別電源(外部電源)は必要ありません。
使用したリポはTahmazo LP4S1P5000RE、4セル14.8V、容量5000mAhですが、これを繋いで放電停止電圧と放電電流をセット、スタートするだけで、停止電圧まで放電し、自動で止まります。
写真ではGD200放電器のほか、バッテリーのXH充電コネクタに電圧をモニタするためのG-Force G0023リポアナライザーを接続していますが、これについては来週解説させて頂きます。
放電が始まるとディスプレイに刻々と情報が表示されます。
左には刻々の電圧とスタートからの累計放電容量が交互に、そして右には実際に流れている電流が表示されます。写真では撮影した瞬間のバッテリー電圧15.46V、放電電流12.93Aと表示されています。
ここに表示された電圧と電流をカケるとワット数になります。
で撮影した瞬間のワット数を計算しますと、15.46Vx12.93A=199.90wとなります。このことから、放電器の中のマイコンがきちんと電流を制御して200wで放電しているのがわかりますね。
このようにマイコンが放電能力200wをキープするため、電圧が下がるにつれて放電電流がどんどん増えてゆきますので(もちろん設定した電流値を限度に)、本当に短時間でストレージ放電する事が出来ます。
大型、多セルのリポバッテリーをお使いの皆さん、高価なリポを上手に長く使う為の投資としてぜひG-Force GD200放電器をお備えください。
なお、この放電器はリポだけでなくリフェ、ニッケル水素、ニッカド、鉛バッテリーなど各種の充電池に対応しています。
詳しくはG-Force GD200放電器のカタログページをご覧ください。
ショップでは、4月12日(木)午前10時まで「限定商品購入で送料無料。10800円以上購入でも送料無料キャンペーン」開催中です。
詳しくはキャンペーン案内ページをご覧ください。