ちょっとクラシカルなスタイルと素直な飛行特性で人気のOK模型コマンダー148、ご承知のように先日コマンダー148-「3」にモデルチェンジをしました。
ところで、このシリーズは本来フィルム貼済ARF完成機なんですが、これまでメーカー直販サイト限定で生地完成モデルが販売されていたのはご存知でしょうか。今回、3型になったのを機にこの「コマンダー148-3 生地完成機」も販売店で取り扱う事が出来るようになりましたので早速ショップに出させて頂きました。
このARFコマンダー148-3、当然の事ですがフィルムの色、塗分けパターンなどが限られており、自分好みのオリジナルカラー、オリジナルパターンにしたいと思ってもフィルムを剥がして貼りなおす手間を考えるとなかなか手が出せないですよね。(店主の周りにはそれをやってしまった猛者も何人かおられますが・・・・・)
そんな時、この生地完モデルならばフィルム貼り作業の前に、キャノピーの無いオープンコックピットにしたり、機首のカウルをやめてオープンなエンジンマウント周りに仕上げたりなど、カラーリングだけではなく随所にモデラーのこだわりや好みを詰め込んだ改造をする事も可能ですよね。
自分だけの個性を持った色や塗分けにしたいと思っておられるかたや、キット組み立てのノウハウは持っているけれど、一から組み立てる時間がなかなかとれないとか、バルサを削る時のゴミやほこりが大変だ、というマニアにも格好の機体だと思いますね。
さて、こちらがコマンダー148-3生地完成モデルの中身です。
ご覧になってお判りのとおり、すぐにフィルム貼り作業が出来るところまで出来上がっています。もちろん、絹紙貼りにドープ仕上げという凝った造りにすることも可能です。
そしてキットの付属品はOK模型製ARF完成機の標準パターンそのままで、エンジンマウント、グロー用燃料タンク、タイヤ、スピンナー、リンケージパーツなどが揃っていますのでARF感覚でメカ積み作業を行う事ができますね。
ところで、ここで一点気がついた点を。
写真左上のほうにあるカウリングですが、ご覧の様に白いプラスチック地のまんまです。ARFモデルではカバーリングフィルムの色に合わせて工場で塗装がされているんですが、ここは機体の色に合わせてお客様で塗装していただくという事になりますね。
メーカー希望販売価格がフィルム貼済ARF完成機と同じということでコストはかかりますが、自分オリジナルを詰め込んだこだわりの機体が持てるという満足感を味わえるコマンダー148-3生地完成機、近づく春のフライトシーズンを前に一度ご検討されては如何でしょうか。