先週、直前情報としてご紹介させていただいたPILOTシークアーサーDXですが、入荷数が少なかったこともあり、入荷後ごく短時間で売り切れとなってしまいました。楽しみにお待ち下っていたすべての方にお渡しすることが出来ず、誠に申し訳ございませんでした。ここに改めてお詫びを申し上げます。
メーカーではただいま生産に励んでおり7月下旬には次の出荷が出来るとの事ですので、皆様には今少しお待ちくださいますようお願い致します。
さて、そんな人気のシークアーサーですが、まずは胴体まわりをご紹介させていただきます。
シークアーサーの紹介に、メーカーサイトの製品案内などでは「シトロン2からのステップアップに最適」と謳っていますので、ところどころにシトロン2との比較も交えて解説してゆきますね。
まず、胴体の主要パーツですが、ブルーのプラスチック製キャノピー、白い胴体ポッド、黒いテールパイプで構成されています。
胴体ポッドはシトロン2と同じABSプラスチックの成形品ですが、ひとまわり大きくなっていますので、シトロンシリーズのメカ積みの窮屈さからは解放されそうですね。
そのポッドに続く後部胴体ブームはカーボン製のテーパーパイプになっています。シトロンのストレートパイプにかわってテーパーパイプを採用することで剛性、強度ともに増しており、それによって舵の利きもスティック操作に的確に反応するということです。
胴体ポッドの中を主翼取付部から覗いてみました。写真の上が後方になります。
この胴体、シトロン2ではテールブームが工場で取付済でしたがシークアーサーでは別部品に分かれていますのでお客様の手で取付、接着する必要があります。
そのテールパイプの取付は正しい角度で行わなければならないのですが、シークアーサーではレーザーカットで正確にカットされた胴枠部品を胴体内部に接着済みとしていますので、説明書に従って工作をすれば、間違いなく、右に見えるテーパーカーボンパイプを正確に胴体に取り付けることが出来るようになっています。
ちなみに、カーボンパイプは胴体の一番前、機首から差し込みます。
ところで、この小さい二つの丸穴は何だかお判りになりますか。
場所は胴体ポッド後方の下面、右にはカーボンテールパイプ取付穴が見えますね。
実はこの2つの穴は胴体の中の空気を機外に吸いだす冷却空気排出口なんです。
この排出口はご覧の様に胴体の表面より凹んだ位置にありますので、飛行機が進むと前から後に流れる空気が凹んだ部分で中の空気を吸いだし、アンプやバッテリーを冷却する手助けをするようになっているんですね。
空力をうまく利用したなかなか面白く、かつ有効なアイデアですね。
以上、胴体まわりのチェックはこれぐらいにして、本日は皆さんにお知らせがあります。
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