ニューARFフロート

梅雨入りと言いながら、関西ではこのところ結構涼しい日が続いています。
でも間違いなく暑い夏はすぐそこまで来ています。
そんな夏の風物詩と言えば、涼しげな水しぶきを上げて離水、きれいな航跡を残してタッチアンドゴーを繰り返す水上機!ですよね。


そのようなタイミングを見計らってかどうか判りませんが(もちろんそうだとは思いますが(笑)、OK模型よりニューARFフロートが新発売されました。

名前の通り、ARF、すなわち本体は完成で、手持ちの(もちろん新作もOKですが)陸上機にフロート支柱取付台を取り付けるという僅かな工作で、簡単に陸上機を水上機にコンバートできるというものです。
適合する機体サイズですが、メーカー発表では2C 40~50、4C 50~70クラス、但し機体重量2800gが優先します、という事です。フロートは容積が重要ですから、機体サイズよりも重量がフロートに釣り合っていることが優先という訳だそうです。

出来上がりは上写真のように双フロート形式で、アイランドブリーズスプラッシュに使用されているものと基本スペックは同じという事ですから、離着水性能などは実証済ですね。

それでは季節ものという事で、入荷ほやほやのものを早速ご紹介させて頂きます。

メーカーから頂いたキット内容写真です。
フロート本体は完成済みですが、いろんな機体に合わせることが出来るよう(取付角度などを調整できるよう)、取付ベースのベニヤ板2セットが別部品となっています。
黄色く見える部分は支柱取付部のカバーを仮止めしているテープです。

フロートを手にしたとき、想像に反してあまりに軽く感じたので重量を計ってみました。
一本141gです!
4本のジュラ支柱も入れて全備重量560gというメーカー発表データにも納得しました。

支柱取付部に仮につけられているカバーをめくると、中の構造が見えます。
前端から後端まで通っているベニヤ板のキールを挟んで両側に発泡スチロールが詰まっています。ですから、仮にフロートが損傷したとしても内部に水が入って沈する、という心配がありません
この凹みに支柱取付ベニヤを接着することになります。

フロート本体を前から見たところです。
上面は比較的単純なカーブをしていますが、底面、特に前端からステップまでは複雑な曲面をしています
また、十分な強度が必要となる部分でもありますので、整形と補強を兼ねたABSプラスチックの成形品でしっかりとカバーされています。

この角度から見ると底面の微妙なカーブ両サイドの波抑えなどが良くわかると思います。

セットには日本語説明書が入っており、水上機の肝であるフロートの取付位置や取付角度についてもきっちりと説明されています。

ちなみに、こちらは同スペックのフロートを装備しているアイランドブリーズスプラッシュの水上滑走から離水に移るシーンです。
水上機の醍醐味が一番感じられる一瞬ですよね。

この夏水上機をと考えておられる皆さん、ぜひこのニューARFフロートを愛機に取り付け、爽快な離着水をご堪能ください。