テーパードリルビット1.2-2.0mm

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今回ご紹介させていただくのは、OK模型から新発売された「テーパードリルビット1.2-2.0mm」です。

 

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ご覧のように先端に行くほど細くなったドリルの刃です。
先端の直径が1.2mm、そこから付け根に向けて28mmの長さの間で直径が2mmになっています。
つまり28mmの長さの間で0.8mmのテーパーとなっており、この範囲内で、穴を開ける深さによって直径を変えることができるものなんですね。
なお、刃の全長は50mmありますが28㎜ポイントから付け根までは2mmのままですので、このドリルで開けることができる穴は直径2mmまでという事になります。

さて、この1.2mmから2mmのテーパーという太さで一番利用できそうなシーンですが、サーボホーンやコントロールホーンの穴をプッシュロッドのピアノ線がぴったり入るように調節することが考えられます。
ピアノ線が入るホーンの穴を拡げる場合、1.6mmとか1.8mmとかの太さのドリルを使うというのが一般的だと思いますが、リンケージのアタリ(硬さ)の強弱の好みは人さまざまだと思います。
ちょっと固め(渋め)のほうがガタが無くて安心、という方もおられるでしょうし、少し緩めで(もちろんガタは無しで)スムースに動いたほうが好き、という方もおられるでしょう。
そんな時このテーパードリルビットを使えば、サーボホーンやコントロールホーンの穴の直径を微妙に調整することが出来るので大変重宝すると思います。

 

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これはFUTABA製サーボの一般的なサーボホーンの穴にテーパードリルビットを差し込んだところです。
穴の直径は1.5mmとのことですが、ご覧の位置まで入りました。

 

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同様にJR製サーボのホーンに入れてみました。
FUTABAの場合とほぼ同じですね。

 

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このホーンの穴を、一般的な1.8mmピアノ線が入るように広げてみましょう。
まず今回使用するピアノ線の直径をノギスで測ったところ、直径1.78mmと表示されました。

 

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テーパードリルビットを電動ドライバーに取り付けて使用しました。
ちなみに、このビットのシャンク(軸)は一般的な六角シャンクになっていますので、そのまま簡単に取り付けることができる工具も多いでしょう。

今回使用したサーボホーンはプラスチック製ですので、一気にドリルを押し込んでしまうと穴が大きくなりすぎてしまいます。
ですから、ほんの少しづつドリルを回して穴を拡げてはピアノ線を差し込んで、現物合わせをしながら広げてゆきます。
この時、片面からだけ開けず、両面から交互に少しづつ拡げるようにすればよいと思います。

 

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少しきつめですが、ピアノ線が入る太さまで穴がひろがりました。
これから先、もう少し広げてスムースに動くほうが良いのか、少しきつめのほうが良いかは皆さんのお好みで調節してください。

このあたりの0.1mm以下の「微調整」ができるのがこのテーパードリルビットの最大の特徴だと言えます。

 

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1.8mmピアノ線がぴったり入るように広げたホーン(左側)と加工前(右)のホーンの穴をビットに差し込んでみました。
ご覧のように、深さにして5mmほどの差になりますね。この深さの差が穴の直径の差になるわけです。

このほか、早速使用されたお客様からこんな用途もあると聞きました。
それは、タッピングビスをべニアのサーボマウントなどにねじ込む時、それも粗悪なべニア板に。
錐で下穴を開けたり下穴なしでタッピングビスを強引にねじ込もうとすると積層したべニアがバラバラになってしまうことがあるそうです。
そんな時、このドリルビットを使うと、無理やりベニヤ材を押し広げるのでなく、ちゃんと刃で切り拡げてくれますので、(粗悪なべニアにでも)先細の下穴をきれいに開けることができるという事です。

メカ積みなどに重宝する「テーパードリルビット」、ぜひあなたの工具箱に一本お備えください。

 

さて、先週に引き続き「模型ホビーショー先取りセール」のお知らせです。
9月21日(水)までの期間限定で開催中で、商品の追加も随時行っています。
ぜひ一度セール会場をご訪問ください。